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    やつがたけ    ・  あかだけ
15.
 八ヶ岳主峰・赤岳


高嶺の女王コマクサと巡り会える!



八ヶ岳主峰・百名山

登山中級の上クラス、
山小屋(赤岳鉱泉)1泊
左の3つのとんがりの山が赤岳、右が中岳
    標高 2899.2m
行者小屋より撮影   2002.7.28  5:30AM


大同心・小同心・横岳
 (行者小屋より)
赤岳山頂:標高  2899.2m標高
♪頭を雲の上に出す”富士山 (赤岳頂上小屋より) 雲海に浮かぶ日本アルプス(赤岳山頂より)


高嶺の女王:コマクサ (赤岳より中岳への途中)


登山口へのアクセス: 新宿駅西口よりツアーのマイクロバスで中央道経由・美濃戸口へ
登山口へのアプローチ: バスを美濃戸口で下りて、林道を美濃戸山荘まで歩き、
その左手先が登山口
登山ルート:  1日目:美濃戸口→赤岳山荘→赤岳鉱泉
2日目:赤岳鉱泉→行者小屋→赤岳天望荘→赤岳頂上小屋
           →赤岳山頂→中岳→中岳コル→行者小屋→赤岳鉱泉
           →赤岳山荘→太陽館


[1日目]  7/27(土)
7:30集合 新宿駅西口・都庁地下駐車場 (マイクロバスで) 7:35発
[中央道]
9:30着 談合坂SA 9:50発
[諏訪南IC]出る
11:30 太陽館
11:35着 美濃戸口 冷やしトマト・きゅうり
        @100円
WC(有料50円)
11:45発
[登山開始] 3時間半
13:00着 赤岳山荘 (弁当)
冷やしトマト @100円
WC(有料50円)
13:30発
14:20着 堰堤広場 (休憩10分) 14:30発
(休憩10分)
[登山終了]
15:30着 赤岳鉱泉 (宿泊・入浴)
[2日目]  7/28(日)
3:39 起床
4:20集合 赤岳鉱泉 4:25発
[登山再開] 5時間
5:00着 行者小屋 (朝食・パン弁当) 水
WC(有料)
5:35発
6:00着 (地蔵尾根) (休憩10分) 6:10発
6:50着 天望荘 WC(有料100円) 7:00発
7:35着 赤岳頂上小屋 WC(有料)
赤岳山頂 (休憩20分) 8:00発
8:50 (休憩10分) 9:00
中岳山頂
10:10着 行者小屋 10:20発
[登山中断]
11:00着 赤岳鉱泉 (昼食・カレーライス) 11:45発
[登山再開] 2時間
12:35着 堰堤広場 (休憩10分) 12:45発
赤岳山荘 冷やしトマト @100円
[登山終了]
14:20着 太陽館 (入浴1時間) 15:20発
(マイクロバスで) 渋滞
諏訪・峠の釜飯おぎの屋 (休憩30分)
諏訪IC    [中央道]
境川PA (休憩15分)
談合坂SA (休憩15分)
新宿駅西口 21:00着


鹿だー!  「鹿がいるー!」 そろそろ、太陽館かな?って辺りで、山の中に数頭の鹿
がいた。マイクロバスからなので、あっという間に通り過ぎてしまった。
み の と くち
美濃戸口
 太陽館でガイドさん(赤岳鉱泉のチーフ)が乗り込んで、美濃戸口の八ヶ岳
山荘前でバスを降りる。いよいよ登山開始。北沢のコースを取る。南沢を行く
と、行者小屋だ。途中、ガイドさんの案内でショートコースの山道に何度か入り
ながら、緩やかな林道を登る。ちょっと飽きる。ガイドさんが居ない時は、キノコ
取りの山道などがあって道に迷い易いので、林道で行った方が良いとのこと。
 山道の途中に、あのギンリョウソウ(きのこ?)が咲いている。デジカメで撮り
たいが、ツアーの団体行動のため諦める。シャッターチャンスの時間的ゆとり
がないのが、ツアーの泣きどころ。またも、出会いながら撮影出来なかった。
 途中の山道には、ミヤマオダマキ・ホタルブクロなど、花が多い。オダマキは、
よくある紫ではなく生成色。逆にホタルブクロは紫が強い。花は、梅雨のシーズ
ンが一番多いらしい。
赤岳山荘  ランチタイムのために、休憩する。冷たい水に浸かった真っ赤なトマトがお
いしい。これはお薦め。 
えんてい
堰堤広場
 やっと林道とオサラバし、山道で木立の中を進む。ダムをちょっと過ぎて
休憩する。、幾つか橋を渡りながら、沢沿いを歩くので涼しい。マイナスイオ
ンを浴びながら、ホントに気持ちいい。
赤岳鉱泉  宿泊する小屋に到着。夕食が山小屋のディナーとは思えないほど、とても
豪華。ここは温泉が有る小屋として、有名らしい。山小屋のため、石鹸は使
えないけど、汗が流せるだけでも幸せー。それに、生ビールを去年から始め
た。中ジョッキ1杯800円、おいしいー! 感激!
 9時消灯とは言え、明日は4時20分集合なので、7時頃にはみんな布団の
中。250人定員の所へ300人宿泊のため、一枚の布団に二人で寝る。
いよいよ登山  4時半出発のはずが、みんなやる気満々で、5分前に出発。
行者小屋  中山尾根を越えて行者小屋へ。ここで赤岳鉱泉のパン弁当の朝食を取
る。赤岳鉱泉の鉄分混じりの水と違っておいしい水なので、ペットボトルに水
を詰め、スポーツドリンクの粉末を溶く。目指す赤岳や地蔵尾根の登山道
が見える。道は垂直に立っているように見える。這いつくばって登るのか
な?
地蔵尾根  下から見上げた程には、急な道では無かった。立って登れる。しかし、所々、
両手が必要だ。先発隊の「ヤッホー!」の声が聞こえる。尾根に出たら、もう、
こっちのもの。平坦な尾根道が続く。
天望荘  程なくして天望荘に辿り着いた。ここからまた上りで、夕べ、明かりが見えた
頂上小屋だ。もう、一踏ん張り。
赤岳頂上小屋  頂上小屋の周りには、高嶺の花、”こまくさ”が咲き乱れている。地元の子ども
達が増やしているとのこと。しかし、囲いがあって、接写不可能。3倍ズームに
しても、小さくしか写らない。赤岳山頂まであと一息。左手に富士山が歌の通り、
頭を雲の上に出している。富士山はホント、遠くで見るほどカッコいいー!
赤岳山頂  とうとう、山頂! 祠と一等三角点がある。ぐるっと360度の大パノラマ。山頂
でこれほど、くっきりと見渡せたのは、数える程しかない。お天気にも恵まれ、
雲海の上に、槍ヶ岳などの日本アルプスや蓼科山が肉眼ではっきりと見え
る。3000m近くまで苦労して登って来た甲斐があった。
中岳  赤岳山頂から中岳方面へ下り、中岳山頂へと登る。本日の最難関。赤岳か
らの下りは、両手を空けておく必要がある。大きな岩場を両手を使いながら下
る。ちょっとスリルがあって面白いが、風が吹いたら危険だろうなー。それに、
縦走で重いザックを背負っていたら、荷物に振られそうで怖い。幸い今回は、
不必要な荷物は鉱泉に預けているので、最低限の荷物だけで行動している
から楽だけど・・・。途中、中岳の付近で、左手の岩場でコマクサを接写。この
地点をガイドさん(今回のガイドさんは、行者小屋の方)に教えて貰って良か
った。濃い青色のイワギキョウも沢山咲いていたが、今回の登山の目的が、
高嶺の女王コマクサに出会うことだったので、コマクサばかりを追った。中岳
山頂からは、周りの山々がとても良く見える。ここもビューポイントだ。
中岳コル  中岳を下ると、阿弥陀岳との分岐、コルに出る。ここでザックを置いて、阿弥
陀岳に登る人もいる。鉄の網で出来たザック置き場がある。中岳への上りの
3倍、あと1時間半ほどかかるらしい。このツアーは、阿弥陀岳はパスして、
中岳道で下山する。行者小屋を経由して、赤岳鉱泉に戻る。
カレーだー!  山小屋の食事の定番、カレーライスの昼食を赤岳鉱泉で頂く。辛いカレーが
旨い。熱いお茶もおいしい! 
いよいよ帰路  元来た道を太陽館まで下る。沢の底は赤茶色い。特に、上流ほど色が赤い。
水に鉄分が混じっているらしい。この赤が、赤岳の由来らしい。だから、赤岳
鉱泉の水はおいしくない。沢の白い水しぶきが目に清々しい。奥入瀬渓谷を
歩いているような錯覚に陥る。山道が終わると、美濃戸山荘に到着。その先
の赤岳山荘で、”冷やしトマト”を丸かじりして、一休み。後は林道を下って、
太陽館を目指す。
太陽館 温泉で汗を流す。ビールがウマイ!


《みっふぃーのひとり言》 <コマクサへの想い>
 高嶺の女王コマクサと巡り会いたい。これがこのツアーに参
加したみっふぃーの目的。モノホン(天然)のコマクサには、
3000m級に登らないとお目に掛かれない。高一の時、山渓の
「山の花」でコマクサを見て以来の念願がやっと叶った。長か
ったー。前に一度、草津の西の河原で売られているコマクサと
会ったのが、初めての出会い。実物は随分と小さいんだと言
うのが、その時の感想。(しかし、高山植物を取って売っても
いいのかな?)それ以来、山に咲くほんまもんのコマクサに会
いたかった。憧れを裏切らない可憐さ。数十年に渡る想いが
、今、成就した。

 今回もまたまたとある山ツアーに参加。参加者は男15名、
女15名の計30名。3分の1位が夫婦連れ。30名全員が赤岳
登頂に成功。やはり、中級ともなると、日頃からトレーニング
をしている登山歴のある方々ばかり。全員が登頂成功と言う
ことは添乗員さんにとっても珍しいらしい。これだけでも、快適
な気分だ。添乗員さん1名、ガイドさん2名、運転手さん1名。
今回は、赤岳鉱泉からは15人ずつの2つのパーティーに分け
たので、途中での上りと下りのすれ違いも楽だったし、グル
ープのまとまりも良かった。


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