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        あらふねやま                      
89.  荒船山(西上州) 

     ーー1)上信越の山々を望むテーブルマウンテンーー
           山容が船に見える日本二百名山
               (登山初級・低レベル)

              ↓艫岩  ↓艫岩                       ↓経塚山
          ともいわ(あらふねやま)
       艫岩(荒船山)@内山峠〜岩屋
             2009.10.17撮影
艫岩@荒船山艫岩展望台             きょうづかやま
        経塚山(行塚山)@岩屋〜一杯水

1. 岩屋 (標高1220m) 2. 紅葉@岩屋
  きょうづかやま
3. 経塚山(行塚山)@山道       ↓
  いっぱいみず
4. 一杯水
5. 荒船山艫岩展望台 (標高1370m) 6. 祠@経塚山山頂
7. 荒船の火@経塚山山頂 8. 荒船山山頂(経塚山山頂) 標高1422.5m
9. 荒船不動尊 10. 弘法大師遺偲報恩供養塔@荒船不動尊
《荒船山の花》 トリカブト@経塚山〜荒船不動尊

引用文献 1) クラブツーリズムのパンフレット

アクセス: 往路: 新宿西口都庁駐車場脇→<関越道>→三芳PA→下仁田IC
→下仁田こんにゃく観光センター→内山峠P
復路: 草笛ドライブイン→神津牧場→下仁田こんにゃく観光センター→下仁田IC
→<関越道>→三芳PA→練馬→新宿西口
アプローチ: 内山峠駐車場の奥に登山口あり。
ルート: 内山峠P(1080m)・・・→岩屋(1270m)・・・→一杯水・・・→艫岩
・・・→荒船山艫岩展望台(1370m)・・・→(平坦な雑木林)・・・→案内板(1280m)
・・・→経塚山(1422.5m)・・・→案内板(1280m)・・・→荒船不動尊(1040m)
・・・→草笛ドライブイン(900m)
 80名の大パーティーだったため、すれ違いや通り抜けに時間が掛かり、コースタイムは普通より
長くなってしまった。荒船不動尊を出た舗装道路は、マイクロバス1台位なら進入して待機出来る。
スタートの内山峠は乗用車20台位の駐車場。通り抜けのルートを選べるのが、ツアーの良い点。

新宿駅西口 大型バスで関越道へ 7:40発
8:25着 三芳PA wc 8:40
下仁田IC
10:00 下仁田こんにゃく観光センター 弁当受け取り  wc 10:40
内山峠P [登山開始] ストレッチ 10:55 約5時間
(含休憩)
岩屋 11:20
一杯水 11:55
12:55 荒船山艫岩展望台 弁当休憩    wc 13:20
14:00 経塚山(きょうづか)
15:00 荒船不動尊 wc
15:55 草笛ドライブイン [登山終了] ストレッチ 16:15
16:25 神津牧場(こうづ) 芋子汁・ジャージー牛乳 16:55
17:30 下仁田こんにゃく観光センター wc 土産物購入・蕎麦茶
(ねぎコロッケ100円)
17:55
三芳PA wc (缶コーヒー120円)
練馬(目白通り) 希望者下車
8:30着 新宿駅西口

《みっふぃ〜のひとり言》
 この山ツアーに申し込んだのは随分と前のことになる。申し込んだ後で、この山で世間を驚かす大変な事故が起きてしまった。”クレヨンしんちゃん”の漫画家の臼井儀人氏が行方不明になり、その後、荒船山の艫岩の大岸壁で遺体となって発見されたのだ。近くにカメラが落ちていた事などから、覗き込み過ぎて誤って落ちてしまったのではと、推測されている。この事故で有名になってしまった所為なのか、山ツアーに参加して初めて、大型バス2台の80名参加という大所帯のツアーになってしまった。こんな大勢での山歩きなんて、学生時代の遠足以来のこと。初級・低レベルとあって、幅広い層が参加可能だった所為も有るのかも知れないが、いやはや驚いた。一般の登山者の方々には、すれ違いや通り抜けなど、大変迷惑をお掛けしました。 艫岩や、荒船山艫岩展望台には花が手向けられていた。明日は、弔い登山があるそうだ。
 明日は晴れらしいが、残念なことに今日は曇り。それでも、雨が降らないだけ益しか? 内山峠Pには、既に一般の乗用車が満杯の状態。1号車は、10人ずつの4班編成で行動する。駐車場の奥の登山口へと、ガイドさんに付いて1班から一列に並んで登り始める。右下の沢沿いに、下りながら進む。樹林の中、足下の腐葉土が柔らかくて気持ちいい。久々の山歩き、ウキウキしちゃう。登山道が途中台風で破壊されたとかで登山不能だったのが開通して、やっと登山再開となったのだ。
 岩屋の頭上を見ると、緑の葉の他に、黄色くなった紅葉が太陽を浴びて輝いていた。紅く色付いているモミジもあるし、今年は紅葉の山歩きが叶った。紅葉のピークはもう少し先のようだけど・・・。
 一杯水は、一筋の水が岩からパイプを通って流れている。登山再開ルートは虎ロープを垂らしている岩場を登って迂回するようになっていた。片足を置くのがやっとの幅で、岩の周りを虎ロープを横に張ってあるところがあったり、ハシゴを登ったり、大きな穴を越えたり、滑る鉄の橋を渡ったりと、結構楽しめるルートだった。テーブルでは、黄色に色付く紅葉の雑木林の中、平坦な腐葉土の山道歩きが続いて楽しい。経塚山だけが、突然の登りだ。直前は急登で、山頂は20人がやっとぐらいだから、山頂で写真撮影したら、ピストンで下って交代。山頂からの景色は霞んでいて見えないから、長居する意味もないし。経塚山は、現地の立て札には行塚山とかかれてあった。ここからの下りは関東ローム層の粘土で、濡れて滑り易く気を使った。小さな流れや小川を渡るのも、気を使う。山道の脇に、紫色のトリカブトが一輪。疲れを癒してくれた。この季節は中々花と出会えないが、荒船不動尊から先の舗装道路の脇には、黄色い月見草が咲いていた。そう言えば、山道には、白い野菊も咲いていた。ほんの数輪の花が山歩きに潤いを与えてくれる。花ってスゴイ! 夏山のように沢山の花々に会える時には気付かなかった「花の素晴らしさ」を感じた。
 あっという間に山歩きが終わってしまい、詰まらない舗装道路のダラダラ歩きを50分。「マイクロバスだったら進入可能で、歩かないで済んだのに。」と、ぼやきつつ。ガイドさんの仰ることには、「舗装道路の最後のY字路で右折しないと、ドライブインには出られずに、この道はドライブイン前の道路の上を越えて行ってしまう。」そうだ。右折、要注意だ! 舗装道路上にポツポツと雨粒が濡れ出した。目の前に草笛ドライブインが現れ、バスが止まっていた。ストレッチをして、バスに乗り込む。
 神津牧場の”もみじ祭り”は、到着が遅すぎて終わってしまったが、芋子汁のサービスはあるそうで立ち寄る。そんなとこ寄らずに帰りたいと我まま言ってる輩もいたが、コースは変えられないでしょう。80杯分の汁を煮て待って居るんだから。牧場には、茶色いジャージー牛が小雨の中に居た。あの牛からコーヒー牛乳が出るんだなんて冗談を言いながら、傘を差して建物へと急ぐ。列に並んで芋子汁を待つ間、ジャージー牛乳を頂く。味が濃厚で美味しい。待たされて、やっと頂いた芋子汁の温かさにホッとする。すき焼きのタレを薄めた感じの汁に、サトイモと薄い牛肉とこんにゃくが浮いていた。
 行きに立ち寄った”下仁田こんにゃく観光センター”に立ち寄って、お土産を購入することに。到着するや、小さな”ねぎコロッケ”のサービス。冷めていて、ちょっと油が回った感じ。お土産にもどうぞと言うが・・・。お菓子のお土産を手に入れて、やれやれと、蕎麦茶を飲んでるツアー仲間に加わった。「揚げたての葱コロッケは美味しかったわよ。」との情報に、慌ててコロッケ購入の列に並ぶ。だけど、コロッケが揚がらずに待たされる。バスが出発しちゃうよと心配になる。TD,バスの運転手さんが、コロッケが揚がるまで待って下さることになった。ツアー仲間を待たせることになっちゃったけど、バスに乗ってから熱々の葱コロッケに被りついたら、美味しいこと。これで夕食になっちゃった。普通のコロッケの玉葱が長ネギになっていて、キノコも入っているポテトコロッケで、味が付いているからソース不要。1個100円てのも、いいよね。お薦めですよ〜♪
 今回の山ツアーは人数が多過ぎた所為か、温泉が無くなってしまった。で、ビールを飲む気にも成れなかったが、帰りのバスはよく寝むれた。渋滞があったかも分からないくらいに。新宿に20:30頃に到着したのだから、車の流れは良かったんだろうね。今年は紅葉の山歩きが叶ったことに、感謝。雨飾り山の紅葉が綺麗だとの情報があるので、来年の秋山はそこにしようかな?2009.10.19記


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