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      ぶ  こう  さん
108. 武甲山

色々と考えさせられちゃう山

その痛々しい姿を電車から目にしたら、
山がなくなりそうで、
一度は登ってみたい山

武甲山@武甲の湯付近
2012.5.13撮影
芝桜の丘@羊山公園&武甲山
2009.4.28撮影

1. 生川(うぶかわ):壱丁目 (武甲山登山口) 2. 武甲山御嶽神社参道 3. 不動明王の祠
4. 杉の枯木 5. 杉の大木 6. 大杉の広場 標高:1000m
7. 御嶽神社@武甲山頂 8. 五十二丁目:御嶽神社 9. 狛犬@御嶽神社 (ちょっと可愛い狼のような)
10. 武甲山山頂:展望台 標高:1304m
    周りの山々の案内板あり
    
11. 武甲山頂展望台からの眺め
      天城山、谷川岳、両神山などが見えた。
12. コバイケイソウ@御嶽神社
13.  御嶽神社の下に戻る。  ←浦山口登山道  14. 「長者屋敷の頭」  →橋立を経て浦山口駅 15. 「水場へ2分」 左の水場へは行かず右に折れる
16. ← 「浦山口駅(橋立コース)」
     セメント採掘場への登山禁止の虎ロープ
17. 橋立川・古い橋(通行禁止)↑と今の橋↓ 18. 武甲山登山口(浦山口からの)
    橋を出ると、ここで山道は終わり。
19. 滝 20. 橋立神社 道の左手に鎮座。 21. 武甲山の岸壁 
22. 土津園(はにつえん):蕎麦屋
    山バッジ(500円)あり。楽焼・ソフトクリーム300円
     近くに鍾乳洞あり。
23. SLと浦山口駅(うらやまぐち:秩父鉄道)
     時々、SLが走るとか・・・。
      (パレオ・エクスプレスを牽引するC58
24. 浦山口駅(秩父鉄道)
     名水を通り過ぎ、線路の下を通って、左手上に駅あり。
     suica・pasmo使えない。
25. 横瀬駅(よこぜ:西武鉄道池袋線) ≪武甲山の花々(山頂付近)

アクセス: 往路: 池袋駅(西武池袋線・快速急行・三峰口行き750円) 7:05発→(飯能駅)
→(西武秩父線)西武秩父駅 8:50着
復路: 浦山口駅(西武秩父線370円) 14:37発→お花畑駅 14:42着
・・・→西武秩父駅(西武池袋線) 15:07発→横瀬駅 15:10着[特急ちちぶ38号チケット購入]

横瀬駅(特急ちちぶ38号) 17:29発→池袋駅 18:46着
アプローチ: 西武秩父駅→(タクシー10分2600円)→生川登山口 「タクシーは横瀬駅からでOK」
ルート: 生川登山口(鳥居・壱丁目518m)・・・→(キツイ上り 1時間)・・・→大杉の広場(休憩)
・・・→(緩い上り 1時間)・・・→御嶽神社・→武甲山頂1304m(展望台・弁当休憩30分)
・・・→山頂下十字路・・・→(下り40分)・・・→長者屋敷ノ頭・・・→(きついジグザグの下り40分)
・・・→橋(林道終点)・・・→(林道40分)・・・→土津園(はにつえん:蕎麦屋、休憩20分)
・・・→(アスファルト道10分)・・・→浦山口駅
≪武甲温泉へのアクセス≫
西武池袋線横瀬駅より歩いて10分。駐車場あり。貴重品ロッカーは脱衣場にあり、100円使用後に戻る。 入館券(大人 800円)

《みっふぃ〜のひとり言》
 春になったから、飾ってあるポストカードを”羊山公園の芝桜”に変えといた。それを見た相棒が、「武甲山に行こう!」って言い出した。言い出しっぺは、いつも計画を立ててはくれないので、私がネットで検索。2007年5月決行のHPを見付けた。西武秩父からタクシーで登山口の生川へ、武甲山頂を経て浦山口へと出るルート。
 西武秩父からタクシーに乗ったら、横瀬駅を通過した。横瀬駅にはタクシーがいっぱい並んでいたから、こっちの駅からの方が良かった。 生川の駐車場は満車で路上駐車があって、タクシーは戻るのも大変そうだった。
 一丁目の石のある鳥居をくぐって登山口へと向かうと、逆方向へ向かって来るヤマンバ二人組とすれ違い。登山口を間違えてるよー!! 子供連れの家族が居るから、登山はそんなに大変ではないのだろう。登山口まで車で来て、山頂からピストンで戻れば、子供でも歩けそうだ。しかし、浦山口への下山路は子供には無理だろう。
 緩やかな林道を川に沿って登る。不動明王の祠の先で、急な山道が始まった。チョットきつい。枯れた杉の大木や現役の大木と出会う。標高1000m”大杉の広場”に出たので、ちょこっと休憩。表参道は予想通り、丁目の案内標示があるので迷わない。
 二又の分岐で、右の道を選んで登る。開けた場所に出た。御嶽神社だ。ひょうきんな表情の狼の狛犬がお出迎え。神社裏手の岩場を登ると展望台で、「武甲山頂1304m」の標示がある。柵の向こうは、セメントとして切り取られた石灰岩の大岸壁。眼下に、茶色っぽくなてしまった羊山公園の芝桜が見える。遠くは白い雪の谷川岳、天城山、近くは両神山。晴天に恵まれて、山々がくっきりと見える。ここには円形の山々の標示があるので、山の名が分かる。
 神社の周りで、大勢の登山客がお弁当を食べている。コバイケイソウの黄緑の葉っぱが、目に鮮やかだ。ここで座って、お弁当にする。
 御嶽神社から真っ直ぐの道を下って、”山頂下十字路”を探す。「浦山口登山道」の方向へと下る。男子高校生の一段が登って来るのと出会った。普通は登りに道を譲るのだけど、大勢なので先に通してもらった。ちょこっと下ると、またも標示。”長者屋敷の頭”だ。ここがシラジクボや子持山・大持山との分岐だ。右に折れて、橋立、浦山口駅へと下る。「水場2分」の標示。水場へは行かず、右に折れて、橋立を目指す。虎ロープが張ってあり、「橋立へ」との赤い目立った標示。石灰岩の採掘場へ侵入しないようにとの意味だろう。急なジグザグの道を下っていると、登って来る一段とすれ違った。橋立からの登りは、かなりキツイと思うけど・・・。もう、午後なのに、まだまだ登って来るなんて、明るいうちに下山出来るんだろうか?
 突然に川に出た。現役の橋の頭上に古い橋が掛かっているが、今は通行禁止。新緑に包まれて、気持ちがいい。先へと進むと真新しい橋があり、渡ると、浦山口の登山口に出てしまった。ここからは林道歩き。小さな滝があったり、左手に橋立神社があったりと、結構楽しい道だ。
 目の前に、大岸壁が現れた。「山バッジあります。」の看板を見付けた。土津園(はにつえん)という蕎麦屋さんだ。バッジ欲しさに立ち寄る。楽焼をしてる客や、蕎麦を食べてる客がいる。「ソフトクリーム」の文字に目を引かれ、二人で1個を食べることにした。お茶のポットがあったので、乾いた喉には有難かった。お店の女将さんが、「昨日採った筍を煮たので、食べて。」と持って来てくれた。山バッジとソフトクリーム1個で、こんなに親切にされちゃうと申し訳ない。おまけに、浦山口から西武秩父への乗換案内までしてくれて。
 浦山口駅まで歩いて10分というので、電車の時刻に合わせて店を出た。道の脇で、ポットに清水を入れてる人がいる。名水が出るらしい。突然、蒸気機関車の音が聞こえて来た。SLだ。デジカメを構えた。間に合って、浦山口駅のホームとSL撮影に成功した。後で鉄ちゃんにメールしたら、パレオエクスプレスを牽引するC58と教えて下さった。
 駅は上の方にある。どうやって行くのかな!? 線路の下をくぐると左手に坂道があり、その先が駅だった。スイカもパスモも使えない駅。で、横瀬までの切符を購入した。駅長さんが面白い。秩父鉄道から西武線への乗り換えを聞く乗客が多いのだろう。ホームで乗客の前に立って、みんなに丁寧に説明してくれた。「次の羽生行きに乗ってお花畑駅で降りると、西武秩父駅で47分発の池袋行きに乗れます」と。単線なので、三峰口方面のと、逆の秩父方面の電車が同じホームに停車する。でも、間違えて三峰口行きに乗り、慌てて降りるヤマンバ達がいる。「だから、さっき説明したでしょう」と。「ホームの丸印の場所で乗るように。ホームが曲がっているので、丸印の場所しかドアが開きません」と。「川崎の乗り換えは、どうでしょうか?」なんて、笑いながら下を向いてからかっている山男。駅長さんは、知らんぷりして立ち去った。まったくー。でも、余りにも真面目くさった駅長さんを、からかいたくなる気が分からなくもない。
 西武秩父で池袋行きに乗り、横瀬駅で降りた。武甲温泉で汗を流してから、帰ろう。温泉帰りの山男やヤマンバとすれ違う。この温泉も有名になったもんだ。以前、西吾野から正丸峠へ歩いた帰りに、立ち寄ったことがある。横瀬駅に降りて直ぐに、帰りの特急ちちぶ号の切符を買って置いたから、その時間に合わせて温泉を出発しよう。予定よりも早く下山出来たので、早く帰宅できる。
 ジェットバスが何人分かあるので、腰や足をあてて筋肉疲労を取る。露天風呂もあるし、満員ながらもサウナもある。早めにお風呂を出て、畳の休憩所に向かう。ここには生ビールがあったはずと探したが見つからず、自販機で缶ビールを買って、持参のお摘みで一人で乾杯!! 相棒はサウナなのだろう。なかなか出て来ない。山、温泉、ビール、この三拍子が揃うと、生きていて良かったー♪と思う。こんなささやかな喜びの連続が、人生の幸せなんだろう。2012.6.3記


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