Miffy Site  >  RooT-1  > 大菩薩嶺


          だいぼさつれい
RooT-1  20. 大菩薩嶺
名前からすると、すごい山? 日本百名山だしー。
けれど、初心者でも登り易い。
1600m位まで車で来られるのだから。

大菩薩嶺 樹霜
日本百名山(標高:2056.9m)
         (木々の向こう側、左端の山)

         2002.11.17唐松尾根より撮影
大菩薩峠から親不知の頭へ
(標高:1900m付近)

                  2002.11.17撮影

大菩薩嶺〜大菩薩峠の全景
(福ちゃん荘より)
「紅葉」(裂石の辺り)
ロッヂ長兵衛 福ちゃん荘
富士山(福ちゃん荘を過ぎて右手に) 大菩薩峠
大菩薩峠から親不知の頭へ 親不知の頭
樹霜(親知らずの頭から雷岩へ) 雷岩(人々の向こう側)
樹霜(雷岩から大菩薩嶺へ) 大菩薩嶺山頂

アクセス: 往路 中央自動車道を大月ICで下り、R20甲州街道へ
初鹿野橋北詰の交差点でR215へ田野温泉・上日川ダムを経由して
ロッヂ長兵衛Pへ。市営Pあり。(福ちゃん荘にもPあり。)
復路 ロッヂ長兵衛PからR215を裂石へ。裂石でR411に入り、
塩山付近でR38へ入り、ぶどうの丘を経由してR20甲州街道へ
勝沼ICで中央自動車道にイン。
アプローチ: ロッヂ長兵衛の右側に左手に入る登山口がある。
登山ルート:  ロッヂ長兵衛→福ちゃん荘→富士見山荘→勝緑荘→介山荘
→大菩薩峠→親不知の頭→賽の河原→妙見の頭→榊部岩
→雷岩→大菩薩嶺→雷岩→(唐松尾根)→ロッヂ長兵衛

7:03 out 大月IC(中央自動車道) R215 紅葉が綺麗 55分
上日川ダム
7:58着 ロッヂ長兵衛P P・WC(水洗)
[登山開始]
ロッヂ長兵衛 8:20発 15分
8:35着 福ちゃん荘 林道 P・WC(昔風) 8:43発 40分
8:45 富士見山荘
勝緑荘 登山道 ビューポイント
(Mt.Fuji)
9:25着 大菩薩峠(1897m) 9:40発 20分
10:00 親不知の頭(1955m)
10:02 賽の河原(1935m、2℃) 避難小屋
10:28 榊部岩(2000m) 30分
10:40 雷岩
10:50着 大菩薩嶺(2056.9m) (弁当) 11:20発 70分
11:27 雷岩
唐松尾根
12:15着 福ちゃん荘 12:30発
12:45着 ロッヂ長兵衛
[登山終了]
ロッヂ長兵衛P R215 13:00発 30分
13:30着 大菩薩の湯 R411 (入湯) 15:35発 25分
16:00 in 勝沼IC(中央自動車道)

紅葉が見たい!  行きは田野温泉や上日川ダム(かみにっかわ)を通るコースでロッヂ
長兵衛を目指した。笹子トンネルを抜けてR215に入ると、目の前が
茶や黄色の壁で塞がれた。山が燃えている??? 山全体が紅葉
しているのだ。すごーい! まだ、シャッターチャンスはあるだろう?
と思っているうちに、撮り損ねてしまった。
ロッヂ長兵衛駐車場  マイカーをどこに停めましょう? 「ロッヂ長兵衛」の周辺には、市営
駐車場もあり、無料で駐車出来る。もう少し標高の高い「福ちゃん荘」
まで、車で来て停められる。今回は、ロッヂ長兵衛に駐車した。
登山口はどこ?
     (1600m位)
 ロッヂ長兵衛の右に林道があり、その左手に登山口を発見。林道
に沿って登山道が続いている。
福ちゃん荘  木の根っこを除けながら、だらだらと登る腐葉土の道を行くと、石段
を発見。それを登ると、「福ちゃん荘」だ。その前で道は分岐している。
右に進むと大菩薩峠、左に進むと唐松尾根。右の道を取る。
山小屋  林道を進むと、直ぐに山小屋を発見。「富士見山荘」だ。更に林道を
進むと、またまた山小屋を発見。崩し字?行書? 読めないよー。
「勝緑荘」だ。勝緑荘の左手に登山道がある。そこを登る。
富士山  しばらく山道を進むと、沢山の人の声がする。右手を見ると、雲の上
にポッカリと富士山が・・・。大きい!どこの山から見ても、富士山は絵
になる。デジカメでピピピピ。
大菩薩峠(1897m)  メガネが曇る。いや、霧だ。霧の中に、小屋が・・・。介山荘だ。
とうとう、大菩薩峠に到着。この山小屋にしかないオリジナルのバッジ
を記念に購入。介山荘の先に「大菩薩峠」の表示がある。
おやしらず
親不知の頭(1955m)
 少し道を登ると、ケルンが2つ。「親不知の頭」と札がある。左手の遙
か下に上日川ダムが見える。今はガスって見えないが、きっと富士山
も大きく見えることだろう。木々の枝が白い。何? 樹霜だ。1900mを
越えた辺りから、樹霜が現れた。
さい
賽の河原(1935m)
妙見の頭
 ちょっと下ると、避難小屋に出た。「賽の河原」と書いてある。寒い。
小屋の中にある寒暖計は、2℃を指している。次のコブが「妙見の頭」
らしい。ラクダのコブを越えるように、上り下りを繰り返す。
榊部岩(2000m)  今度のコブには、「榊部岩」と標識が立っている。樹霜は、まるで桜が
咲いたようだ。厚さ5mmもの霜柱が枝の上に付いている感じ。天然の
クリスマス・ツリーだ。ナナカマドだろうか? 小さな赤い実が残ってい
る木が樹霜になっている。枝の下に霜柱が付いているのもある。
雷岩  ちょっとした広場に出た。人々がお弁当を食べている。見晴らしがい
い。小高い岩山の前に、「雷岩」の標識と道案内表示がある。帰りはこ
こから「上日川峠」を目指して、唐松尾根を下山しよう。ここから少し登
れば、目指す「大菩薩嶺」だ。
大菩薩嶺(2056.9m)  樹霜の高木が続き、風で霜柱が散って、まるで雪のように登山道が
白い。毛糸の帽子と軍手を持って来て良かった。山頂には、三角点の
標識がある。周りが木々で覆われているので、見通しは悪いが、風が
ないのでここでお弁当にする。軍手を取ると、指がかじかむ。ホットコー
ヒーを持参していてグー。
雷岩  先ほど通過した「雷岩」に戻り、「上日川峠」の方向に「福ちゃん荘」を
目指して、唐松尾根を下る。下りは楽だー。こちらは氷の世界から来
たので沢山着込んでいるが、登って来たおじいちゃまは、シャツ1枚で
汗を拭いている。後ろから息子達と思われる2人ずれが、大きなリュッ
クを担いで付いて来ている。なんとも微笑ましい光景だ。
唐松尾根  霜が溶けてぬかるんだ細い山道を下ると、泥んこが付いてキャラバン
が重い。振り返ると、大菩薩嶺から大菩薩峠までが木々の影に覗いて
いる。横に大きい。ホントに固まりだ。嶺だもんね。
福ちゃん荘  山道の途中で見えていた小屋が「福ちゃん荘」だったと、下りて来て
判明した。ここなら、大菩薩嶺から大菩薩峠まで全景をカメラに納めら
れそうだ。しかし、残念、午後なので、暗く写ってしまった。朝は、案内
図を見ても、どの山が大菩薩嶺なのか分らなかったので、シャッターを
押せなかった。登ってみて初めて、山の全容がやっと分るのだから、
ま、仕方がないかな。
ロッヂ長兵衛  行きに来た道をロッヂまで下る。林道を下っている女性2人ずれの方
が早そうだ。でも、登山道の方が楽しいもんね。木の根っこにつまずか
ないように、駆け足で下る。楽しいー! 後から青年が1人、やはり駆
けるように付いて来る。彼はロッヂを通り過ぎて、裂石のほうへと駆け
下りて行った。裂石のバス停まで行くのだろう。まだ2時間以上も掛る
から、そりゃ、駆ける訳だよね。ロッジに林檎が売られていた。美味し
そうだー。ここからは、マイカーで「大菩薩の湯」へ行こう。
大菩薩の湯  ロッヂから裂石まで下り、市営の湯を捜す。R411沿いに有るはずだ。
途中、綺麗な紅葉の山に出会えた。「大菩薩嶺登山口」先の左手に、
目指す「大菩薩の湯」を発見。ゆっくり、お湯に浸かって疲れを取る。
しみじみ〜♪♪♪ 
勝沼ICへ  カーナビをセットし、「ぶどうの丘」を経由して、中央自動車道・勝沼IC
へと入った。これから、渋滞が待ち受けているのだー。行きは渋滞にも
出会わず、登山口に8時に着けたので、登山開始を早く出来て、ラッキ
ーだったのに・・・。

《みっふぃ〜のひとり言》  麓では、綺麗な紅葉にタイムリーに出会えた。山が燃えて
いるような、不思議な世界。その上、山頂付近では、天然
のクリスマスツリーのような樹霜に出会えた。2月の八ヶ岳
の霧氷より遙かにすごい。登り初めに、山の上の木々がど
うして白いんだろう?って疑問だった。登るに連れて、樹霜
だと分って、びっくり。更に登るに連れて霜柱の量が増え、
白い花を咲かせたよう。地面の茶色に樹霜の白がすごいコ
ントラスト。こんな世界に入り込めて、登って来た甲斐があ
ったというもんだ。山は四季折々で様々な顔を見せてくれ
る。

Home へ   TOP へ

Copyright (C) 2002 Miffy All Rights Reserved