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           ご ぜん やま
RooT−1  36. 御前山

早春のカタクリ咲く(1)御前山では無いけれど、
カラマツが紅葉する秋、黄金色に染まる山頂(2)
御前山も見物です!

宮ケ谷戸BSから湯久保尾根を経て山頂へ登り、
栃寄の境橋BSへと下るルート
登山中級:   標高1405m
標高差:     1065m
(登山口より直登・南面で最も長大な尾根(3)
2003.11.8 登山

《ハイライト》
          りんどう
      竜胆湯久保尾根   2003.11.8

1. 御前山  標高1405m
             ↓
2. 紅葉@湯久保尾根 3. 御前山山頂

アクセス: 往路:東京駅→(中央線)→立川駅→武蔵五日市駅→(西東京バス)
    →宮ケ谷戸BS
復路:境橋BS→(西東京バス)→奥多摩駅→(JR)→青梅駅→立川駅
    →東京駅
アプローチ: 往路:宮ケ谷戸BSから少し戻って橋を渡り、直ぐに右折する。進むと、道
    にぶつかった所に「←御前山」の道標があるので、その通りに左折。
    その先で、太い林道が右に向かっているが、真っ直ぐの細道が登山口
    この角には、左手の電信柱の影に示道標があるが、見え難いので
    注意すべし。
復路:細い山道から、いきなり太い林道(コンクリートやアスファルト道)に出る
    ので、そのまま下る。最後に、T字路となって、交通量の多い歩道のある
    車道にぶつかる。そこで左折して、トンネル前の横断歩道を渡ると、
    奥多摩駅方面への境橋BSがある。
    (この道の前後はトンネルで、車の運転手から歩行者が見え難い。
    交通量も多いので、渡る時には十分に注意する必要がある。)
ルート 宮ケ谷戸BS(小沢)→(車道)→御前山登山口→神戸との分岐→仏岩の頭?
→御前山山頂→御前山避難小屋→栃寄ノ大滝→境橋BS(栃寄)

着時間 ポイント 備考: 発時間 区間時間 区間
距離
総距離
東京駅 中央特快 7:38発
8:17着 立川駅 各停・武蔵五日市行き 8:32発
9:07着 武蔵五日市駅 西東京バス・藤倉行き・580円、wc 9:24発
9:58着 宮ケ谷戸BS (川に沿って歩き、道を間違えた) 10:00
10:20 車道 (ペイント工場で聞き、引き返す。)
御前山登山口 [登山開始] 直登の登り・キツイ 10:37発 10分 0.6km 6.8km
10:48 尾根 (休憩5分)
尾根道と緩やかな登りの繰り返し
10.53発 4.2km
11:25着 神戸(かのと)との分岐 杉の大木 11:27発
11:40 大きな岩々(仏岩ノ頭?) どんぐり
12:00 湯久保との分岐
写真(竜胆・紅葉・御前山)
12:30 ピーク 小さな広場(弁当休憩20分)
「山火事注意」のリスの立て札
12:55発
13:00 道しるべ 宮ケ谷戸BSより4.8km
山頂まで2km
2km
13:45 境橋や大岳山との分岐 丸太階段の登り
14:00着 御前山山頂 見晴らしはあまり良くない。 14:15発
境橋や大岳山との分岐 境橋へ。ここから下り。 0.1km
避難小屋 水場・wc・布団(無人・宿泊可)
唐松・イタヤ楓
15:15 栃寄の大滝 四阿・ベンチ
Parking 途中、栃寄森の家を過ぎた辺りに、
道の左側に無料Pあり。
16:05着 境橋BS 西東京バス・奥多摩駅行き・230円 16:10発
16:18着 奥多摩駅・観光協会
16:30着 もえぎの湯 18:30発
18:42着 奥多摩駅 青梅行き 18:55発
19:33着 青梅駅 同じホームの反対側に乗り換え 19:34発
20:05着 立川駅 中央快速・東京行き 20:09発
20:59着 東京駅

やっと見付けた
       登山口
 昭文社の地図に入っているパンフを頼りに、宮ケ谷戸バス停から歩き出す。
道を戻って橋を渡り、直ぐに右折した。突き当たった所に白い道標「←御前山」
を発見し、それに沿って左折した。その先を進むと住宅の中を細い坂道が真っ
直ぐ延び、右に太い林道が続いていた。この細い道が登山口であったと後から
気付いた。左脇の電柱の影に、真新しい茶色い道標があった。しかし、行きは
それに気付かずに、林道を川に沿って進んでしまい、太い車道に出てから、道
が違うと気付いた。近くのペイント工場で道を尋ねると、「登り口は小沢、初め
のバス停まで戻って。」と。さっき悩んだ分岐の角に戻り、よく見ると、道標があ
った。40分のロス。気を取り直して、細道を登る。気が萎えて、足が重い。
うっ、何の音?  相棒は軽快にくねくねの山道を登って行ってしまい、姿は見えず足音のみ。
それ以外に、もう少し大きな生き物の音がする。何?熊?ヤダよー! 突然、
マウントバイクが現れたー。「こんにちわー!」って言われても、「あー、驚いた
ー!」としか声が出ないよ。杉林の中を登り詰めると尾根道で、やっと相棒を見
付けた。ここで一休み。直登で、珍しく息が上がる。おいおい、初級のお山じゃ
なかったかい? 初めの40分のロスで、急ぎ足したのが祟った。
繰り返し  ここからは、尾根道と緩やかな登りの繰り返し。のんびり、お山を楽しめる。
「ゆっくりしていると、日が暮れちゃうぞ!」と相棒が急かす。
岩だー! 仏岩の頭?
    標高1019.2m
 大きな岩々が現れた。落ち葉と岩は相性がいい。ドングリが落ちていると言う
ことは、椎の木があるんだ。岩場を登るのではなく、岩の間を進むので、全然
危なくない。ちょっと山の景色が変わったので、気分は上々。
 仏岩の頭でお弁当にしようと計画していたが、それがどこだか分からない。
「仏岩ノ頭」という表示が無いのだ。時間的には早過ぎるので、先へと足を進め
る。しかし、ここなのかな?
湯久保との分岐  杉林の中の日陰を歩いて来たが、初めて日が射す所に出た。左下に小さな
畑が作られている。こんなに上まで耕しに来るのは、大変だろうねー。その先
には、非常に細い登りの山道。その道端に小さな青い花が咲いている。竜胆
(りんどう)かな? 《ハイライト》写真のシャッターを押す。
 御前山(photo1)が見え出した。「あそこまで登るんだ。」と自分に言い聞か
す。山頂は、まだまだ高いのだ。前方の紅葉(photo2)が美しい。御前山は黄
色い紅葉と言われているが、この辺りにはモミジもあって、赤い紅葉も見られ
る。少し行くと、道標「湯久保→」を見付けた。そちらには行かずに、御前山を
目指す。
ピーク
 お腹も空いたし、山を登り詰めた小ピークに小さな広場があるから、お弁当
休憩にする。パンフの時間によると、仏岩ノ頭には、とっくに着いているはず
なのだが・・・。仏岩ノ頭は、やはり、あの岩場だったのかな?
山頂まで2km  道標「宮ケ谷戸BSより4.8km、御前山まで2km」がある。あと、2kmだー!
境橋や大岳山との分岐  分岐に出た。道標「御前山→」と「避難小屋・境橋→」、「大岳山・御岳山→」と
ある。御前山に登ったら、ここまで引き返して境橋に出るのだ。
御前山山頂  広い丸太階段を登り切ると、山頂だ。途中の山道では、余りハイカーに出会わ
なかったが、山頂には結構ハイカーがいる。色々な別ルートがあるからか?
山頂の辺りには柵がしてあって、「立ち入らないように」との表示がある。植物、
カタクリ保護の為なのだろうが、柵越しの花見では興ざめか?
 午後2時を回っているというのに、のんびりとお弁当を食べている女性ハイカー
達がいる。大岳山からは御岳山ロープウェイで登れるので、女性ハイカーはそち
らから来る人が多いのか? 色々とルートがあるので、小河内ダムの方からも来
ているらしい。小河内へと下山するハイカーも多い。まだまだ、下山には時間がか
かる。日が暮れちゃうので早々に山頂を後にし、先ほどの分岐へと戻る。
 マウンテンバイクを担いだ一団が登って来るのと、すれ違う。「重さは?」と聞く
と、「10kgくらい。」との返事。「お米くらいかな?」そんな重い物をリュック以外に
担いで、こんな山に良く登れるものねー! 若者ってすごいんだね!
避難小屋  先ほどの分岐から岩の道を下ると、小屋は直ぐだ。水場があって、おじさま方が
コッフェルでラーメンらしき物を煮ている。「管理人はいないけど、布団があるから
泊まれるよー! 泊まるんだったら、布団片づけるよ。布団、今日干したから。」と
声がかかる。「今日中に降りるから。」と足早に立ち去る。女性が1人、私が立ち
去るのを待っていたようだ。ここには、トイレがあるから。
栃寄の大滝  山頂からの下りで黄金色の林が見えたが、来てみるとそれはカラマツ林だっ
た。黄色い葉っぱが落ちていたが、イタヤカエデであると、表示で判明した。
 急ピッチで山道を下る。蛇行した細い山道は、突然、太い林道へと出食わした。
林道の脇に、下る細い山道も見えたが、急ぐので”いろは坂”のような林道を駆け
足で下る。出会った養護学校の生徒達と、一緒に駆け下りる。お互いに、バスの
時間に間に合うかが問題だ。水音がゴーゴーとする。滝に出たようだ。大滝?
ちゃうちゃう、小っちゃな滝だ。滝見用に四阿やベンチがあるが、時間がないの
で、足早に通り過ぎる。
境橋BS  林道の左脇には蕎麦屋があり、土曜日はお休みのはずなのに、人で賑わって
いる。特別に営業しているのかな? 更に下ると、栃寄森の家が右手にある。
更に下ると、左手に駐車場がある。無料らしい。マイカーならここに停めよう。こ
こに駐車して御前山に登るハイカーが多いようだ。でも、この林道を登るのは、
みっふぃーは気が進まないな。単調で飽きちゃいそう。
 林道は交通量の多い道にぶつかった。青梅街道らしい。左折して歩道を歩き、
横断歩道を渡った所に、帰りの境橋バス停がある。道の前後にトンネルがある
し、車はビュンビュン飛ばしているので、渡るのが怖い。手を挙げて、先ほどの養
護学校の生徒達と一丸となって道を渡った。数人で渡る時には、完全に車を停め
て(これがかなり難しそう)、十分に安全を確認する必要がある。
 バスは、予定時刻より早く来た。遅れたバスが来たのかな? 兎に角、乗り込
んだ。行楽客で満員御礼。足の踏み場もないほど混んでいる。おまけに、吊り皮
無しと来ている。重い大きなリュックを背負っているのに、いったい何処を掴んで、
バスの揺れに耐えたらいいのー?
奥多摩駅  10分弱で駅に着いたので、ホットした。早速、駅前の観光協会に出向き、「巨
樹と清流 おくたま 湯めぐり割引券スタンプカード」のピンク色の用紙をゲット。
これでもえぎの湯が100円引きになるのだ。以前に雲取山の時に、相棒が見
付けたのだ。
もえぎの湯  奥多摩駅から歩いて約10分。もえぎの湯に到着すると、「ただ今、入場制限を
しております。整理券を受け取って下さい。」と。このまま帰るわけには行かない
よ。汗を流して飲む、最高のビール1パイのために、1日中歩いて来たのじゃー!
 みんな口々に、「入場制限なんて、初めてだー!」と叫んでる。待つこと30分で
番号が呼ばれ、入場出来たー! 5〜6人ずつ入場を許可していた。
 相棒と仲良く、中ビンと生黒ビールを分け合う。周りの女性客達が、ピンク色の
包みを食べている。お菓子らしい。奥多摩苺とうふ(豆乳入り)だった。そう言え
ば、ビールを注文した時に、一つだけ、ピンクの包みがカウンターにあったっけ。
なにー、1つしか残ってないのー? 善は急げ、慌ててカウンターに急ぎ、みっふ
ぃーも注文したら、冷蔵庫から出して来た。冷蔵庫には、まだいっぱい入ってい
た。騙されたー! 少し固めのフワフワ蒸しパンが、苺の羊羹をサンドした”シベ
リア(カステラが羊羹をサンド)”風のお菓子だった。ほんのりとした甘さが程良か
った。売店で黒ごまきな粉げんこつ飴をゲットしたから、帰りの青梅線で食べよ
う! 雲取山の時、駅では270円だったのが、ここでは、350円もした。でも、ま、
いいか。駅に出店がないかもしれないから。 電車の本数が少ないから、先に駅
で調べておいた電車の時刻に合わせて、温泉を出発する。
さ、帰ろー!  やっぱり、駅におみやげ屋さんは出ていなかった。げんこつ飴を買ってて正解。
帰りの電車の乗り継ぎをi-modeで検索した。世の中、便利になったもんだ。

参考資料:(1)(2)(3)
山と高原地図 23 奥多摩  1:50,000 昭文社

《みっふぃーのひとり言》
 前日の夜に突然、相棒が「明日、御前山に行こう!」と言い出した。
本人は前々から考えていても、口に出すのがいつも唐突なんだからー。
夕飯の後、御飯を炊いてオニギリを握る。ネットの駅探で検索して、
明日は早出となった。カタクリ咲く御前山という以外、何の事前知識も
ないままに。
 みっふぃーは先週、お友達と奥日光の紅葉を堪能して来たけれど、
相棒は今年の紅葉はまだ。去年は、大菩薩嶺への途中で、真っ黄色
の紅葉と出会えたっけ。
 御前山の資料は、雲取山に登った時に購入した地図とパンフだけが
頼り。今回は余りに唐突なので、ネットでゆっくりサーフィンする時間も
なかった。その所為か、登山口で道を間違えた。登るのに結構時間の
掛かるルートだったから、この40分のロスは痛手だった。しかし、最後
はラッキーにも、早めに来たバスに、わずか5分差で境橋で乗れたの
だから、良しとしよう。美味しい生黒ビールも味わえたし。
”終わり良ければ、全て良し。”               2003.11.14 

《みっふぃーのお願い》
 いったい誰にお願いしたら良いんでしょうか? 交通安全協会の方にで
しょうか? 歩道橋が欲しい所ですが、せめて、境橋の青梅街道にある横
断歩道は、トンネルとトンネルの中間地点に移動して下さい。カーブしたト
ンネル直前では、ドライバーだって、歩行者に気付いてブレーキを踏んで
も、間に合わないかも知れない。渡る時に、本当に怖い思いをしました。
事故が起こる前に、改善して下さいね!


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