Miffy Site  > RooT-1 < 花嫁街道・烏場山


                                        はなよめ  かいどう  からすば やま
                  RooT-1     23. 花嫁街道・烏場山   ハイキング

                       楠の山村から漁村へお嫁入りするのに、花嫁さんが通ったと言う道。
                       花嫁街道を登って烏場山へ、そして、対になる花婿街道を下ってみました。                     
                     初めの第一展望台までの登り20分がちょっとキツイだけで、後は殆ど尾根歩き。
                                全長13.5kmの楽しいハイキングコースです!

《ハイライト》
桜&菜の花@抱湖園
2008.2.23   
花嫁街道入口   2003.1.26 カラスアゲハ@カヤ場 2007.5.3撮影 

  花嫁街道&花婿街道@花の広場公園 2007.5.3
   ↓花嫁街道入り口            ↓黒滝
桜@抱湖園   2008.2.23

 前回参加した「駅からハイキング」、次回は”花嫁街道ハイキング」。イベントに参加すると、”つみれ汁”のサービスが有ったりしてそれはそれで楽しいんだけど、静かな山道を堪能するのは不可能なので、今回は個人的に歩くことにしました。                2003.1.26
 季節違いで、同じルートを歩いて見ました。枯れ草の1月とは趣も異なり、草ぼうぼうでした。道端に咲く曼珠沙華、ホトトギスやツリガネニンジンなど違った季節の花々とも出会えました。桜も数輪、狂い咲きしていました。                             2003.10.5
 山道のあの緋色の花見たさに、歩こうと。「駅からハイキング”花嫁街道ハイキング”」と、偶然にも、ぶつかってしまった。お陰で、つみれ汁・ホットミルク・甘酒をご相伴させて貰えた。お花も安くゲット。カヤ場は人々でごった返していたけれど、途中の山道は、まあまあだった。2004.2.8
久々に歩いてみました。草ぼうぼうで、山道が見え難い。長袖長ズボン着用でないと、アザミやススキで擦り傷だらけになりそう。イノコヅチやオナモミにくっ付かれて困った。こんな季節に歩いているのは、余程の物好きだ。山道で出会ったハイカーは、単独行の男性2人とカップル1組だけと淋しい。2004.10.2
2年半ぶりに歩いてみました。GWでもハイカーは少なく、数組に出会ったのみ。カヤ場にアザミが咲き、カラスアゲハが2匹でランデブー。烏場山は「新日本百名山」になっていた。はなその広場に親子連れが遊んでいたのはGWだからか。 2007.5.3
 ”はなその広場”は紅梅と白梅が満開で、いい香りが漂っていた。”抱湖園”は早咲きの桜が満開で、一足先のお花見を堪能した。抱湖園は有料だと思っていたので、いつも浜千鳥公園のルートを下っていた。けれど、今回は桜が咲いているとの情報を”花の広場公園”の売店で得たので、歩いてみたら、タダの山道の続きでコンクリートの階段だった。勿論、無料。桜と菜の花、春の花嫁街道はお薦めで〜す!  2008.2.23
久しぶりの花嫁街道。自我井水手前の日当たりが良い場所で、ミヤマガマズミとナルコユリに出会った。ここも、アスリートが駆けていた。烏場山の標高が265mなのに・・・。「はなその広場」から歩いて5分で、花嫁街道と花婿街道の分岐とは以外に近過ぎた。2013.5.18

 1. 花の広場公園      2003.10.5  2. 花嫁街道入り口        2003.1.26
 3. 第二展望台よりの眺め  4. 経文石
5. 見晴台(カヤ場)よりの眺め 6. 第三展望台      2003.10.5
7. 烏場山山頂・花嫁の石像 8. 烏場山山頂   265m 新日本百名山に!
                     2007.5.3撮影
9. 烏場山山頂よりの眺め       2003.10.5
              大日山・宝キョウ印塔・鷹取山・御殿山     伊予が岳         愛宕山
                   ↓    ↓ ↓   ↓             ↓              ↓
        
              
10. 烏場山山頂よりの眺め  2003.1.26
     ↓伊予ケ岳            ↓愛宕山
11. 黒滝    2007.5.3撮影

    伊予ケ岳              愛宕山
          
12. 黒滝・木の階段  (上から見下ろすと・・・)
            2003.10.5
 13. 黒滝・木の階段  (下から見上げると・・・)
14. 滝不動     2003.10.5 15. 向西坊入定窟     2003.10.5
16. 浜千鳥海岸見晴台からの眺め    2003.10.5 17. ソテツと曼珠沙華      2003.10.5
 18. 瑞廣温泉  19. 和田浦・お花畑(菜の花とソテツ)


2003.1.26
赤い実、なんて名の植物かな?
実がまん丸い   ☆写真をclickしてね!
紅梅
アオキ
実が細長い
                        2003.10.5
どんぐり@マテバシイ林 ホトトギス@自我井水
☆写真をclickすると、拡大します。
ツリガネニンジンorソバナ@カヤ場
☆写真をclickすると、拡大します。
@第三展望台
☆写真をclickすると、拡大します。
青いドングリ@浜千鳥海岸見晴台 @蘇鉄林
☆写真をclickすると、拡大します。

2004.2.8 
@カヤ場 @第3展望台
満開の彼岸桜@抱湖園 from 見晴台 紅梅@はなその広場〜浜千鳥海岸見晴台
彼岸桜 under 見晴台 菜の花畑&浜千鳥海岸

2004.10.2
ホトトギス@自我井水 ツリガネニンジンorソバナ@花婿街道
ワレモコウ@カヤ場 @カヤ場 2007.5.3
2008.2.23撮影
うな陣(うなぎ屋) 藁の竜@うな陣隣の橋
藁の竜@うな陣隣の橋 @抱湖園
紅梅・白梅@はなその広場 JR外房線&菜の花
2013.5.18撮影
ミヤマガマズミ@じがい水 ナルコユリ@じがい水


アクセス: R128で鴨川より南下、和田浦の「花の広場公園」駐車場へ。
☆町営無料駐車場が高層の白いリゾートマンション(オレンジ色の
屋根)の手前にある。
アプローチ: ”花の広場公園”を左に出てR128に沿って歩き、一つ目の角を左
折する。T字路に出たら右折し、花園第一踏切を渡り進むと”花嫁
街道入り口”の案内板を発見。
ハイキング・ルート:


   2003.1.26
花の広場公園→第一花園踏切→花嫁街道入り口→第一展望台
→第二展望台→マテバシイ林→経文石→じがい水→駒返し
→見晴台(カヤ場)→第三展望台→烏場山山頂→旧烏場山展望台
→見晴台→金比羅山→黒滝→はなその広場→浜千鳥海岸見晴台
→瑞廣温泉→第二花園踏切→お花畑→町営無料駐車場
→花の広場公園
ハイキング・ルート:
   2003.10.5
花の広場公園→(途中省略・同上)→浜千鳥海岸見晴台
→第一花園踏切→花の広場公園
ハイキング・ルート:
   2013..5.18
花の広場公園→(途中省略・同上)→はなその広場→(5分)
→花嫁街道入口→第一花園踏切→花の広場公園

2003.1.26 2003.10.5
到着
時間
ポイント 出発
時間
区間
距離
距離 ポイント 到着
時間
出発
時間
区間
時間
(JR外房線・和田浦駅) 0.5km 1.9km 2003.1.26と
同じコース
花の広場公園 和田町直売所
水洗WC
8:55発 1.4km 9:15発 30分
第一花園踏切
9:30 花嫁街道入り口 花婿コース分岐 WC 1km 4.6km 9:42 20分
9:52 第一展望台 0.5km 10:03 15分
10:07 第二展望台 202m 0.4km 10:16 10:25発 15分
マテバシイ林
10:22 経文石 0.6km 10:40 15分
10:35 自我井水 0.8km 10:55 20分
10:55 駒返し 0.7km 11:15 15分
11:05着 見晴台・カヤ場 お弁当 WC 11:45発 0.3km 11:30 12:05発 5分
11:46 第三展望台 0.3km 12:10 6分
11:55 烏場山山頂 265m 1.1km 3.5km 12:16 25分
12:25 旧烏場山展望台 236m 1.3km 12:42 25分
12:47 見晴台 171m 0.7km 13:06 15分
13:05 金比羅山 121m 0.3km 13:23 10分
花婿コース入り口 0.1km 13:33 2分
滝不動・向西坊入定窟 (pass) 
 [木の階段]
13:35
13:15 黒滝 0.4km 1.9km 15:40発 5分
13:20 はなその広場 花嫁街道入り口と抱湖園との分岐WC 13:43 25分
13:55 浜千鳥海岸見晴台 14:10 43分
14:10 瑞廣温泉 (不明) 外房線沿い
の道
(右の距離)
1km
花嫁街道
との分岐
第二花園踏切 第一花園踏切
お花畑 駅とR128へ
との分岐
14:20 町営無料駐車場 水洗WC
14:37着 花の広場公園 和田町直売所・水洗WC
0.5km
14:53着
(JR外房線・和田浦駅)

花の広場公園   町営無料駐車場を探していたのに、うっかり通り過ぎ、”花の広場公園”ま
で来てしまった。時間が早く、駐車場がまだ空いていたので、ここに車を停め
た。 花壇に突っ込んだ鯨のしっぽ??? そんなとこで何やってるの? 写
真を撮ろうとしたが、大勢の人が・・・。なんで、こんなに人がいるの?和田町
主催で、ツアーがあるらしい。この人混みに付いて行って、難なく”花嫁街道
入り口”を発見。
花嫁街道入り口  ここは分岐で、左に進むと花嫁街道、右に進むと花婿コースへと行ける。今
回は一般的なルートの花嫁街道で烏場山へ登り、花婿コースで下ることにし
た。花嫁街道入り口からが山道となっている。ここにはトイレがあると、ツアー
の人達が説明を受けている間に、先へと進む。
 登山口は、笹で出来た丸いトンネルだ。この穴の中へ入り込んで行くのは、
冒険心をくすぐられ、ワクワクする。。「花嫁街道入り口」の案内板が立ってい
るから、分かり易い。
第一展望台  山道を登ること20分、右手に展望台があった。ここまでが、ちょっとシンドイ。
展望台は木が視界を塞ぎ、、あまり見晴らしは良くない。ツアーの先陣がやっ
て来たので、早々と後にする。
第二展望台  尾根道を歩くこと15分、左上に登ると展望台があり、山の向こうに海が見え、
見晴らしが良い。木のベンチに腰掛けて一休みし、海を眺めながらオヤツを食
べるのも良いでしょう。
 第二展望台をパスして、そのままマテバシイ林へと進む巻き道もあるが、
是非立ち寄りたい場所だ。ベンチの前を通り越して、その先を下ると、巻き道と
合流する。
マテバシイ林  先を進むと直ぐに、木の幹がツルツルで上の先っぽだけに葉の付いた木が
林立していいる。”マテバシイ”と札が付いている。「和田町歩こう会」の案内
標示や木の名前の表示などが多くて有り難い。
経文石  木の根元が大きな石を抱き抱えている。この石にお経が書いてあったとい
う。にじり上がって下を覗くと、木の向こう側は崖だった。
じ が い すい
自我井水(自害水)
 ”じがい水”は「和田浦歩こう会」のマップによると、二説あり。山中の隠し田の
水利、水源に使われたとか?
(1) でも、水場はどこなんだろう? 辺りを見回し
、見あたらない。山渓の「千葉県の山」によると、落人伝説にまつわる(2)
とある。
駒返し  昔、山間の村から暖かい海辺の村に嫁ぐ花嫁が歩いた道。(2)お嫁入りする
のに、ここまで馬で来て、ここから馬を返したという。今来た山道を下ったので
あろう。昔のお嫁さんは健脚だったのかな?
見晴台・カヤ場  山道が切れて、草原の広場に出た。木のベンチに若者が3人、お弁当を食べ
ている。「”駅からハイキング”のマップには、ここにトイレがあるんだけど。」と、
相棒が言うのを聞きつけた1人が、「檜で作ったのが、あそこの木の陰にある
よ。」「僕たちが運んで来たんだから。」と。彼らのジャンパーの背には「WAD
A」とある。背負子で今日のイベントのお弁当を運んで来たらしい。
 私達もベンチに腰掛けて、ここでお弁当を食べることにした。早めに食べて、
ツアーが来る前に出立しよう。ここは眺めが良い。雲があって、海と空との境目
がはっきり分かる。
第三展望台  尾根道を進むと、展望台に出た。左手に視界が開けている。
からすばやま
烏場山山頂
 とうとう山頂だー! 「花嫁さんの石像はどれ?」 のみっふぃ〜の声に、おじ
さんが退いたら、足元に小さな像が現れた。像の下が賽銭箱になっている。
「縁結びなんだって。」と言うおばさんの声が・・・。横の立て札には、「年齢を
問わず、縁結び承ります。」と書いてある。商魂逞しいなー。
 以前登った伊予ケ岳や千葉県最高峰の愛宕山のレーダーサイトらしき物が
見える。やっぱり、伊予ケ岳は端っこが切り立っていて、カッコいいー! この
コース一番のビューポイントだろう。ここからは下りだ。
旧烏場山展望台  この展望台は展望とは名ばかりで、見晴らしは余り良くない。
こん ぴ ら
金比羅山
 見晴台を過ぎた辺りで、2人の背の高い男性の外国人と出会う。花婿コース
で登って来たので、ちょっとしんどそう。でも、「こんにちわ!」と挨拶したら、
「こんにちわ!」と流暢な日本語が帰って来た。逆の花婿コースで登るのは、
登りが長く、ちょっと大変そうだ。その先へと下ると、金比羅山の頂上に出た。
ここは海側の方に、視界が開けている。木のベンチに座って一休みし、喉を潤
す。山頂を下ると直ぐに、祠があった。これが名前の謂われらしい。
花婿コース入り口  金比羅山を下り切ると、「花婿コース入り口」の案内板が立っていた。
黒滝  滝の音が聞こえて来た。山道が急に木の空中階段へと続いている。天空の
ラビリンスのごとく、空に浮いてるような気分で階段を下って行くと、右手に滝
が現れた。落差15mだそうだ。
 角柱や円柱の人工的なコンクリートの飛び石を渡って、川に沿って進む。周
囲の自然の風景とは、妙に馴染まず異質だ。誰だー! こんな無粋な飛び石
にしたのは? 更に、川と別れを告げて、また山道へと登る。
はなその広場  バラの花が咲いている広場に出た。広場のトイレの前を通って、アスファルト
道を進めば、あと1.8kmで花嫁街道入り口に出るらしい。みっふぃー達は、橋
を渡り、抱湖園の方へと山道を登る。
浜千鳥海岸見晴台  暗い山道を進むと、右手がほんのり赤い。緋寒桜だ。こっちの道を選んで正
解だった。分岐に出た。左に下ると抱湖園、右の階段を上がると見晴台らし
い。細い丸太階段を見晴台を求めて進むと、眼下に海が広がった。リゾートマ
ンションのオレンジ色の屋根がまぶしい。探し求めていた白いドームを発見。
あれが瑞廣温泉だろう。 一分咲きの白い花を付けた寒桜の林がある。抱湖
園らしい。
 見晴台の先へと道が下っている。そのまま進むと、民家のような別荘に突き
当り、左右にソテツが現れた。ソテツにはオレンジの実が生っていて甘い香り
が漂っている。道を下り切ると、アスファルト道に出た。
瑞廣温泉  白いドームの建物に引き寄せられる。入り口の張り紙に、「平成14年5月に
閉鎖された。」と書いてある。残念。和田町の町営温泉だったらしいが、いった
い中はどんな温泉だったんだろう?
お花畑  第二花園踏切を渡ると、道の左手に菜の花畑が広がっている。
町営無料駐車場  菜の花畑の先に、ネットで見覚えのある茶色い小さな建物が覗く。町営駐車
場のトイレだった。駐車予定の場所を、最後に発見した。確かに隣には、リゾ
ートマンションが建っていた。
振り出しに  R128号線に沿って、花の広場公園へと戻る。            2003.1.26

参考資料:
(1)「花嫁街道ハイキングコースマップ」 和田浦歩こう会
(2)分県登山ガイド「千葉県の山」 山と渓谷社

《みっふぃ〜のひとり言》
 お天気は夕方頃までは持ちそうなので、予定通り歩くことにした。山仲間の友達が「花嫁街道は面白い。」と言うので、一度は歩いてみたかった道。道と言うより、山道が正解かな? 近くに白いドーム型の温泉もあるという。残念ながら、温泉は閉鎖されていて、浸かることは出来なかったけど・・・。
 以前に登った伊予ケ岳や探していた千葉県最高峰の愛宕山を発見出来て、大変満足。登り20分位で、後は尾根歩きと下りというチョー楽なルート。案内板は整備されているし、265mという低さなのに、海が見えて見晴らしが良い。総計約13.5km位歩いたけれど、足も疲れない。みっふぃ〜のお薦めルート。残念なのは、「和田浦に美味しい"苺大福”のお店がある。」という情報が・・・。でも、場所が分からなかった。 2003.1.26
 お天気はいいし、秋のハイキング日和り。どっか歩こー!前日に思いついたら、近場っか無いよねー。で、花嫁街道に決定。てな訳で、今回のハイキングが決行されました。相棒とは、こういう時はやけに気が合うよね。申し込んでいたツアーは、集客出来ずにキャンセル。またまた、木曽駒には嫌われちゃった。これで木曽駒は、向こうのキャンセルが2度目だよー。いつになったら、登れるのやら。
 前回の「花の広場公園」にカーナビをセットしてOK−! 花の広場公園に車を駐車して、直売所”花の館”を覗いたら、黄色いカステラが目に飛び込んで来た。厚さ10cm位のが三角に切られていて、2個入って200円。安いよね。お弁当はオニギリとブドウと缶詰っか持ってないから、カステラをゲット。どこでオヤツ休憩にしよっかなー。このカステラ前に見たこと・食べたことあるー。友達が「無水鍋で焼いたカステラ。」って言って、何かのお礼に下さったっけ。オーブンで焼いたのとはちょっと違うけど、ふわふわで美味しかった。食べた時、「あっ、あれだ。」って思ったもんね。食べ物についての記憶って、みっふぃーはすごいんだから。
 もう一つの道路寄りの地場産品直売所"花夢花夢(カムカム)”(歩こう会ビジターセンター)には、お花がいっぱい並んでた。お花を見てたら、おじさんが「マップ上げようか?」ってお声を掛けて下さったから、和田浦歩こう会の「花嫁街道ハイキングコースマップ」もゲット。シューズはトレッキングだし、リュックを背負ってるから、ハイキングと分かって、親切に言って下さったんだよね。ありがとう!みんなも歩く前に立ち寄って、ココでもらってね!
 今回は、夏が終わったから、もう出会えないと思っていた花”ホトトギス”に出会えた。それに、旬の”ツリガネニンジン”にも出会えちゃった。今まで出会ったツリガネニンジンは、どれも花の最盛期を終わった状態だったけど。うーん、やっぱ旬はいいよねー。人間も同じっかな? 2003.10.5
 車が鴨川に出た途端、雨ががフロントグラスに突き刺さって来た。いや、ベシャッと固まっている。雪? 霙(みぞれ)のようだ。ポツポツだったのが、段々とベシャッベシャッというようにひどくなって来た。左手の海はドス暗いモスグリーンで、海面まで黒いカーテンが垂れ込めている。こりゃヤバーイ! こんな悪天候で歩いたことないよー! ま、前に二度ほど歩いているから、山道の様子は分かっているので、雨の中でも歩けるかなと。駐車場について車から降り、手のひらを天にかざしたが、あれー、手が濡れない。止んだんだー! まったく普段の心がけが良いから、天も我に味方したんだ。急に、お日様まで刺して来た。
 「花の広場公園」駐車場に車を停めたら、直ぐに直売所”花の館”へと急いだ。また、あのカステラをゲットしようと。カゴにはココアカステラが1個だけ残っていた。昨日の売れ残りとのことだが、今日のはまだ入荷していないので、200円で購入。途中の山道でオヤツ休憩にしよう!
 花嫁街道入り口に向かって歩いていると、駅の方からも別の駐車場からも、ハイカーがわんさか繰り出して来る。どうも、今日は”駅からハイキング”らしい。「大変な時に、来てしまった。」とちょっと後悔。今日は、静かな山歩きは望めそうもない。
 いつものように、花嫁から登り始めた。自我井水付近の岩場には、うっすらと雪が残っていた。麓で霙(みぞれ)なら、お山は雪だったんだ。
 カヤ場について、相棒がaloptで湯を沸かす。今日のランチは、カップ麺&麻婆春雨の担々麺、それにデザートにカップ汁粉まで持って来た。みっふぃーもお汁粉用の水を担いで来たので、低山の割に大きなリュックを背負っている。でも、楽しいなー! 今日のカヤ場はお日様だ当たって暖かいし、すっきり澄んで見通しが良い。そんなシチュエーションの中で、暖かくって、ツルツルのペシャペシャだもんね。 
 いつものコースで花婿コースを下ると、”はなその広場”に大勢の人々が・・・。ここが”駅からハイキング”のイベント会場だったのだ。「引換券持ってないのー。」っていったら、漁師の女将さんって感じの人が「顔見れば分かるよー。お山歩いて来たって。食べてってー。」と。無料のつみれ汁&Hot milk を頂く。何か得した感じ。つみれが柔らかくって、生姜が効いていて美味しい。人が多くて嫌だなーと始めは思ったけど、こんな得点もあったのだ。お花も大変安く売っている。スーチ(スターチス)が1束3本で300円、かすみ草が1束200円を購入。我が家の花瓶は、以前から生けてあるストックに、先週の嵯峨山の水仙と、今日のスターチスとかすみ草が加わって、お花で満杯。それが玄関先で出迎えてくれる。
 この先には、今日の目的、昨年、浜千鳥海岸見晴台への途中の山道から見えた寒緋桜だ。確かに満開だ。この道を来る人は少ない。殆どのハイカーは、”はなその広場”から”花嫁街道の分岐”に戻って行く。今日は山道を降りて、花の傍まで行くことにした。あれー? 甘酸っぱい梅の香り。紅梅だったのだー。桜じゃなかったんだ。「ガラスの仮面」の”紅天女”を彷彿とさせる。近づいてみて良かった。上の山道からだと、赤い寒緋桜だと、今年も思い続けていたことだろう。
 見晴台から左手下に抱湖園があり、彼岸桜が満開だ。この季節に桜が満開なのだから、季節感が狂いそう。凄い絵だ。抱湖園へと下るコースも有るが、いつものように、見晴台を通り抜けて下る。桜の先では、椿がちらほらと赤い花を付けている。見晴台からは、菜の花畑の向こうに、浜千鳥海岸が見え、波の音がザザーッと響いて来た。下り切ると、間近に満開の桜の木。昨年はほんのチョットしか花を付けてはいなかったが、今年は満開だ。菜の花の青い臭いが、鼻を突く。目の前に真っ黄色の菜の花畑が広がる。ハウスの中では、金魚草が「次は私の番。」と名乗りを上げている。線路に沿って、元来た道へと戻る。
 第一花園踏切を渡ったら、お店のお婆さんが、無料で甘酒を振る舞っている。「甘酒、Hot milk を飲んだ時から飲みたかったんだよね。」と、相棒と頂いた。暖かくって、ほんのり甘くって、「お婆さん、美味しい。ありがとう!」駅からハイキングのお陰でしょうね。今日は、飲み過ぎてお腹が満腹。お腹も心も満ち足りて、ホントに幸せだ〜。
 「花の広場公園」に戻り、地場産品直売所"花夢花夢(カムカム)”(歩こう会ビジターセンター)で、パンジーとポピーの苗をお土産に買って、さあ、帰路を急ごう!2004.2.9 
 山道に、紫のアケビの実を見付けた。食べられた後で、2つに割れていた。サルでもいるのかな? 生っているアケビの実を探したけれど、薄茶色のだけで紫色に熟しているのが無い。食べたかったのにー! 残念だー!
 自我井水付近でホトトギスの花に出会い、何故か安心した。カヤ場でツリガネニンジンを探したけれど、1本も無い。絶滅したのかな? でも、ワレモコウを1本見付けた。意気消沈して歩いていたら、花婿街道に何本かのツリガネニンジン(ソバナかも?)が咲いていた。ここにはホトトギスも咲いていたが、まだ咲き始めの感じ。山野草の花に毎年出会えるようにと、祈るような気持ちだ。2004.10.2
快晴! 久々に登りで気持ちの良い汗をかいた。日陰は山道が抜かるんでグチャグチャ。カヤ場は木陰のベンチを選ぶほどの陽気。アルポットで湯を沸かし、赤い狐とカップ汁粉を頂いた。アウトドア冥利に尽きる。が、花婿街道の下りで後ろからやって来た3人組のお喋りの声が大きく、静かな山歩きが奪われた。浜千鳥公園へのコースまで付いては来なかったので、こちらは気分の良い歩きとなった。ホッ。2007.5.3
花嫁街道の入り口には、20名くらいのチャイニーズの集団がいた。かなりやかましい。2人組のカメラマン達や、女性の2人組、熟年カップル、男女の3人組みなど、多くのハイカーと出会った。どういう関係かなと推測するのも楽しい。この山道で、これほど多くの人たちに出会ったのは初めてで、有名になり過ぎちゃったかな? ”花の広場公園”の売店で、いつものカステラを入手。今回は桜餅アンコ飴風黄な粉飴も。桜餅は3個250円、カヤ場でコーヒー飲みながら食したが、上品な甘さで感激した。この季節限定かもね。山でのお食事は、アウトドアの楽しみのひとつ。帰りにはストックの花束を購入し、今、春の香りを満喫してる。ちょっと、青臭いけど・・・。2008.2.23



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