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   じゃっこうざん  ・ かさいし
28. 寂光山・笠石

たびな
遊歩道・旅名コース” 
ちょっと、スリルをお求めの貴方に! 岩の尾根歩きを。

《今回のハイライト!》
”八良塚”
21世紀に残したい遺産
 ”寂光不動・笠石からの眺望”  2003.4.6
八良塚の全貌をやっと見られた!

1. フルーツ村、   花大根 (はなだいこん)
     ☆下の写真をclickすると、花が拡大!
2. 笠石?じゃなかった!!!
3. 豊英湖 (とよふさこ) 4. 三つ又 (みつまた)
  かさいし
5. 笠石 
6. 21世紀に残したい遺産   (この岩の上が今回の
 寂光不動・笠石からの眺望   ハイライト撮影場所)
7. 寂光不動尊 (じゃっこうふどうそん)
    この上に寂光山山頂が・・・。
8. 八良塚 (はちろうづか) と R410

《ゼンマイの育ち》
1. 巻き込んだゼンマイ 2. 解けて 3. 更に解けて、とうとう葉っぱになっちゃった?

マムシグサ?
2003.4.24の朝日新聞「花おりおり」
に”ウラシマソウ”が出ていて、似て
いる”マムシグサ”に到達した。葉
が少し違う気もするが、近い。

アクセス: R410を南下し、フルーツ村駐車場を目指す。(近くには、旅名バス停、旅名橋
がある。)カーナビでは「フルーツ村」にセット。フルーツ村入口に大型車用の
駐車場があるので、そこに停めた。その先の道は車1台が通るくらい狭い。小
型車なら、もっと先に駐車場がある。
アプローチ: フルーツ村裏手が登山口。フルーツ村まで歩くと、案内板が方向を指してい
る。ここから、笠石まで0.8kmで、不動まで2.2km。
ルート: フルーツ村P→フルーツ村→展望台→(ネットフェンスの扉)→笠石
→21世紀に残したい遺産 ”寂光不動・笠石からの眺望”
→旅名コースと小袋沢コースとの分岐→<旅名コース>→旅名コース入り口
→<林道>→不動尊入り口→寂光不動尊→<林道>→旅名コース案内板
→<車道・R410>→旅名橋→フルーツ村P

9:07着 フルーツ村入り口・駐車場 8分
フルーツ村(1度目) 簡易WC 9:15発
見晴台
9:45 岩・ネットフェンス(1度目・引き返し))
フルーツ村(2度目) 10:05再出発 30分 0.8km 2.2km 5.3km
岩・ネットフェンス(2度目・通過)
10:35着 笠石 25分 1.4km
10:50 小袋沢コースへの分岐
10:58着 遺産・寂光不動・笠石からの眺望 12:00発 33分
12:13 小袋沢コースへの分岐
12:25 旅名コース入り口
12:30 不動尊入り口
12:33 不動尊 (寂光山246m) 12:40発 40分
13:20 R410 案内板
旅名橋
13:30着 フルーツ村入り口・駐車場
フルーツ村


フルーツ村入り口  R410の左手にフルーツ村の看板を発見。売店の横に駐車場がある。ここ
でも駐車できそうだが、その先を進むと旅名橋があり、その少し先の左手に
「フルーツ村」の看板がある。そこを左折して入ると、直ぐ左手に「大型車」の
駐車場を発見。ここに車を停めた。辺りは紫色の花で埋め尽くされている。花
大根の花だ。
フルーツ村  登山口はフルーツ村の裏手と言うことなので、アスファルト道を登って行くと、
駐車場とビニールハウスを発見。今はイチゴ狩りのシーズンだ。辺りを見回す
と、笠石の案内板を見付けたので、右方向に山を目指せして登る。菜の花の
香りと黄色が目に鮮やかだ。
見晴台、地滑り?  木が無く、赤土がむき出しの斜面に出た。目の前に八良塚が大きく迫る。こ
こが、見晴台か? 高宕山に登った下山時に、いつも歩いている八良塚の全
貌をやっと目にすることが出来た。
笠石?  「笠石→」の道標を発見。右手が崖の左手に、上に石を載せた岩が現れた。
これが笠石かな? でも、本の写真とちょっと形が違う。風化して壊れたのか
な? その先に大きな岩があり、覗くと、ネットフェンスで行く手が遮られてい
る。「高圧線・さわると危険!」と書いてある。元に戻り、脇の山道を進んだら、
どうもおかしい。フルーツ村に戻ってしまった。ま、三つ又の花に出会えたから
いいけど。
 フルーツ村のおじさんが、「ネットフェンスの扉を開けて通るように書いてあっ
たでしょ。」と。よく見ないで、高圧線怖いと、引き返してしまった。このネットフェ
ンスのことなんか、本にも書いてなかったもん。しかたない。今度は別の道で
あの岩まで戻る。50分もロスした。
ネットフェンス  「ネットフェンスは、上の線だけが高圧が流れるから、下のネットは触っても
大丈夫だよ。」とおじさんが言ったのを信じて、扉の針金をひねって開け、通
り抜けて、扉を閉めて針金をひねった。ほっとして、注意書きを再度読み直す
と、「猿害防止のために、高圧線を張り巡らしてある。」と、書いてあった。
無事通過、やっと山道に出られた。
岩の上に木が1本  右手に岩棚を見付けた。前方が見渡せて、景色が良い。ハイカーが1人、
岩から下りて来た。今日初めてハイカーと出会った。元の道に戻って先へと
進む。岩の尾根上を歩くので、300m弱の低山なのに、ちょっと怖い。左右が
切り立っていて岩肌の上だったりすると、「渡り切るまで、どうか風が強くなり
ませんように!」と心の中で唱えながら、用心して歩く。
笠石  道の左手に、白い木の柱に「笠石」とある。見上げると、縁がひらひらのパラ
ソルのような石がちょこんと載っている岩がある。「石の上には乗らないように
!」と注意書きがある。やっと、本物の笠石に出会った。「上は似たような岩ば
かりだから。」と言ったフルーツ村のおじさんの言葉が思い出される。初めに見
付けた岩を笠石?と思ったが、「笠石はネットフェンスの向こうにある。」と。
これだ。笠の下に、先ほどのハイカーが1人、足をぶらんとさせて岩の端っこに
座ってお菓子を食べている。ここは、見晴らしが良い。
寂光山はどこ?  笠石を後にして山道をしばらく進むと、左手に「遺産名 寂光不動・笠石から
の眺望、21世紀に残したい遺産」という柱が立っている。見上げると、岩に銀
の鎖が光っている。回り込んだ細道を登り、鎖で囲んだ道を登る。登り切ると、
岩の上に出た。鎖で囲ってあるから、安心だ。ビューポイントだ。眼前に八良塚が
横に大きく横たわっている。まだ、11時だけど、ここで景色を眺めながら、お弁
当にする。ここが、寂光山山頂かな? でも、何も書いてない。違うのかな?
案内標示が少な過ぎる。
 岩を下りると、前方から男性1人と女性2人がやって来た。「下から。不動尊か
ら来た。」と言う。「山の上で出会って、上からと言う人は居ないだろ? ジョー
クになる。今度、使おう。」と言って、相棒が笑う。
旅名コース   分岐に出た。左の旅名コースを進む。この道案内も朽ちている。どうも、千葉
の山は手入れが悪い。
林道  山道が終わり、とうとう、林道に出てしまった。林道の脇に、ゼンマイが生えて
いた。成長過程が分かって、面白い。それから、水芭蕉のように、緑色のホウ
で包まれた山野草を見付けた。この前、大日山の下山でも見付けたが、名前が
分からない。薄紫のアオイスミレも咲いていた。
寂光不動尊  「旅名コース入り口」の案内標示を見付けると、その先の左手に、「不動尊入
口」の案内を発見した。脇道の階段をを上がると、岩の影に不動尊の建物が張
り付いている。炎を背負った不動明王が祀られている。大太刀も飾ってあった。
 ここで、元の道に戻ってしまったのが、いけなかった。階段の脇に、寂光山山
頂への道があったらしい。突然思い立って来てしまったので、本をざっとしか読
まなかったのが良くなかった。山頂には祠があるはずだとか、山頂の案内があ
りそうなものだとか、探したが分からず、残念なことに、山頂を踏めなかった。
もう少し、案内標示が欲しい。
R410  道を下ると、果樹園らしき場所を高圧線のフェンスで囲んであるが、猿とは出
会わなかった。田圃に水を曳いて、既に田起こしをしている長閑な田園風景の
中に居た。R410にぶつかると、脇に、地図付きの「遊歩道・旅名コース」の案内
板があった。こちらから登れば、道に迷うことも無かったのかな?
 左折して、R410を歩いて旅名橋を渡ると、直ぐにフルーツ村入口だ。

《みっふぃーのひとり言》  前日が大雨だったし、明日は晴れるというので、どこか歩きたくて、うずうずし
て来た。そこで、ネットで検索していたら、寂光山・笠石を見付けた。そうそう、
分県ガイドにも載っていたっけ? 面白い岩だから、一度見てみたかったし。
HPには、フルーツ村駐車場に車を止められるとあるし。1996年2月の資料で、
ちょっと古いがプリントアウトし、分県ガイドと共に参考にして歩こう。国土地理
院の地形図、坂畑をネットで見たが、分かり難かった。
 今回は、しばしば勘が狂った。初めに笠石を勘違いしたし、高圧線のネットフ
ェンスの扉を開けて進む等とは、どこにも書いていなかったし。最新の資料が
欲しい。それにしても、岩の尾根歩きとは、思わなかった。こんなに低い山なの
に、どうして岩なの? 全部で5.3km、いつもの半分、簡単と、思ったのがいけ
なかったかな? 歩き終わっても、全然足には来なかった。だけど、気を張りつ
めて、左右切り立った尾根の岩の上を歩いたので、なんか、肩凝ったー。
 一番の収穫は、八良塚の全貌を初めて見ることが出来た事。そして、快晴に
恵まれ、気持ちの良い山歩きだった。風が無いと良かったのにね。もう、すっか
り春だよー!


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