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かみ  こうち 
       46. 上高地 (スノーハイク)
      ーーー1)新年の幕開けは上高地で!ーーー
      静寂が支配する冬の上高地とゆったり満喫・中の湯温泉

《ハイライト》
          ↓明神岳@徳沢             ↓常念岳@徳沢                霞沢岳@帝国ホテル付近
撮影 2005.1.1 by Miffy_kun

1. 諏訪湖SA 2. 中の湯温泉旅館
下の写真をclickすると、旅館全体が見えます。
3. 釜トンネル 4. 氷柱(ツララ)@旧釜トンネル
5. 新釜トンネル(右が旧釜トンネル) 6. 遠めに見える”釜トンネル”
7. アニマル・トレッキング(狐の足跡?) 8. なだれ発生危険箇所@釜トンネル出た所
9. 大正池 10. 雪景色
11. 田代池 12. 田代橋
13. 猿@上高地バスターミナル 14. 河童橋
15. 明神池 16. 穂高奥宮
17. 明神一之池 18. 明神岳@徳沢 2004.12.31
19. 明神岳@徳沢 2005.1.1 20. 帝国ホテル(木々の向うの建物)

アクセス: 往路: 新宿駅西口都庁地下駐車場脇→(首都高速)→(中央道)→三鷹TG→八王子TG
→談合坂SA→諏訪湖SA→松本IC→(上高地線)→中の湯温泉ゲート前
→中の湯温泉
復路: 中の湯温泉ゲート前→(安房トンネル)→アルプス街道平湯(温泉)→(安房トンネル)
→諏訪湖SA→談合坂SA→八王子TG→永福TG→新宿西口スバルビル前
アプローチ: 中の湯温泉→(宿の送迎マイクロバス)→釜トンネル 
ルート: 往路:  釜トンネル→(上高地街道)→バスターミナル→大正池
→上高地バスターミナル→田代橋→明神館→徳沢園(冬季小屋)
復路: →徳沢園(冬季小屋)→明神館→小梨平→河童橋→上高地バスターミナル
→帝国ホテル→大正池→釜トンネル→中の湯温泉ゲート前

着時間 地点 内容 発時間 経過時間 総時間 歩程
《1日目》 2004.12.30
都庁地下駐車場 10:00 マイクロバス
6時間
10:05 <首都高速>不通 高井戸出口付近で
車両火災発生
11:03 約1時間
足止め
11:14 白いワゴン車(自爆炎上)
11:17 三鷹TG
11:32 八王子TG
11:54 談合坂SA (昼食) 12:40
14:05 諏訪湖SA 14:25
14:45 松本IC <中央道>からOUT
<上高地線>
釜トンネル
中の湯ゲート マイクロバス乗り換え
16:00 中の湯温泉旅館 宿泊・温泉入浴(夕食)
《2日目》 2004.12.31
7:00 (朝食・弁当・お茶・湯)
出発 マイクロバス 8:07
釜トンネル ストレッチ 8:30 30分(登り) 歩き
7時間
 20分
(含休憩)
約12km
なだれ発生危険箇所
9:00 上高地林道 30分
9:30 BT wc 15分
9:45 大正池ホテル wc 10:00 1時間
11:00 田代橋 30分
11:30 上高地BT 猿・wc(弁当・味噌汁・甘酒) 1時間
14:00 明神館 wc 1時間強
15:50 徳沢園・冬期小屋 (年越し宴会・夕食)
《3日目》 2005.1.1
7:15 自炊場 (甘酒)
7:30 (朝食)
8:20 外に集合(出発の用意して) ストレッチ 歩き
6時間弱
(含休憩)
約12km
10:05 明神館 wc
写真(明神岳・常念岳)
11:15 小梨平 wc
11:30 河童橋
写真(霞沢岳・帝国ホテル)
BT (行動食)
14:00 釜トンネル 10分
14:10 中の湯温泉ゲート マイクロバスに乗車 10分
14:20 安房トンネル
14:30 アルプス街道平湯 (昼食・温泉入浴
ソフトクリーム@250円)
16:00 1時間半 マイクロバス
4時間半
安房トンネル
17:40 諏訪湖SA 17:55
19:20 談合坂SA (夕食購入) 19:30
20:00 八王子TG
永福TG
20:30 新宿駅西口スバルビル前

1日目  2004.12.30
都庁地下駐車場  山小屋で年越しをし新年を迎えよう!というツアーに参加すべく、10:00に
集合。参加者男女8名ずつの計16名+添乗員さん(m:I 君)+山岳ガイド
さん(f:F嬢・白馬峰の原リトル・アドベンチャー所属)+運転手さんで
出発ー!
 首都高に入ったと思ったら、志村料金所付近で車が自爆炎上。前方に
黒い煙が見える。ジプタみたいなちっちゃな消防車とパトカーが、左右に避
けた一般車両の間を、サイレンを鳴らしながら通過して行った。1時間も
不通。事故現場を通過すると、白いワゴン車が真っ黒に焦げていた。
 今日はAccess だけだからいいけど、日帰り登山だったら、1時間もの
Lossは登山中止になりかねない。
談合坂SA  正午頃、SAに到着し、掛蕎麦と菓子パンの昼食。夕食が豪華との情報
に、お昼は腹八分にしとこっと。
諏訪湖SA  諏訪湖は白樺と雪景色。大勢の人で混み合っていた。
松本IC  中央道を一路、松本を目指す。松本ICで降りて、上高地線を進む。中の
湯温泉ゲートで、中の湯温泉旅館の送迎車に乗り換える。道端に、ゲート
番のおじ様が一人。一日中、この寒い中に立っているらしい。
中の湯温泉旅館  情報どおり、豪華な夕食。Asahi Super Dryを飲みながら、飛騨のコンロ
で焼いている朴葉味噌を摘む。ちょっと甘めだけど、沢山の野菜が刻み込
んであって美味しい。ツアー仲間は老若男女様々だけど、みんな山好きば
かりなので、山談義に花が咲く。今朝、会ったばかりとは思えない雰囲気。
同好の士ってのは、いいね。同じ夢を見られるから。みんな、明日のスノー
ハイクを夢見て、目がキラキラ。幾つになっても、こんな目の輝きを持てる
なんて、素敵じゃない?
 お風呂は天然温泉で、露天風呂から山が見える。ここは旅館なので、
お部屋はオートロックだし、快適。温泉は男女別。詳しくは日帰り温泉
見てね!
2日目 2004.12.31
いよいよ、釜トンネルへ  朝食は7時、旅館のマイクロバスで、釜トンネルまで送ってくれた。8時に
ストレッチをした後、8:30いよいよ、旧釜トンネルを歩き出す。新釜トンネ
ルも完成しているが、今日は点検のため、旧釜トンネルを通ることになっ
た。Oh、Lucky !  旧釜トンネルを通れるなんて、もう出来無いだろうから。
Head Light & Climbing irons(アイゼン)を用意するように言われていたけど、
釜トンネル入り口の門番さんが「今日は不要。」とおっしゃったので、Goar
TexのTrekking だけで歩くことになった。
 所々icebahnになっているので、滑らないように慎重に1歩1歩前進。旧
釜トンネルは、最初と最後の部分が雪避けガードの桟になっているので、
外の雪景色が見える。新釜トンネルじゃ、全部トンネルだから、景色が見
えなくって詰まらなそー。トンネルの天上から大きなツララが垂れ下がって
いる。これが落ちて来て刺さったんじゃ、サスペンス物じゃー。「?凶器は
なんじゃー? ツララが凶器じゃ消えて無くなる。」なんてTVドラマがあった
よね。上を見て、ツララが無いトコの下を通過する。
アニマル・トレッキング  釜トンネルを抜けると、そこは真っ白な世界。雪の上に、動物の足跡が
一直線に点々と・・・。狐らしい。別の所では、鹿と思しき足跡も見付けた。
雪崩発生危険箇所  「雪崩発生危険箇所」の看板がー! ここがネットで見た危険箇所? 
このために、このツアーはちょっと命がけ。このツアーに2度目の参加という
ハイカーによると、3月のツアーで最後尾の方が雪崩に会い、腰まで雪に
埋まったと。自力では出られないので、みんなで雪を掘ったとか。春は雪解
けで、雪崩が起き易いらしい。
 最近は雪崩防護柵が作られたので、雪崩は置き難いらしい。以前は雪崩
が起きると、釜トンネルから先には1ヶ月も入れなかったとか。
大正池  雪をぎゅっぎゅっと踏み締めて進むと、池が見えて来た。大正池だ。「あ
の有名な池に残された木々はいずこに?」 「もう、少し先にあるよ。」との
言葉に進んで行くと、確かに池の中に、木が生えている。が、20歳の頃に
見た景色と余りに違うので、失望感が・・・。「大正池は、何れは消滅する
よ。」との情報もある。尾瀬の様に、保護する必要が有りそうだ。だけど、
もう、遅きに失するのか?
田代池・田代橋  小さな可愛らしい池に出た。グラサンを外して景色を眺める。モノクロの
墨絵の世界にいた。その先へと進み、木製の橋を渡って梓川の淵を遡る。
上高地バスターミナル  「あ、猿がいるー!」という仲間の声に、木の上をじーっと見ると、猿が枝
の上に座っている。よーく見渡すと、あちこち、猿だらけ。「猿もバスを待っ
ているんだ。」とのジョークを軽く受け流す。ここで弁当休憩となった。中の
湯温泉旅館のお弁当はオニギリで、乾燥していて硬い。歯が立たないよ
〜ん!
 先にお弁当を食べていたカップルが、「お先に、徳沢園に行きまーす。明
日は蝶に登るのでー。」と言って、ベンチを立った。う〜ん、東京でも雪が
降っているという天候の時に、雪山やる人がいるんだー。ま、こんな季節
に、こんなトコ歩いているのも同類か?
 手袋を外してオニギリを食べていたので、出発しようとしたら寒さで手先
が痛い。凍傷? 指の運動をしてから、出発! 歩き出したら、指の感覚
が戻って来た。やれやれ。
河童橋  ここで、橋を渡り、林の中へと入って行く。白銀の世界で、メイン・ロードで
はない所を歩けるのは、山岳ガイドさんのお陰。目印の無い真っ白な世界
を個人で歩いたら、迷子になって凍死してしまう。八甲田山死の行軍って
例もあるし。スキー場の喧騒さと違って、グッグッという雪を踏み締める音
だけが聞こえる。スノーハイクは静寂そのもの。生き返るー!
明神館・穂高奥宮  夏場なら、拝観料が必要な奥宮に無料で入った。冬場は誰も管理してい
ないらしい。今日は大晦日。スノーハイクの無事と来年の幸運を祈願。
明神池は、正に墨絵の世界。
明神岳  雪が降り続ける中を、1列になって進んで行く。正に行軍の感有り。「雪崩
発生危険箇所」の立て札が、またもや立っていた。みんな、一声も発っさ
ず、雪崩が起きないように静かに歩く。明神岳は裾野だけがぼんやりと見
える。どうか、明日は晴れて、上方の峰を拝ませて下さいませ! 段々雪
深くなって来た。しかし、powder snow だから、ラッセルしても軽い。
徳沢園・冬季小屋  ロッジが見えて来た。もう直ぐ、目標の山小屋に到着だ。雪の中に、青や
黄色の小さなテントが点在している。テントも雪で埋まっている。テントを張
った時から、更に雪が降り積もったのだろう。
 テントの先に小屋が見えて来た。トーチャクー! ザックを降ろし、ストレッ
チ。荷物と緊張で肩が痛い。
年越し  ツアー仲間の一人Mr.Mが、横浜の聘珍樓のお節とお酒を担いで来てい
た。重いから、添乗員のI 君にも担いでもらったとか。彼はこのツアー参加
歴3度目とか。
 男どもの部屋に全員集合して、酒盛りが始まった。お酒は、ビノ・ビアンカ
(カリフォルニア・ワイン)&ビノ・ロッソ(ボルドー・ワイン)&日本酒(岩手
の濁り酒・あさびらけ)&紹興酒&ブランデーを、山用のビニール容器に移
し替えて、ザックで担いで来たとか。ビール(アサヒ・スーパードライ)を差し
入れて下さった方も。
 お節を紙皿に開け、各自用に紙皿と割り箸と小さな紙コップまで用意して
くれていた。お節の切り分け用に、薄いプレートのまな板と小さな包丁まで
持参しているとは? 好みのお酒を選び、スノーハイクの無事を祈って、乾
杯ー! 昨日会ったばっかりなのに、命がけの雪の行軍を共にして来た
所為か、妙に親近感が沸いて、和気藹々。夕食前に、既に出来上がってし
まった。
夕食  夏場はお隣の本館で旅館をやっている徳沢園も、冬場は閉鎖している。
年末年始だけ、特別に、別館の山小屋を開いてくれている。私たちツアー
以外に、上の方の山を目指しているハイカーが泊まっている。
 「ここの夕食はステーキだ。」と行きのバスの中でI 君が言っていたので
期待していたら、ハンバーグとロールキャベツだった。ザック置き場にあっ
た冷蔵庫にも「ステーキ肉は古い順に」って紙が張ってあったのにー!
それはないよー! でも、美味しかったから、いいけどね。それに、こんな
山小屋で年越し蕎麦(山菜若布蕎麦)まで用意してくれていたんだから、
ありがとねー。ただし、お茶を頂くのには、コップ持参。
雪隠?  階段の脇のガラス戸に、「雪隠」と書いた紙が張ってある。中に入ると
洗面所で、洗面台は全て木で塞がれている。夏場は水が使えるが、冬場
は水が使えない。洗面所の先に男性用トイレが。その先のどん詰まりに、
ボットン??がたった一つあった。これじゃ、明日の朝は、大変だー。
 山小屋に来たら水が使えないから、ウエット・ティッシュは必携。洗顔も
歯磨きも手洗いも出来ない。歯磨きには、ガムがいいらしい。ミッフィーは
歯磨きは諦めていたけど、ご親切な方が女性全員にガムを下さったから、
これですっきりした。次回はガムを持参しようっと。外でお茶を使って歯磨
きした人もいたけどね。だって、ぺってするには、外じゃないとダメだから。
こんな不自由さも、山小屋の良さって思っちゃう。今のCity Lifeは快適過ぎ
て、人間の能力を退化させているって思わない?
さぁ、寝ようっと。  みんな盛り上がろうと、どの布団に寝るかって、ジャンケンに夢中になっ
てる。ミッフィーはパーを出して、圧倒的多数のチョキに負けてしまった。
ま、負け組み仲間が、もう一人いたから良かった。1人で1枚の布団なら、
場所はどこだっていいんだけどね。そんなに冷めてちゃ、盛り上がらない
か?
 今回は、1人で1枚の布団に寝られるから、寝返りが出来る。山小屋で
こんなのって初めて。普通は2人で1枚だから、やっと両肩が付く、つま
り、上を向いて寝られる程度。で、腕の置き場所に困る。ひどいと3人で
1枚、それも足と頭を交互にして、片肩だけを付けて横を向いて寝るとか。
最後の寝方は、ミッフィーは経験しないで済んでいるから、ラッキーな方
かな? 丹沢の尊仏山荘なんか混んじゃって、男女ごちゃ混ぜだったよ
ね。 白馬岳、仙丈ガ岳、北岳、槍ガ岳、登って良かった山の話が目白
押し。
 あー、お布団が暖かい。チャンポンしたから酔いが回って、みんなが山談
義をしているというのに、ミッフィーは夢の中。山談義を途中までしか聞けな
くって、損しちゃったかな?
3日目 2005.1.1
星は?  夜中に目が覚めちゃったので、外の空を見てみた。けど、星が無い。明
け方、また見ると、たった1つだけだったけど、星が輝いていた。その周り
は曇っていたけれど、晴天が期待出来るかも? 晴れないと、山の頂が
見えない。見せてー! こんなにまでして、ここまでやって来たんだから。
神様、お願い。いい子にしてるから、望みを叶えてね!
甘酒  前日の連絡では、7:30朝食との事だったが、山小屋ではチョクチョク目が
覚めてしまう。5:00には起きてしまった。「甘酒があるから、炊事場へー!」
との声が掛かり、7:15に、暖かくって甘ーい甘酒に有り付けました。生き返
るー! みんな、心までHotになっちゃって、お顔がルンルン。
 男部屋は8畳に10人寝たって。押入れの下段には、早く寝たいと希望した
背の高い男性が、足を曲げて一人。上段に女性の山岳ガイドのF嬢さん
が。「彼女を女性部屋に。」との話も出たけれど、彼女はそんな事はお構い
なしって感じだったので、そのままに。ツアー客が多ければ、きっと、2人で
1枚の布団だったんでしょうね。キャンセルしてくれた皆様に、感謝ですー。
さぁ、帰ろう!  「8:20に、出発の用意をして外に集合!」だって。食堂で暖かいお茶を携
帯ポットに入れて貰った。山小屋によっては、別料金を取るトコもあるけど
、ここはタダ。朝食後、ザックを詰め直したり、トレッキング履いたり、スパッ
ツ付けたりと、慌しく行動した。山男・山女ばかりだから、こんな行動は非常
に早い。定刻通りに集合し、ストレッチしてから釜トンネル目指して出発!
明神岳の頂がー  少し青空が覗いて、やっと、明神岳の白い切り立った頂を拝む事が出来
ました。なのに、デジカメのバッテリー切れ。バッテリーは十分だと高を括っ
ていたので、予備バッテリーを持ち合わせていなかった。次回は予備も持
参しようっと。でも、カメラ付き携帯で、ばっちり撮影。良かったー。
雪時々晴れ  行軍していると、お天気は目まぐるしく変化。雪振る中を歩いているかと
思えば、突然に青空が覗く。なんて天気じゃー。青空が見えた時が、シャッ
ターチャンス。運良くも、明神岳、常念岳、霞沢岳の白い頂をGet..
神様、ありがとうございました。ただただ、感謝でございます。
帝国ホテル  復路は急ぐので、脇道には入らずにMain Roadを歩く。往路では通らなか
った”帝国ホテル”前を通過。1泊3万円?との情報あり。庶民が利用出来
るのは、Tea Time位かな?
行動食  釜トンネルに入る前に、BTで行動食を立ち食い。昼食が遅くなってしまう
ので、3日目の行動食を持参するようにと、言われていた。みんな、どんな
物を持参してるのかと、周りの人が食べている物を見てみると、パンが多
い。ミッフィーは、フルーツ味のカロリーメイト&レーズンクラッカー&チョ
コ。カロリーメイトは、歯にくっ付くから好きじゃないんだけど、フルーツ味な
ら食べられる。普段はクラッカー&毎日家族が多い。お店に毎日家族が無
かったので、仕方なく、今回はレーズンクラッカーにしちゃった。パサ付くか
ら、徳沢園で入れて頂いたお茶を飲む。ザックのsideに入れて置いたペット
のレモンティーは、凍っていなかったので飲めた。水だと、雪の中を歩いて
いると凍ってしまうそうだ。sport drinkとか、何か溶かし込んである飲み物
は、凍らないらしい。
釜トンネル  釜トンネル前で、雪上ハイクは終ってしまう。釜トンネル前の深い新雪の
中を思いっきり駆け回り、雪との別れを惜しむ。年齢に関係なく、みんな、
新雪に突進する。楽しい〜!
 「Head Lampを用意して!」とのF嬢の声を無視して、誰一人用意する気
配がない。トンネル内が真っ暗だって、もう、ヘッチャラ。慣れちゃった。ほ
の暗いトンネル内を勘を頼りに前進。遥か向うに、丸い出口が見えた。
あーあ、とうとう、着いちゃったー。
 旅館の送迎バスが来る予定だったのに、前日、釜トンネルと中の湯ゲ
ート間でスリップ事故があったから、来られないと言う。みんなで、車に
注意しながら、曲がりくねった車道を上がる。これが最後の登り? この
上りが、一番キツかったりしてー。
安房トンネル  中の湯温泉旅館ゲートでマイクロバスに乗り込み、安房トンネルを通って
長野県から岐阜県へ、平湯温泉を目指す。
アルプス街道平湯  直ぐに、温泉に到着。ビールを飲みながら、遅い昼食を味わった。ゆっく
りと温泉に浸かろっかな。でも、ゆっくりと浸かりたい所だけれど、お食事
時間を入れて、全部で1時間半。露天風呂に浸かっていると、何時だか
分からない。そしたら、仲間が防水時計をしていた。出発30分前にお風呂
から上がり、ビールを探す。食事の時には分け合ったので、ちょっと飲み
足りない。でも、お土産を買っていたら、時間が無くなった。
 バスに戻ると、女性陣が手にソフトクリームを持っている。「どこで売って
るのー? 時間有るかなー? あと、2分?」 バスの中から「私も欲しい。」
との声が・・・。「じゃ、買いに行こう!」「入り口で売ってるわよー。」との事
なので、二人で走る。入り口がice buhn でも、トレッキング履いてるから
大丈夫。売り場を見つけて並んでいると、後からお風呂から出て来た女性
も「私も欲しい。お金貸して。」と。車中、女性陣はみんなソフトクリームを舐
めてご満悦。
新宿へ  諏訪湖SAに立ち寄った後、道路情報を見ていると、八王子付近で事故
渋滞。I 君は次にどこのSAに立ち寄ろうかと悩んでいた。結局、談合坂
SAになった。ここで軽めの夕食をゲットし、車中で食事。疲れて寝ている
と、目覚めてみれば渋滞は解消し、バスはどんどん走って行けた。途中の
道路情報では、「トンネル出口雪」との警告があったが、トンネルを抜けて
みると、雪は無かった。綺麗に除雪されている。警告は昨日のまま、更新
してなかったらしい。
 20:30新宿駅西口スバルビル前に到着。女性陣は全員、車中で連絡先
を交換した。それ程に短時間で結束し、仲良しになれた。山のツアーでは
珍しい事だ。危険と隣り合わせの、雪上ハイクならではのオマケかな? 
そして、キャンセルが出たために、少人数での山行が、親近感をより強め
たのだろう。「旅行会社としては、大赤字ツアー」って、I 君が言ってたっ
け。

参考資料:
1) 「?旅行社のパンフレット」より引用


《みっふぃーのひとり言》
 雪の上高地を歩こうという計画は、山岳部OGの間で浮上していた。3月のスノーシューハイクを考えてい
たのだけれど、みんなの予定が噛み合わず、みんなの予定が付く日に、別のスノーシューハイクを現在思
案中。で、相棒と上高地ルートの「新年を山小屋で迎えよう!」というツアーに参加する事にした。
 ネットで調べてみると、釜トンネルを出た所が、「雪崩発生危険箇所」で危険らしい。山岳ガイドさんも随
行してくれるツアーだから、危険性が大であったら決行しないだろうと、安心して参加した。実際に歩いて
みると、危険箇所は釜トンネル出口付近ばかりではなく、明神池を過ぎた辺りにも、あの立て札があった。
 山岳ガイドのF嬢は、「東京に雪が降る天候だから、危なかったら止めるように先輩から言われて来た。」
と、後で、おっしゃっていらした。冬山に登るような登山ではないけれど、夏ならばルンルンなご気楽気分で
歩ける林道も、雪がいっぱい積もると、冬山と化す。一番怖かったのは、やはり、雪崩の可能性。春の雪
解けのシーズンでは無いから可能性は低いものの、ゼロではない。積もった雪の上に、新雪が沢山乗っ
かると、雪崩の可能性は高くなる。今回は、東京でも雪が降っている位だから、降雪量は多い。運命共同
体だから、短時間でツアー仲間の心は急接近。キャンセルが多く、少人数なのが幸いして、和気藹々と、
とても楽しいスノーハイクとなった。雪崩にも遭遇せず、無事生還出来た事を、神様に感謝したい。
 Powder Snow の雪道を行軍している時は、気分は最高ー! あの森閑とした中を歩いていると、填まっ
てしまう。日頃のストレスなんか、どっかへ吹っ飛んで行っちゃったー。小さいことなんか、グチグチ気にし
てなんかいられないよね〜。TensionはHighになって、何が来たって怖くないって気分。これで病み付きに
なっちゃうんだよね〜。きっと。
 頭空っぽで、真っ白な気持ちで俗世間に戻って来ると、暫くはみんなと調子が合わなくて困るけどね。
                                                     2005.1.6記


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