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    かわぐちこ   ・ てんじょうざん
42.
 河口湖・天上山
ーーー紫陽花咲き乱れるカチカチ山ハイキングーーー

ウサギと狸の化かし合い、あの懐かしい童話”カチカチ山”の天上山1104mへ。
ロープウェイで登って、紫陽花の山道を歩いて下るのが一般的らしい。
が、紫陽花を眺めながら歩いて丸太階段を登り、天上山展望台へ。
更に、天上山山頂を越えて、ぐるっと周って河口湖へと降りる。

《ハイライト》
イカリソウ@ too ナカバ平 富士山 @天上山展望台1075m
2004.7.17撮影

1. 天上山  1104m  ↓ 2. 護国神社脇・登山口 (紫陽花)
3. 富士山@ナカバ平 4. 河口湖&大橋@ナカバ平
5. 天上山山頂 6. 富士山 with 笠雲
7. 久保田一竹美術館・入り口の門 8. レトロバス(河口湖循環バス)

《出会えた花達  2004.7.17
紫陽花(アジサイ) 虎の尾(トラノオ)
ギボシ ハギ
ホタルブクロ カンゾウ

アクセス: 往路  東京駅→(JR中央線特快)→高尾駅→(JR中央本線)大月
→(富士急行線)→河口湖駅
復路  河口湖駅→大月→高尾駅→東京駅
アプローチ:  河口湖駅前より垂直の道を進む。道は湾曲しているが、T字路にぶつかる。
角の右の柱に道標有り。車道を渡り、「天上山へは右折して50mほど進んでから、
左折」して、細道へと入る。
 進むと三叉路にぶつかり、道標がある。天上山を目指して左に進むと、右手に
三峰神社が現れる。そこで道は大きく左方向にカーブするが、そのまま道なりに
沿って蛇行した舗装道路を登る。右手に護国神社が現れる。鳥居の右手にある
丸太階段が登山口。
ルート:  河口湖駅・・→三峰神社・・→護国神社・天上山登山口・・→ナカバ平
・・→富士見台・・→天上山展望台・・→天上山山頂・・→山道(三つ峠方面へ)
・・→ロープウェイ駅との分岐(右折)・・→車道(左折)・・→(左折)下りの山道
・・→河口湖畔・・→BS浅川「近くに酒屋あり」(乗車)→[路線バス・甲府行き]
→BS郵便局(下車)→[路線バス・大石ペンション行き]
→BS久保田一竹記念館(下車)・・→久保田一竹美術館
・・→日帰り温泉・野天風呂天水・・→BS久保田一竹記念館(乗車)
→[レトロバス]→河口湖駅

到着
時間
場所 備考 出発
時間
道路
状況
区間
時間
東京駅 JR中央線(特快)・高尾行き 7:22発
8:18着 高尾駅 JR中央本線(普通) 8:20発
8:56着 大月駅 富士急行(普通) 1110円 9:02発
9:52着 河口湖駅 WC(水洗) 10:05 20分
[ハイク開始] アスファルト
三峰神社 登り
アスファルト
10:25 天上山・護国神社・入り口 ストレッチ 丸太階段登り 25分
10:50 ナカバ平 太宰治の碑 平らな道 30分
11:20 天上山展望台 1075m 弁当・休憩40分         WC(水洗) 12:00発 登り
12:15 天上山山頂 1104m 小御嶽神社 下り
→尾根道
20分
12:35 車道 緩い登り
アスファルト
5分
12:40 下りの山道 急な下り 25分
13:05 河口湖を周遊している車道
[ハイク終了]
河口湖湖畔 休憩
BS浅川 路線バス・甲府行き 260円 14:25発
14:25着 BS郵便局前 路線バス・大石ペンション行き 150円
14:35着 BS久保田一竹記念館
久保田一竹美術館 入館料 1300円 15:50発
16:00着 日帰り温泉
野天風呂 天水
入浴料 800円
     (普通は1000円・割引券使用)
食事・かぼちゃのほうとう 1000円
生ビール550円  富士山の水200円
17:20発
BS久保田一竹記念館 レトロバス(河口湖駅行き最終バス)390円 17:31発
17:50着 河口湖駅 富士急行・フジサン特急(1110+300)円 18:10発
18:52着 大月駅 JR中央本線・中央線 19:02発
20:43着 東京駅

全員いるかな?  大月駅で富士急行9:02発に乗車しようと、話がまとまった。東京駅で中央特快の
1両目に乗車すると、タンポポさんが探しに来てくれた。ココの飼い主様と一緒との事
で、3人が揃った。国分寺駅でオケイ様とT様が乗り込んで5人に。1人は急用で不参
加、残るはあと1名。
 大月駅の臨時精算所が大混雑。列に並んで待っていたら、可愛い絵の描いてある
列車に乗り遅れそう。またまた、タンポポ様が探しに来てくれて、改札を走り抜け、乗
車賃は列車内で払えば良いと。駅員さん、早く言ってよー! 大月駅の富士急列車
内で残る1名、リミット様を発見。今回の参加者6名がやっと揃いました。
河口湖駅  予定通り、河口湖駅に到着。改札で駅員さんのシツコイ勧誘が・・・。「ナチュラルガ
イドと歩こう! 神秘・太古の森樹海遊歩道と富岳風穴めぐり 4時間1300円」へのお
誘いを振り切って、スタート。
アプローチ  前回の箱根・塔の岳でも、ここで迷った。今回も阿仁はからんや、左折の細道を通
り越して、ガソリンスタンドで道を聞く。道を戻って、交差点から1個目の小道に入って
進むと、「天上山」の道標がありました。道標どおりに一番左の道へと進む。
三峰神社  道の右に鳥居があり、上の方に神社が見える。ここから道は左に大きくカーブする。
護国神社  蛇行したアスファトの坂道を登る。ストレッチ出来る場所を探しながら歩いていると、
左手に、車3〜4台が止められる草原を見付けた。その右手に、護国神社の鳥居が
見えた。鳥居の前で、各自ストレッチ。鳥居の右手にある丸太階段が登山口。
 左右に咲き誇る紫陽花を眺めながら、丸太階段を登る。山道の脇には、トラノオ、
イカリソウ、ホタルブクロ、カンゾウ・・・と、紫陽花以外の山野草も迎えてくれる。
ナカバ平  登り詰めると、広い草原に出た。太宰治の「惚れたが 悪いか」の碑が立っている。
碑の後ろに、雄大な富士が姿を現している。富士の反対側に、河口湖と河口湖大橋
が覗く。ロープウェイで登って来た人達と出会う。
富士見台
天上山展望台
 ウサギと狸がお出迎え。展望台に出たらしい。ここはロープウェイの山上の駅になっ
ているので、人が多い。飲み物や食べ物の自販機まであり、トイレはレストランの入
り口かと見紛うほどに綺麗。テーブルやベンチがあるから、雄大な富士を眺めなが
ら、お弁当にする。高いトーンの鳴き声がする。物乞いのために、おしゃべりするワ
ンちゃんが、鳥居に繋がれていた。
 ここから先の道が分からないので、ロープウェイのお兄さんに聞いたが、知らないと
言われた。行ってみて、無理そうなら引き返そうと言うことで、先に進む事にした。小
さな鳥居をくぐって、天上山山頂を目指し、三つ峠方面へと進む。
天上山山頂  道は合っていたらしい。「天上山」の道標と小さな祠がある。小御嶽神社と言うよう
だ。ここまで来る人は余程の物好きらしく、一般客は富士見台で富士山を見たら、引
き返すようだ。祠から先に見える山道は進めないらしく、私がデジカメを撮っている間
に進んだ仲間たちが、引き返して来た。山頂を目指して来た山道に戻り、その先へと
進んだ。
分岐  下って行くと、分岐に出た。左に行くとロープウェイとの道標があるので、右に行っ
てみる事にする。地図によると、その先で車道にぶつかるらしい。進んでみて、車道
が無かったら、この分岐まで引き返すことにして進む。左手の下界に、河口湖の湖
面が見えるので、方角は合っているのだろう。
車道  尾根道を歩いて行くと、T字路となり車道に出た。今回も、道は合っていたらしい。
車道と直角に、山の上からハイカーが降りて来る。三つ峠からの下山だろう。私た
ちは、左折してアスファルト道を登り、左手の下山道を探しながら歩く。道の脇に咲くノ
カンゾウのオレンジが、疲れを忘れさせてくれる。
 左手に、草薮で隠れたような山道が下っている。よーく見ると、階段になっている。
ここを下ろう。結構急な土の斜面に代わり、足元が滑る。気を引き締めて、下ろう。
下からハイカーが一人、登って来た。と言う事は、下って行けるって事だから、一安
心。ここの登りはかなりキツイだろうに。と思っている間に、登りのハイカーが続々と
現れた。名古屋からのツアーとか。丸太橋でのすれ違いは、待っていたら日が暮れ
てしまう。頃合を見計らって、渡らせて貰う。他人事ながら、「昼過ぎからの登りは
ちょっと危険だな。」と、心配してしまう。
河口湖  山道を下り切ると、民家が建ち並んでいる。垣根には、様々な紫陽花が咲いてい
る。小さな白い鞠のようなタマアジサイ、紅色のガクアジサイ etc.。とうとう、太い車道
にぶつかり、目の前に河口湖が現れた。左手には、空掘りが,湖まで続いている。立て
看板を見ると、「土石流を流すための災害用」と。バス停を確認して、湖畔で一休み。
レトロバスは?  浅川のバス停でレトロバスを待っても、一向にやって来ない。30分に1本はあるは
ずなのに・・・。反対方面へは、1台が通過していったが・・・。電話で問い合わせると、
運行しているとか。やっとやって来た路線バスに乗り込み、「一竹美術館まで行きま
すか?」と聞く。「郵便局で降りて、ペンション行きに乗り継ぐように。」と。とても親切
な運転手さんで、無線で連絡を取って下さり、レトロバスのフリーパスも使えるように
計らって下さった。乗り継ぎのバスの運転手さんにも、「私たちを郵便局BSで拾うよう
に。」連絡して下さったし。ご親切、ありがとうございました。
久保田一竹美術館  BS久保田一竹記念館で下車して坂道を上がると、数分で左手に厳つい門が現れ
た。何年も前から訪れたいと思っていた場所。門は、どっしりとした木製で、彫刻が施
されている。インドのお城の門だったとか・・・。この入り口から、異様な雰囲気が漂っ
て来る。一竹ワールドへの序奏。門を潜り抜けると、緑の中に滝が出迎える。柱状
節理を思わせる人工的なコンクリートブロックが、池に数本立っている。
 受付を通ると、ミュージアム・ショップと蜻蛉玉のコレクションが出迎える。受付脇の
ビデオルームで、一竹の作品紹介ビデオを見る。建物を出ると、不思議な池がある。
石灰岩の白い石段を登り、一つ上の建物へ。ここに、辻が花染めの着物が展示され
ている。
 靴を脱いで入館すると、絵画のような着物が目に飛び込んで来た。富士山、秋の
紅葉や冬の雪景色。連作の大作がずらりと並んでいる。絞りの針目まで、手に取る
ように間近に見ることが出来る。気の遠くなるような絞りと染めの工程を想像すると、
人間業とは思えない。圧巻である。
日帰り温泉
野天風呂・天水
  久保田一竹美術館前の坂道をしばらく登ると、左手に温泉が見える。会長さんが
ネットで割引券をprint outして来て下さったので、2割引で入館。お食事処・どんぶり屋
でカボチャ・ホウトウを食べていたら、最終のレトロバスの時間が迫り、慌てて出発。
レトロバスに乗れた  最終のレトロバスに何とか間に合い、乗り込むことが出来ました。BS浅川で80分
も待った挙句にとうとう乗れず、路線バスを乗り継いで美術館まで来たのでした。
帰りで乗れなければ、チャンスを逃すところでした。期待とは裏腹に、外見が楽しい
だけで、乗ってしまえば、中は普通のバスでした。
フジサン特急  河口湖駅で一番早い列車が特急だったので、特急料金300円を余分に支払って
乗車。この電車には、ボディーに怒った顔や笑った顔の富士山の絵が描いてある。
見た目はそれなりに楽しいが、乗ってしまえば、ただの電車。しかし、座席はゆったり
としている。大月まで行って、JRに乗り継ごう。
電車、
動いてないの?
 大月駅に着いたら、塩山駅での事故で列車が35分遅れていると。ここで、JR特急
に乗り継いで、後はのんびり寝て行こうと思っていたのに・・・。仕方が無いので、動き
出した電車に乗り込む。ところが、来ないと思っていた特急に、途中の駅で通過待ち
させられ、隣をビューんと通り越して行かれた。待ってー! そんなのって無いよー!
東京駅へ  高尾でJR中央線に乗り換えたら、これで東京駅まで行けると一安心。あの特急で
帰れても、20分位の時間短縮だった。1300円の特急料金を払う価値は無かった
か? ここは一先ず、特急料金を使わずに済んだと、思う事にしよう。

《みっふぃーのひとり言》
 ハ!イ!ク!の会、第3弾。今回は参加人数も増えて、7人の予定で決行。当日、1名が急用で不参加と
なってしまったのは残念だったけれど、登山慣れしている3名と不慣れな3名の珍道中が実現した。新メンバ
ーが二人加わったのは、実に嬉しい。
 天上山展望台までは、紫陽花を眺めながら難無くクリアー! 途中の山道では、山野草との出会いもあっ
た。そこから先は地図上では山道があるものの、ロープウェイのお兄様に聞いても、道を知らないと言われ
た。道を探しながら、分からなくなったら引き返そうという事で、先へ進む事にした。車道にぶつかった時に
は、ほっとした。左眼下に河口湖が見えていたので、方角的には進む方向が合っているとは思っていたけれ
ど・・・。
 山道を下っている時に、名古屋から来たという80名のツアーが登って来たのと鉢合わせ。三連休で道路
が混んでいて到着が遅くなり、登山開始が午後になってしまったのでしょうね。でも、結構急な登りなので、
日暮れ前に下山出来るのかと、心配してしまった。
 念願の久保田一竹の辻が花染めと対面し、その針跡から手仕事の凄さに感激した。みっふぃー希望の野
天風呂にも浸かり、日頃のストレスも吹き飛んだ。今回もいい汗流し、美味しいビールを味わえた。ラベンダ
ー畑やブルーベリー摘みは、いつかのお楽しみに取って置こう! 共に歳を重ねて来た仲間達との山歩き
が今回も叶った事と、この企画を立てて下さった会長のオケイ様に感謝。     2004.7.25記 
 アクセスに利用したのが、JRのとくとく切符「ホリデー・パス」。土・休日に日帰りで行くなら、大人2300
円とお得で、みっふぃーの場合、片道料金より安く往復出来る。木更津から大月・奥多摩・武蔵五日市まで
のフリー区間が乗り降り自由なのだ。これは、かなりお薦め。
 他にお得な切符としては、「青春18切符」など、時間にゆとりのある方達が利用されていると聞く。ちょっと
調べてみる価値があるかも?                                2004.7.27記


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