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87.  木曽駒ケ岳・宝剣岳 

1)中央アルプスと静かな花の名峰へ

 宝剣岳&千畳敷カール
2009.7.28撮影

1) クラブツーリズムのパンフより引用

 宝剣岳山頂   標高:2931m  木曽駒ケ岳山頂  標高:2956m
 祠@木曽駒ケ岳山頂  木曽駒ケ岳山頂

《出会えた花たち》
(今回は雨で撮影出来なかったので、以前撮影した写真より)
ハクサンイチゲ(奥穂・ザイテングラード取り付き) シナノキンバイ(奥穂・ザイテングラード取り付き)
コイワカガミ(乗鞍・畳平) ヨツバシオガマ(乗鞍・畳平)
コマクサ(白馬・小蓮華岳) コバイケイソウ(槍ヶ岳)

アクセス: 往路: 新宿西口→双葉SA→駒ヶ根IC→レストハウス駒ヶ根→菅の台→(低公害バス)
→しらび平(1662m)→(駒ケ岳ロープウェイ)→山頂駅(千畳敷)(2612m)
復路: 山頂駅(千畳敷)→(駒ケ岳ロープウェイ)→しらび平→(低公害バス)→菅の台
→露天こぶしの湯→みやげ物屋→駒ヶ根IC→談合坂SA→新宿西口
アプローチ: 中央アルプス・駒ケ岳ロープウェイ山頂駅(千畳敷)より
ルート: 1日目 千畳敷(2612m)・・・→千畳敷カール・・・→乗越浄土・・・→宝剣山荘
・・・→宝剣岳(2931m)・・・→宝剣山荘・・・→中岳(2925m)
・・・→木曽駒ケ岳(2956m)・・・→中岳・・・→宝剣山荘
2日目 宝剣山荘・・・→千畳敷(2612m)

《1日目》  2009.7.28 (火) 曇り→小雨
新宿駅西口 <マイクロバス> 7:30 3時間
20分
9:05 双葉SA wc 9:20
10:30 駒ヶ根IC
10:35 レストハウス駒ヶ根 wc 10:50
菅の台 ガイドさんと合流、<低公害バス>に乗り継ぎ 1時間
11:50 しらび平 集合記念写真撮影
<ロープウェイ>  (往復2200円)
7分
30秒
12:00 千畳敷 wc     「登山開始」 上り
70分
千畳敷カール
八丁坂
乗越浄土
宝剣山荘 デパック 13:50 往復
55分
宝剣岳 (ピストン)
14:45 宝剣山荘 14:55 往復
1時間
35分
中岳 (巻き道は岩場や残雪のため、危険)
木曽駒ケ岳 (ピストン)
中岳
16:30 宝剣山荘
2日目》  7.29 (水) 雨
宝剣山荘 6:20 下り
40分
7:00 千畳敷        「登山終了」   (2時間休憩) 9:00
しらび平 <低公害バス>(団体専用) 9:10
菅の台 ガイドさん下車  <マイクロバス>
10:00 露天こぶしの湯 1時間半の入浴タイム 11:30 3時間
20分
土産物屋 wc
11:50 駒ヶ根IC
13:40 談合坂SA wc 13:55
14:50 新宿駅西口

《みっふぃ〜のひとり言》
 夏はアルプスに行きたい。中央アルプスにデビュー!木曽駒だけなら、ロープウェイで標高2600mまで行けちゃうから、初級登山。今回は木曽駒に宝剣と三の沢がセットで中級登山。初めの予定では、1日目に木曽駒をピストンして、2日目に宝剣を超えて三の沢をピストンして極楽平を通り、、千畳敷に出るルートだった。
 ところが、1日目にしらび平でロープウェイに乗り替える時に、雨がぽつぽつ来出した。千畳敷駅から宝剣山荘目指して歩き出したが、八丁坂の登りで辛そうな方が出た。今回の歩きは、全く途中休憩が無かった。一般的には、30分に5分休みを入れるのだけれど、雨が降っているためか非常に急いで歩いているから、ギブアップする方々が出ちゃったのでは? 女7人、男9人に、ガイドの男性1人とツアコンの男性1名の18名のパーティーで、うち、女性2人が宝剣山荘で待機する事になってしまった。残り14人プラス2人で、宝剣山荘にデパックして宝剣をピストンした。明日は雨がもっと降るだろうと言うので、宝剣山荘に戻って直ぐに、小雨降る中、木曽駒をピストンすることになった。途中の中岳は巻き道もあるが、そちらは残雪があるし、雪が無くても岩場が危険との事で、行きも帰りも中岳を越えて行くことになった。アタックザックで宝剣も木曽駒も歩けたから、私は計画変更で良かった。重いザック背負ったままでの宝剣超えは、厳しいと思っていたから。
 来るバスの中でお弁当を食べることになっていたのに、相棒は私の説明を普段の如く聞いていず、オニギリをバスの下のトランクに置いていて、私のオニギリを2個上げることになってしまった。で、私は、3個のつもりが、たった1個のオニギリを食べただけだったから、お腹が空いて木曽駒の登りはバテた。全く元気が出なかった。木曽駒の山頂に着くや、非常食のプチ大福3個をパクついた。やっと、元気が沸いて来た。こんな相棒でも頭に来ないほど、私も成長したものだ。って言うか、いつもこうだから、諦めの境地か?
 ガイドさんは、雨なので、宝剣と木曽駒は連れて行かなきゃって思っていたのだろう。翌日の天候がもっと悪いと知って、初めの登りがあの早歩きになってしまったんだろうと、今になれば思う。
 案の定、夜中降り続けた雨は、2日目の朝には本降りになっていた。八丁坂を濁流が流れる中、千畳敷駅まで下山。希望者3人がガイドさんと極楽平までピストンした。雨と風がすごかったとのこと。ガイドさんの判断で、極楽平より先は風がスゴイので、三の沢は中止になった。千畳敷カールの池の周りは、ご自由にとのこと。ロープウェイで下りても、温泉がオープンしていないから、千畳敷で2時間待機することになった。大雨と風とガスの中を歩く気になれず、私は売店をぶらついて、お土産を見たりして時間をつぶした。今回はちょっと歩き足りない気はしたけど、温泉に1時間半も居られて、サウナに入るゆとりもあったし、新宿に3時前に着いたし、ま、これもいいじゃんって。大雪山で遭難が起きて、山ツアー客に大勢の死者が出たばかりなので、用心に越したことは無いんだろうね。しかし、料金前払いだから、ツアーは無理をしても決行しちゃう怖さがあった。あの遭難事故が警鐘を鳴らしたのかも?事故に遭われた山人(ヤマンチュウ)の方々のご冥福をお祈りする。
 有名なお花畑なのに、千畳敷の辺りは花が少ない。乗越浄土への山道の途中に、白いハクサンイチゲ、黄のシナノキンバイ、赤いコイワカガミ、紫のヨツバシオガマが咲いていたが、雨は降っているし中級のスピードで歩いているので、今回は花の写真は一枚も撮れなかった。木曽駒ケ岳の山頂付近に、ピンクのコマクサが1輪、ロープの囲いの中に咲いていた。そして、山頂付近に、ウスユキソウも咲いていた。山頂まで来れば、ヨツバシオガマもいっぱい咲いていた。写真を撮らなかった分、花は目に焼き付いている。しかし、自然のお花畑は、一般の観光客になら、昨年行った乗鞍の畳平がお薦めだ。観光写真の千畳敷の花々は、いったいいつのものなんだろう? コバイケイソウもすごく少ないし・・・。
 しかし、千畳敷の背景に聳える憧れの宝剣の岩場に登れたから、雨が降っても楽しい山歩きだった。岩に張られた頂上付近の鎖場は面白い。宝剣の山頂が3人位しか立てないほどに狭いのも、行って見なけりゃ分からない。 夜中にバスで移動して仮眠するコースの木曽駒を考えたことは何度もあった。実現しないうちに駒ケ岳ロープウェイの死亡事故が起きて、ちょっと気が向かなかった。思いついてから実現までに随分と時間が掛かったが、とうとう、中央アルプスに進出出来ちゃった。天気が良ければ、昨年デビューした南アルプスが一望出来たのに・・・。夕焼け、落日、満天の星、ご来光とセットで見られる時も有るのに、今回の山行は、全て無かった。太陽が拝めなかった分、日焼けしないで済んだし、マイナスイオンに包まれて涼しい気分が味わえたし、雪渓をトラバース出来たし、これもありー? 温泉とサウナに入って、缶ビールで仲間と祝杯を上げた。いつも、乾杯する仲間が見付からないことはない。 今回も、2人組のヤマンバと親しくなれた。 そして、彼女らに裏から上がるツルギに誘われたけれど、ご辞退した。 2009.8.1記


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