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      かぐらざか & こいしかわこうらくえん 
104. 神楽坂&小石川後楽園

2011年のお花見
神田川の桜@JR飯田橋駅西口
2011.4.11撮影

1. 毘沙門天@神楽坂 2. 都営大江戸線・飯田橋駅
3. 小石川後楽園入り口 4. シャガ
5. 枝垂桜.
6. 大泉水(だいせんすい) 7. 小廬山(しょうろざん)
8. 通天橋@渡月橋 9. ハナダイコン
10. 真っ白な桜・藤棚・花菖蒲田 11. シャクナゲ
12. スミレ 13. カモと錦鯉

アクセス: 往路: →JR飯田橋駅西口
復路: 地下鉄丸の内線・後楽園駅→東京駅
ルート: JR飯田橋駅西口・・・→神楽坂・毘沙門天・・・→神楽坂・久露葉亭(くろばてい)・・・→不二家
・・・→JR飯田橋駅西口・・・→小石川後楽園・・・→アフタヌーン・ティー・・・→地下鉄丸の内線・後楽園駅

《みっふぃ〜のひとり言》
 東日本大震災の影響で、春の計画は全てキャンセル。お花見の自粛ムードの中、ドンチャン騒ぎをする訳ではないので、せめて、近場でお花見がしたいと思った。いつもの道連れと、神楽坂でランチして、小石川後楽園でお花見することにした。天気は晴れ、正に、お散歩日和。

 JR飯田橋駅西口改札を出ると、目に、満開の桜が飛び込んで来た。電車の通過を見ながら、デジカメを押した。改札口で待つと、相棒が声を掛けてくれた。まずは、神楽坂を歩こう!
 神楽坂は初めてと言うので、神楽坂下に近い”ペコちゃん焼き”で有名な不二家へ。そして、周りの店を覗きながら、坂を上がる。猫グッズが多い店、箸置きなどの小物が楽しい店、古着屋さん、女性好みの店が軒を連ねている。坂を上り詰めると、左手に毘沙門天。震災の復興を祈願して、手を合わせた。

 毘沙門天の脇の路地を入り、神楽坂・久露葉亭へ。昨日までなら、季節限定の”お昼の花見御膳”ランチがあった。1日違いで今日は無いものと諦めていたら、テーブルのメニューにそれが載っていた。今日も、注文出来るなんて、ラッキー。おばんざいが数種と思いきや、ミニ懐石で、思わず、頬がほころんじゃった。
まず、高菜の胡麻よごし、続いて、大好きな黒ごま入り湯葉や粟と道明寺粉を入れた生麩2つ。薄切りの大根を桜の花びら形に切り、周りをピンクに染めた物の上に生麩が載っていた。鰆のオウカ焼き? 意味を聞くと、「桜花です。」と。あー、それで、桜の葉で巻いてあったのね〜と納得。岩塩を使っているのかな?切り身の塩焼きなんだけれど、ちと辛かった。”桜道明寺蒸し”、お椀に出汁が張ってあって、その中に、ピンク色に染めた道明寺粉の団子、中を割ると、鯛が出て来た。大きさは、おはぎ位。ちらし寿司の蒸し物に清まし汁。筍の載った散らし寿司で、桜の花の塩漬けが真ん中に載っていて、蒸篭(セイロ)に入れて蒸してある。蒸し物はこの店のお薦めらしい。そして、最後に、待望のデザート。「4種の中から、お好きなのを2つどうぞ!」と。黒胡麻ムース、芋のムース、葛きり、マンゴープリンの4種。ムースは小皿に、他の2つはお猪口に入っていた。それを細長い葉っぱ形の皿に、載せてくれた。これって、いいアイデアー、頂戴しようっと〜!! あちこちに、盛り付けのアイデアを貰えそう。だから、外食は必要なんだよね。

 さー、遅くなっちゃうから、後楽園に行きましょう! 途中で不二家に寄って、焼立てのペコちゃん焼きをお土産に購入。桜餡と抹茶餡が季節限定かな?
 大体の方向しか分からないので、地図は無いかと探したら、駅の前に避難所の地図があった。思った方角を歩いて行けば着くらしい。が、大きな道路ばかりなので、歩道橋に登らねば・・・。歩道橋の上で、さて、どっちに降りればいいのかと、うろうろ。でも、歩道橋の脇に、「→小石川後楽園まで○m」の表示がありました。歩道橋を降りて、また、地図がありました。運動公園の先。小さなグリーン・ネットが見えるけど、あれかしら!? 運動公園の前に、シルバーの金属製の大きなオブジェ。何でしょう!?って見ると、都営大江戸線の飯田橋駅だった。こんな風に作る必要があるのかね?

 その先を左に曲がると、小石川後楽園の入り口が見えて来た。入場料300円のチケットを買って、通過。自販機があるから、お茶を買おうかと見ると、おー、お茶のペットが無いー。なんでー???
 シャガが咲いていた。そんな季節になっていたのね。地震で季節を忘れてた。季節を感じるゆとりの無かった昨今だった。人だかりがしている。有名な枝垂桜だ。その先に、大泉水。左手にぐるっと回って歩こう!
 笹(オトメザサ)の小さな山が現れた。中国の廬山(ろざん)に模して作られた小廬山と立て札に書いてある。
 土橋のある池に来た。立て札には、渡月橋とある。そう言えば、TV[美の壺」で、草刈正男が、京都に行きたくても行けないので、京都を模して作られた庭と紹介していたっけ。赤い通天橋の方に目が留まる。その周りはモミジ、秋には朱色の橋と紅葉、素敵でしょうねと空想する。将軍家光が手ぬぐいを掛けた松、座った石とか・・・。世が世なら、庶民は立ち入れない場所だったんだと、改めて思った。いい時代になったものです。
 TVで是非見たいと思っていた円月橋は修復中で、鉄パイプに覆われていて見るも無残な姿で、がっかり。小高い所にベンチを見付けたので、一休み。水路をカモが番で泳いでいる。水から出ると、アヒルのようなオレンジ色の水掻き付きの足が見えて、なんか興冷め。2羽の鳥が空で鬼ごっこ。なんの鳥と思って見ていたら、水路に下りて来た。同じカモだった。飛んでいる姿は羽が胴から離れて羽ばたくから、結構スマートなのね。
 子連れママ3組がやって来た。活発な女の子が笹の山を登って来た。もう一人の女の子は、ちょっと笹山を登ったが、諦めて途中から石段を登って来た。黒1点の男の子は、オモチャの刀を持っている。靴がカタッポ脱げちゃった後者の女の子に、靴を履かせてあげている男の子。今からナイトね〜。子供たちの性格が3者3様で観察していると、面白い。2歳児位だと思うけど、こんな頃から、性格は色々なのねと・・・。肌寒くなって来たので、帰ろう! 梅には青い赤ちゃんの実が付いている。白い大きな桜が1本。赤毛のアンなら、雪の女王って名付けるだろう。唐門跡、後園と内庭の間に門があったらしい。今では、門の石段だけが、残っている。内庭の池にはカモと、錦鯉が泳いでいた。ここには書院があったらしく、夏など、こんな所で読書したら、気持が良かろうもんって。入り口に戻り、お休み処の涵徳亭(かんとくてい)でコーヒーでもと覗くと、いやに静か。もう、閉店しちゃってた。

 丸の内線・後楽園駅から帰りたいと相棒が言うので、後楽園の外壁に沿って、時計回りに歩く。遊園地のドームシティーのジェットコースターや温泉のラクーアが見えて来た。地震の影響でドームシティーは休業中、絶叫は聞こえず、それで、静かなお花見が出来たらしい。何が幸いするか分からない。
 アフタヌーティーがあると言うので、一休みしてから帰ることにした。お茶していたら大揺れの地震が来て、館内放送で、「影に隠れるように!」との指示。見ると、地下鉄は駅で停車のまま。揺れが収まるのを待って、帰路を急いだ。東京駅でも乗換駅でも、20〜25分の電車の遅れ。それでも、無事、帰宅できた。余震が多いから、外出もまま為らない。相棒は、後楽園には一度は言ってみたかったのと。それが叶ったし、晴れで暖かい花見が今年も出来たし、上々!! 「六義園も行ってみたいの。」って相棒が言うから、来年は六義園でお花見かな? 昨年は大勢で播磨坂や小石川植物園で花見が出来た。来年は大勢で、お花見が出来ることを期待しよう! 今日のお花見で、一句詠めたかなー? 2011.4.12記


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