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       くま  の こ  どう
100.  熊野古道

大門坂を歩いて那智の滝の熊野那智大社へ、タクシーで熊野速玉大社へ
熊野古道中辺路(なかへち)を歩いて熊野本宮大社へと、熊野三山詣で
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ウォータージェット船で瀞峡(どろきょう)めぐり
大門坂@熊野古道
2010.8.24撮影
那智の滝@那智山・青岸渡寺 瀞峡
2010.8.25撮影

[1日目 2010.8.24]
1. 大門坂 2. 夫婦杉@大門坂
3. 夫婦杉@大門坂(樹齢600年) 4. 那智山・青岸渡寺
5. 熊野那智大社 6. 三重塔@那智山
7. 那智の滝 8. 総本宮@熊野速玉大社
9. 熊野速玉大社 10. チェーンソー彫刻の弁慶@熊野速玉大社
11. 椰(なぎ)の大樹@熊野速玉大社(天然記念物) 12.御神木・なぎの老樹(左の説明版)
[2日目 2010.8.25]
13. 川と朝靄@川湯温泉・富士屋旅館 14. アオサギ@川湯温泉・富士屋旅館
[熊野本詣道・中辺路]
15. 発心門王子(ほっしんもんおうおじ) 16. からくり人形(ペットボトルの水が溜まると動く)
17. 手彫り(道の脇に) 18. 水呑王子跡
19. 水呑王子(みずのみおうじ) 20. 伏拝王子
21. 景色@伏拝王子 22. 休憩所@伏拝王子の前   (隣にWCあり)
23. ササユリ  24. 九鬼ケ口関所
25. 祓殿王子跡(はらいどおうじあと) 26. 熊野本宮大社(裏の入り口)
27. 熊野本宮大社 28. ヤタガラスの黒いポスト@熊野本宮大社
29. 階段@熊野本宮大社 30. 熊野本宮大社(表の入り口)
{瀞峡めぐり}
ウォータージェット船(志古〜瀞峡〜志古) 運賃3140円(旅館の割引券使用) 14:10〜16:05
31. ウォータージェット 第65くまの号 32. すれ違った第57くまの号
33. 渡し舟                    ↓ 34. 夫婦岩
35. 亀岩 36. 墜落岩
37. 寒泉窟 38. こま犬岩
39. 瀞峡の折り返し地点 40. 熊野川に掛かる吊り橋(和歌山県と三重県を繋ぐ)
41. 獅子岩 42. 母子の滝
43. 高野山                 ↓ 44. 橋

アクセス: 往路: 東京8:00発→<新幹線のぞみ207号>→名古屋9:43着、9:58発→<ワイドビュー南紀3号>
→紀伊勝浦13:42着
復路: 新宮12:43発(3番線ホームにクーラーの待合室あり、改札口手前左手に弁当販売あり。)
→<ワイドビュー南紀6号>→名古屋16:06着、16:20発→<新幹線のぞみ238号>→東京18:03着
ルート: [1日目]  紀伊勝浦13:50発→<貸切タクシー付きプラン>→大門坂入り口・・・→大門坂(だいもんざか)
       ・・・→青岸渡寺(せいがんとじ)・・・→那智大社(なちたいしゃ)→三重の塔→那智の滝
       →速玉大社(はやたまたいしゃ)→富士屋旅館@川湯温泉17:00着
[2日目]  富士屋旅館@川湯温泉9:00発→ <宿の送迎バス>→熊野本宮大社→発心門王子(ほっしんもんおうじ)
         
・・・→<中辺路(なかへち)>・・・→水呑王子(みずのみおうじ)・・・→伏拝王子(ふしおがみおうじ)
       ・・・→三軒茶屋跡(さんげんじゃやあと)・・・→祓所王子(はらいどおうじ)
       ・・・→熊野本宮大社(くまのほんぐうたいしゃ)(昼食・バス停留所横の建物にWCあり)
       ・・・→熊野本宮大社BS13:21発→<路線バス770円>→志古BS(しこ)13:50着、14:10発
       →<ウォータージェット船3140円>→瀞峡(どろきょう)→志古16:05着、16:34発→<路線バス730円>
       →富士屋旅館前BS
  
[3日目]  富士屋旅館@川湯温泉9:00発→ <宿の送迎バス>→熊野本宮大社9:10着
       {本宮大社見学}10:40発→<路線バス1500円>→新宮駅11:59着12:43発→<ワイドビュー南紀6号>
       →名古屋16:06着16:20発→<新幹線のぞみ238号>→東京18:03着

《みっふぃ〜のひとり言・・・おしゃべり??》
 ある友達から「熊野古道へ行くのよ。」と聞いて、私も行きたくなってしまった.。前々から熊野古道を歩いてみたいとは思っていたし、その話を聞いた他の友達も同じ気持ちだったので、みんなに声を掛けてみたら、参加者が3名になった。「じゃ、決行ね。」という事になった。ところが、1名は家庭の事情で急に参加不能になり、2人で行くことになってしまった。 いつものごとく、親切なココの飼い主さんがJTBに何度も足を運んで下さって、旅館、貸切タクシー、往復の切符を入手して下さった。

 切符を郵送して下さったから新幹線で落ち合えるとは思っていたけれど、前もって電話連絡もしなかったので、ちょっと不安に。でも、ウン十年旧知の友だから、必ず、横浜から乗って来るだろうと信じていた。大丈夫、横浜で新幹線に乗り込んで来た。これで、安心して楽しい熊野古道ウォークを実現できる。おしゃべりしてたら、あっという間に名古屋に着いてしまった。
 名古屋駅で美味しいお弁当を買ってワイドビューで食べようと思っていたのに、駅のホームのキオスクを覗いたら、目ぼしいお弁当が無かった。先に買われちゃったらしい。すごい、品薄。列車の出発時間が直ぐなので、車内販売で買うことにして、南紀3号に乗り込んだ。「車内販売が来無かったら、どうしよう?」ってところに、ワゴンが回って来た。「名古屋の鶏飯弁当が美味しかった。」って相棒が言うので探していたのだけれど無くて、在り来たりだけど「幕の内弁当」を購入した。それなりに、美味しかったけどー・・・。ちょっと、残念。OR-Z
 紀伊勝浦まで、名古屋から遠いいの何のって・・・。新幹線と違ってワイドビューは「これ特急なの?」って位に遅い。驚いた。更に、房総半島の電車と違って、線路が海から離れているので、なかなか海が見えて来ない。やっと海が見えたと思ったら、直ぐにトンネルの繰り返し。確か紀伊半島の周りを走っているはずだよね?

 紀伊勝浦駅に着いて改札を出ると、相棒の名前を書いた紙を持っているおじさんが居た。思った通り、事前に頼んで置いたタクシーの運転手さんだった。海外旅行での空港出口みたいで、探す手間が省けた。貸切タクシーを頼んでおいたのは、時間節約のため。まず、大門坂まで行ってくれると。そして、大門坂に着いたら、「降りて坂を歩いてください。上の道に車を回して、待っています。」との事。旅行本で見た石畳の坂が伸びている。「おー、想像した通りの熊野古道!!」 運転手さんが記念写真を撮影してくれた。左右に夫婦杉があり、木々に囲まれた石畳を登る。いい気持ち〜。これを遣りたかったんだよね〜♪ 石畳歩きを! アスファルト道に出ると、約束どおりタクシーの運転手さんが待っていた。「どうですか? まだ、歩けそうですか? それとも、タクシーで行きますか?」と。相棒が「歩けるわ。」と言うので、更に歩いて登ることにした。相棒には運転手さんが杖を貸してくれたので、私は相棒のために持参して来た自前のストックを使った。坂道は杖があった方が楽チンだからね。登り詰めた所に青岸渡寺があり、そこからは三重塔の背後に那智の滝が見える。ビューポイントだ。この寺は、運転手さんが案内してくれ、ここでも那智の滝をバックに記念写真を撮ってくれた。ここで、ヤタガラスのストラップを購入。ヤタちゃんは、ワールドカップ日本サッカーチームの旗印に使われていたっけ。

 そこからタクシーに乗って、那智大社に向かった。運転手さんは人のいいおじさんで、おしゃべりも楽しかった。那智大社も運転手さんが案内してくれて、記念撮影。再度タクシーに乗って、三重の塔に向かった。入塔料200円を払ってエレベーターに乗り、4階で降りた。4階に降りると、塔の外回廊に出られる。回廊をぐるっと回ると、那智の滝が見える。危険なので、塔の周りには金網が張ってあるが、滝の写真撮影用に、一部分だけ網が丸く取り除いてあった。そこで、順番に写真撮影。
 次に、タクシーで那智の滝へ向かった。TVで見た通り鳥居があって、その向こうに大きな滝がドーンとあった。この滝が、那智大社の御神体だ。圧巻!! 結構な水量で流れている。日光の華厳の滝を5月に見たばかりだけれど、華厳の滝は少し崩落してしまっているから、那智の滝の方がスゴイ!! この場所は記念写真を撮ろうにも、人が多過ぎて・・・。
  時間があるので、タクシーで速玉大社まで周れることになった。ラッキー!! ”三山詣で”をと思っていたので、最後の日に周ろうと思っていたけれど、今日、行ければ、帰りの日に余裕が出来る。青岸渡寺と本宮大社は、落ち着いた檜か茅葺のお寺だったが、速玉大社は朱と白でちょっとケバかった。なんか、がっかりだー。

 速玉大社からタクシーで1時間、川湯温泉の富士屋旅館に到着。この途中、夕立が降ったので、歩き廻っている時に雨が降らなくって良かったと思った。旅館の前には浅い川が流れ、その向こうは木々が茂った山があり、いいロケーションだ〜。この旅館を選んだ理由は、中辺路の発心門王子までの送迎バスがあるから。天然温泉に浸かり、お部屋で夕食。今回の旅の相棒はお酒を飲まない方だけれど、私一人、3つの地ビールな中から、秘湯ビールを頂いた。 お料理は机に乗り切れないほどに多い。ご飯は炊き込みご飯の釜飯で、美味しいけれどオカズとビールでお腹がいっぱいになってしまって、上の具のある部分しか食べられなかった。残念だった〜。私一人、ほろ酔い加減で、悪かったなーと・・・。ホント、気分が良かった。ウォーキング・温泉・ビールの三拍子揃い踏み〜なんだもの、世は大満足じゃ。
 そうそう、露天風呂は、河原に石で囲われたのが見える。雨などで増水しなければ、レンタルの作務衣を着て入浴できるらしいが、夕立もあったし誰も入ってはいない。そして、冬には仙人風呂と言うのがあるらしい。


 2日目は、早起きしたので、朝風呂。旅館の目の前の川を見ていたら、アオサギが飛んで来た。デジカメを取りに部屋に引っ込んだ間に、シャッターチャンスを逃した。アオサギは河原で餌を探して歩いてる。じーっと待ったが、飛んでくれない。お腹が空いた所で、朝食。食堂で、他のお客さんたちと一緒にお座敷で頂く。干物を焼きながらって言うのが、美味しかった。でも、漬物や佃煮、干物と、ちと辛い。発心門王子まで送って貰えるように前日に頼んで置いたので、9時旅館発の送迎バスに乗り込んだ。運転手さんが「まず、本宮大社に寄りますから、荷物をトイレの傍にあるコインロッカーに預けられます。それから、発心門王子に向かいます。」と。その日に帰る人は大荷物をロッカーに置いて、空身でウォーキングができるんだー。そこまでは、ネットでは分からなかったよね。明日は本宮大社まで、この送迎バスで送ってもらおうっと。いい情報を得たよね。これなら、川湯に1泊でも可能だったんだね。空身で歩くために、川湯2泊にしたのだから。でも、同じ宿に連泊は、本当にゆったり,の〜んびり〜出来たから良かったけどー。

 発心門王子で送迎バスを降りると、みんな写真を撮ってから、どんどん歩き出した。みんなを見送って、人が少なくなったところで、ゆっくり写真を撮り、相棒と2人連れで歩き出した。アスファルトの味気ない道、ちょっと行くと、手作りのからくり人形が突然、バンザーイをした。人形の後ろを覗くと、空のペットボトルがあって、そこが小川から流れて来た水でいっぱいになると、獅子脅しのように両手が上がる仕組だと分かった。先に進むと、今度は手彫りのふくろうなどの飾ってある小屋があった。「雑木の杖1本200円」って札が付いているが、薄汚れた杖が1本あるだけ。しっかし、器用な人たちがいっぱい居るんだね〜。

  「発心門王子から1.7km、伏拝王子まで1.9km」の標識を見付けた。さすが、世界遺産だよね。真新しい標識がきちんと揃っている。空き地に、「水呑王子跡」の看板が立っている。その先へ進むと、水呑王子があり、トイレもある。。ここから、やっとジ・アース道路だ。道の左手に、「果無山脈(はてなしさんみゃく」の看板があったので、周りを見回したけれど、山は良く見えなかった。先へと歩いて行くと、茶店のような休憩所があって、温泉コーヒーと書いてある。この建物の隣に、立派なWCがある。目の前の山道をちょこっと登ると、伏拝王子だ。高い位置にあるので、眼下に景色が広がる。観光本「ことりっぷ」に寄ると、「旧社地の大齋原を望む」とある。下界を見下ろす感じは、正に、神様の境地じゃー。茶屋に戻ると、お客が居ないので店番のオバちゃんが2人でホットを味わっている。相棒が「アイコが飲みたいよね〜。」と、でも休憩時間を邪魔しちゃ悪いので早々に出立。小さな橋を渡ると、欄干に、ササユリが咲き誇っている。その先に、関所が現れた。「九鬼ケ口関所」と書いてある。「出女、入り鉄砲?」 現代から、女二人で難無く関所を潜り抜けて、先へと歩んだ。とうとう、「熊野本宮大社」の表示板と出会えた。コンクリートの階段を下りたら、アスファルト道に出た。祓殿王子跡を通り、その先を眺めると、本宮大社の鳥居が見えた。表の石段を登らずに、脇から入り込めるようだ。とうとう、本宮大社に着いてしまった。中辺路ウォークも終わりに近付いてしまったんだ。明日は時間に余裕があるから、ここにもう一度来ようと決めて、一回りしてから長い石段を下った。明日はここを登らにゃいかんのー。

 本宮大社の前の道を渡ると、広いバス乗り場。ここから、路線バスで瀞峡めぐりのジェット船が出る志古まで行こう! 「旅館はご飯ばかりなので、パンが食べたいよね。」と、相棒と意見があってレストランを覗いたら、お客さんがたくさん居て食事を待っている様子。時間が無いので、ソフトクリームの看板に吸い寄せられて、小さな売店みたいな店を覗くと、ケースにジャムパンとかわずかのパンが並んでいる。「これにしよう!」 連日の料理攻めで、お腹は満腹だし。表の自販機でスタイニー・ボトルの缶コーヒーを買って、店の1個しかないテーブルでランチ。コーヒーが冷たくって、美味しいったらない。ソフトクリームも、もち食べた。店の雰囲気とは逆に、優雅なランチを楽しめた。
 バスの時間表を見ていたら、見知らぬタクシーの運転手さんが、「バス料金と同じ、一人770 円で行くから乗らないか?」と、しつこく付きまとう。バスの時間が直ぐだから無視してたら、別の二人連れに声を掛けている。彼らも、無視した様子。路線バスに乗ったが、本当に770円なの? 運賃表の金額が、どんどん上がって行く。本宮から志古は、かなり遠い。確かに、運賃は770円だった。嘘じゃ無かったんだね?

 志古で瀞峡めぐりのウォーター・ジェット船のチケットを買う時、「今日はどこにお泊りですか?」と聞かれた。「川湯の富士屋旅館です。」って言ったら、昨夜、旅館で貰ったパンフレットで、割引になった。土産物の売店に人がたくさん居たから、船は混むと思っていた。ところが、観光バスが立ち寄っただけで、船に案内されたのは私達二人だけだった。???瀞峡めぐりは、貸切状態。船頭さん2人に、お客は私達だけ。すれ違う船にはお客が何人も乗っているから、偶然、この時間帯だけお客が2人だけだったんだと知った。後で、土産物屋のオバちゃんに言ったら、「貸切は15万円よ。」って、言われちゃった。お土産に、”じゃばら(かんきつ類)のシロップ”を購入。花粉症に効くとか? これからの季節、鍋物にポン酢代わりに使えそう。相棒は今夜の飲み物にと、じゃばらジュースを購入。私がビールを飲む時に飲むんだって。
 瀞峡めぐりは船員さんが写真の本を貸してくれたので、その写真を見ながらアナウンスの説明を聞いて、珍しい岩の写真を撮影できた。自然の作る造形美。水と風が、不思議な形に岩を削ったのかな? 山の頂上には、金峰山の五条岩や鳳凰三山のオベリスクのように、風化で残った面白い岩がある。それを間近に見るのが私の趣味だけれど、川にもあるんだと知った。
 川の両岸には、アオサギがいた。結構、アオサギとは出会えるものなんだね。サギの中で一番人気がアオサギだから、飛翔している所を撮影したかったけれど、止まっているサギばかりで、飛んでいるのは一羽も居なかった。ウォータージェット船は大きな船だから、熊野川下りと言っても、全く揺れない。和船だったら面白いのかも知れないが、時間的に無理だった。
 全行程2時間の舟遊び、1時間ほどで岸に上陸して休憩になった。こんな場所にも公衆トイレが設置されていて驚いたが、トイレ休憩だたんだ。暗くて汚い感じだけれど、花摘みよりはマシかな? 船に再乗船して、元来た志古まで折り返す。
 バス停は志古の建物の前にあるとか。相棒が川湯方面のバス時間も聞いてくれたので、クーラーの効いた建物内でギリギリまで時間つぶしして、道路を渡ってバスを待つ。今夜のネグラに帰れるから、バスが来たので一安心。下車も、旅館の目の前にバス停があるなんて、ラッキーだしね。
 
 温泉に浸かり、夕食を待つ。上げ膳、据え膳、止められませんねー。昨夜の炊き込みご飯の釜飯とは違って、炭を入れて炊いた白飯。美味しいけれど、またまた、料理がどーっと並び、更に地ビールでお腹はいっぱい。ご飯は一口、二口で諦めた。なんて、贅沢なんでしょう。今夜は地ビール熊野古道じゃばらジュースで乾杯! お味を聞いたら、「ビタミン剤みたいな味。」とか・・・。とても長く川湯に滞在しているような気分に成ってしまったけれど、いよいよ、明日は帰らねば。


 3日目の朝、アオサギは居ないかな?と川を見たが、今日は遣って来ないらしい。今日は、いよいよ熊野とお別れ、帰路に付く。1日目に速玉大社に行けたので時間にゆとりが出来たから、本宮大社にもう一度という事に成った。宿の送迎バスを頼んで、本宮まで乗せてもらった。昨日、本宮の鳥居の傍にコインロッカーがあると知ったので、探したが見付からない。で、近くのお店で聞いてみたら、その店の裏側にあるとの返事。お店の裏に回ったら、確かに、お店の壁がコインロッカーになっていた。大荷物をそこに入れて、手荷物だけで本宮へ。昨日は脇から入って来たので下りだけだったけれど、上りは結構大変。1日目のタクシーの運転手さんは、1000段って言ってたかな? まさか、そんなには無いだろうけれど・・・。大社まで上がって行って一番奥まで行くと、祈祷をする方が居て、神主さん?を見ることが出来た。この一番奥はカメラ禁止なので、衣装を撮影できなくて残念だった。黒いヤタガラスの乗っかったポストは、売店で売られている木の板の葉書を投函できるそうだ。
 ツーリストで貰ったプリントで、”もうで餅とお茶”のサービスを受けられるという”珍重庵”を探した。本宮大社の鳥居の傍とか・・・。直ぐ目の前のお店だった。もうで餅は、羽二重餅のように柔らかく、中のアンコも上品な甘さで、超お薦め。熊野に来たら、これは食べた方がいい。これだけを食べて、お店を出るのはねー、気が引けるよね、いい商売だね。やっぱり、みんなお土産に買って帰るよ。 もうで餅は1箱9個入りで、850円。4個と5個に包みを分けて欲しいと頼んだけれど、Noとの返事。仕方が無いから、相棒が1箱買って、後で列車で分け合った。だって、食べ過ぎたら、太っちゃうもんね。日にちが経ったら、餅が硬くなっちゃうだろうし・・・。えっ、トレハロースが入っていて硬くはならないかも? それは分かりませんねー、あの赤福の場所だし・・・。
 お客さんが少ないから、やっと来た客には1箱ずつ買って欲しい店の人の気持ちも分かるけれど、なんか押し付けがましくって、嫌になっちゃった。

 暑いから喉が渇くのでペットのお茶を買い、昨日のバス停で新宮行きの路線バスを待つ。昨日、志古まで770円だったから、一体いくらなのかな?と思っていたら、1500円だった。だって、1時間20分も乗るんだから。ネットでバスの路線図を見て、あれこれ想像していたのと、実際との違いが面白い。だから、計画って楽しいんだよね。特急に乗るまでに、新宮駅で40分以上時間があるので、まずは、お弁当を探した。駅の改札前の休憩所の横に、駅弁を売っている店を見付けた。選択肢は余り無かったので、一番小さいお弁当を選んだ。電車でお弁当を食べて、旅気分を楽しも〜♪
 待合室は何しろ暑い。相棒は、フタが出来るスタイニーの缶コーヒーを探して、自販機めぐり。ステイオン・タイプだけで、どこの自販機にもないと、戻って来た。余りに暑いので、駅員さんに聞いたら、「3番線ホームに冷房の待合室があります。」と言うので、改札を入ることにした。いやー、救われましたー。ホームの自販機を探したけれど、ここにもスタイニー・タイプは無く、「もう、ステイオンでもいいや。」と缶コーヒーを購入。おおー、やっと冷たいコーヒーで喉が潤せました。列車に乗り込み、早速、お弁当〜♪ 包みを開けたら、うーん、ご飯が多いー。高菜漬けで巻いてあるオニギリを2つ、私は夕食用に残して置いた。乗り換えのの特急で一人になったら、これでディナーにしようっと。長い名古屋までの南紀ワイドビュー、おしゃべりで難無くクリアー。周りの方々、ごめんなさい。一人で乗っている方には、ご迷惑だったかな?名古屋で新幹線に乗り換えると、あっという間で相棒ともお別れ。新横浜で下車して行った。一人になって、東京駅へ。
 急に実現した”熊野古道ウォーキング”。楽しい夏の思い出がまた一つ・・・。2010.10.15記


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