Miffy Site > Root-1 > 雲取山
日本百名山 (標高2017m・一等三角点) 『中級・健脚向き:往路;標高差831m・up downの10.7km 復路;標高差1487m・殆どdownの十数km』 埼玉県三峰口から入って、ロープエイ(標高差680m)で三峰神社へ。 雲取山荘に1泊して翌日山頂へ。 七ツ石山を経由して鴨沢へ下り、奥多摩駅へ出る。 |
地蔵峠・霧藻ケ峰 前白岩山 白岩山 1500m・1523m 1776m 1921m ↓ ↓ ↓ ↓ |
小雲取山? 雲取山? 1937m 2017m ↓ ↓ |
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@雲取ヒュッテ傍のヘリポート 2003.7.29 | @七ツ石 2003.7.30 |
じぞうとうげ 1. 地蔵峠 (霧藻ケ峰 標高1523mよりチョット下) |
まえしらいわやま 2. 前白岩山 (標高1776m) |
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くもとりやま 3. 雲取山山頂 (標高 2017m) |
ななついしやま 4. 七ツ石山山頂 (標高 1757.3m) |
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5. 富士山@七ツ石山 | やま あじさい 6. 山紫陽花@七ツ石山 ☆写真をclickすると拡大写真に! |
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アクセス: | 往路:西武池袋線・池袋駅→(特急ちちぶ6号)→西武秩父駅 →(徒歩10分)→秩父鉄道・御花畑駅→(急行秩父路3号) →三峰口駅→(西武バス・メロディー号)→大輪バス停 →(徒歩10分)→大輪駅→(秩父鉄道・三峰ロープェイ)→山頂駅 復路:鴨沢バス停→(西東京バス)→・奥多摩駅→(JR青梅線) →青梅駅→(JR中央線)→東京駅 |
アプローチ: | 1日目:三峰ロープェイ山頂駅→(徒歩15分)→三峰神社(鳥居・雲取山登山口) 2日目:雲取山登山口→(車道)→「鴨沢への近道」→(徒歩20分) →(元小学校)→鴨沢バス停 |
ルート: | 1日目:三峰神社(鳥居・雲取山登山口)→奥宮分岐→二股檜 →妙法ケ岳分岐→炭焼平地蔵峠→霧藻ケ峰→お清平(お経平) →見返り地蔵→前白岩の肩→前白岩山→白岩小屋→白岩山 →芋ノ木ドッケ→(悪場)→長沢背稜との分岐→大ダワ →雲取ヒュッテ→ヘリポート→雲取山荘 2日目:雲取山荘→雲取山→避難小屋→(お花畑)→小雲取山 →(巻き道)→奥多摩小屋→ヘリポート→ブナ坂→七ツ石山 →七ツ石神社→鷹巣山との分岐→水場→七ツ石小屋 →堂所→小袖乗越(雲取山登山口・車道) |
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着時間 | ポイント | 標高 | 登山 程度 |
備考 | 発時間 | 区間 時間 |
総 時間 |
区間 距離 |
総 距離 |
1日目 | |||||||||
西武池袋線・池袋駅 | 特急ちちぶ6号(1370円) | 7:30発 | 1時間半 | 2時間15分 | |||||
8:59着 | 西武秩父線・西武秩父駅 | 徒歩10分 | |||||||
JR秩父線・御花畑駅 | 急行(430+急200円)・wc(水洗) | 9:10発 | 15分 | ||||||
9:25着 | JR秩父線・三峰口駅 | 西武バス・メロディーバス(300円) | 9:42発 | 14分 | |||||
9:56着 | 大輪バス停 | 徒歩10分 | |||||||
三峰ロープウェイ・大輪駅 | 410m | (臨時便) | 10:08発 | 7分 | |||||
10:15着 | 三峰ロープウェイ・山頂駅 | 1090m | wc(水洗) (登山準備10分) 《登山開始》 |
10:25発 | 15分 | 2時間15分 | 0.6km | ||
10:40着 | 三峰神社 | ハイ キング |
(休憩10分) | 10:50発 | 35分 | ||||
雲取山登山口(鳥居) | 1100m | 35分 | 1.8km | 10.1km | |||||
11:25 | 奥宮(妙法が岳)分岐 | 20分 | |||||||
11:45 | 二股檜 | ベンチ | 9分 | ||||||
11:54 | 妙法が岳分岐 | 緩や かな登り |
6分 | 1.1km | |||||
12:00 | 炭焼平 | 30分 | |||||||
12:30着 | 地蔵峠 | 1500m | ベンチ(弁当・休憩20分) | 12:50発 | 18分 | 2時間10分 | 7.2km | ||
13:08 | 霧藻ケ峰 | 1521m | 下り | 秩父宮・妃のレリーフ | |||||
13:22着 | お清平(お経平) | 1450m | 急登 | (休憩8分) | 13:30発 | ||||
13:45着 | 見返り地蔵 | ||||||||
14:18着 | 前白岩の肩 | ベンチ(休憩7分) | 14:25発 | ||||||
14:42着 | 前白岩山 | 1776m | 下り | ベンチ(休憩13分) | 14:55発 | 55分 | |||
15:15着 | 白岩小屋 | 1764m | 急登 | (休憩5分)和名倉山見える。 | 15:20発 | ||||
15:35着 | 白岩山 | 1921m | 下り | (休憩15分) | 15:50発 | 1時間45分 | |||
15:57着 | 芋ノ木ドッケ | 28分 | |||||||
<悪場> | |||||||||
16:25 | 長沢背稜との分岐 | 倒木多し・木のハシゴ | 27分 | ||||||
16:52 | 大ダワ | 登り | 11分 | ||||||
<男坂> | 鹿の足跡(みっふぃー発見) | ||||||||
17:03 | 雲取ヒュッテ | 6分 | |||||||
17:09着 | ヘリポート | ビューポイント(休憩4分) 白岩山・前白岩山・地蔵峠が見える。 |
17:13発 | 7分 | |||||
17:20着 | 雲取山荘 | 1825m | 宿泊(夕食朝食付き1泊7500円) 夕食18:00 |
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2日目 | |||||||||
雲取山荘 | 1825m | 登り | 日の出4:46 朝食5:00 | 6:05発 | 30分 | 30分 | |||
6:35着 | 雲取山 | 2017m | 下り | (休憩10分) | 6:45発 | 2分 | |||
6:47 | 避難小屋 | 8分 | |||||||
お花畑 | |||||||||
7:05 | 日原との分岐 | <巻き道> | 15分 | ||||||
7:20 | 野陣尾根との分岐 | <巻き道> | 10分 | ||||||
(小雲取山) | 1937m | 下り | |||||||
(ヨモギノ頭) | ”頭”に野生の鹿(みっふぃーの相棒が発見) | ||||||||
7:30着 | 奥多摩小屋 | 1748m | 30分 | ||||||
ヘリポート | 急な下り | ||||||||
8:00着 | ブナ坂 | 1655m | 登り | 15分 | |||||
8:15着 | 七ツ石山 | 1757m | 下り | ビューポイント(休憩15分) 富士山が見える。 |
8:30発 | 5分 | |||
8:35 | 七ツ石神社 | 10分 | |||||||
8:45 | 鷹巣山との分岐 | 5分 | |||||||
8:50 | <水場> | 2分 | |||||||
8:52 | 七ツ石小屋 | 1時間38分 | 8km | ||||||
(マムシ岩) | |||||||||
堂所 | 1240m | ||||||||
10:30着 | 小袖乗越 | 734m | 雲取山登山口(車道) | 5分 | |||||
<車道> | |||||||||
<鴨沢への近道> | 20分 | ||||||||
元小学校 | |||||||||
《登山終了》 | |||||||||
10:55着 | 鴨沢バス停 | 530m | 西東京バス(610円) | 11:03発 | 37分 | ||||
11:40着 | 奥多摩駅 | (弁当・靴洗い) | 12:50発 | 徒歩10分 | |||||
13:00着 | ”もえぎの湯” | 14:45発 | 1時間15分 | ||||||
奥多摩駅 | JR青梅線(東京まで 2160円) | 15:11発 | 2時間6分 | ||||||
15:48着 | 青梅駅 | 乗り換え・ホーム反対側で乗車 | 15:57発 | ||||||
(立川駅) | JR中央線・青梅線相互乗り入れ | ||||||||
17:17着 | 東京駅 |
1日目 | ||
アクセス | 西武秩父駅の改札を出て左手へ、仲店の中を突き進み、突き当りを左折して細い路地に入る。路地を 出ると、車道だ。その少し左手に線路が見え、車道を渡ると”御花畑駅”だ。(みっふぃーの相棒が以前に 来たことがあるので、簡単に出られた。)駅の手前に公衆トイレがあるから、改札を入る前に用を足してお こう。改札を入ったら、右手に色々とパンフレットが並んでいた。眺めていたら、駅員さんがロープウエイの 割引券を教えてくれた。これで片道90円安くなる。御花畑駅から急行に乗ったが、次の普通でも三峰口 駅からのバスには間に合ったのにー!急行料金200円損したー! 三峰口駅から西武バスのメロディーバスなる物に乗車。バス停でなくても、手を挙げると乗車と下車が 出来るらしい。下車の大輪バス停へは、「秩父湖行き」・「中津川行き」・「大滝村福祉センター行き」のど のバスも通る。(1) |
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三峰ロープウエイ | 雲取山へは、様々なルートがある。東京の奥多摩駅からバスで鴨沢に行き、鴨沢から入るルート。日 原の鍾乳洞から入るルート。お祭りから三条の湯を経るルート。埼玉側の三峰口から入り、大輪・三峰神 社を経るルート。(2)これはロープウエイでわずか7〜8分で標高差680mを稼げるので楽チン。他にもまだ まだルートがあるらしい。(2) 奥多摩駅発の早朝バスには間に合わないので、今回は三峰口から入り、鴨沢へ下る事にした。宿泊の 雲取山荘までかなり掛かるので、登山口にもっと早い時間に着きたいが、みっふぃーは、1番列車で最寄 り駅を出発しても、これがやっと。 乗客が少ないので、ロープウエイはお客が集まったところで、臨時便を出してくれた。ラッキー!霧の中 、あっと言う間に、山頂駅へ。途中で車掌さんだけしか乗っていない下りの”くもとり号”とすれ違った。み っふぃーの乗った”きりも号”と重さを釣り合わせて、ロープを張っているとのアナウンス。 |
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登山準備 | 靴ひもを締めたり、この先、雲取山荘までトイレは無いので、ここで用を足しておこう。いざ、出発! | |
三峰神社 | 山頂駅前を左手に緩やかな坂を登ると、鬱蒼とした杉木立。道を進み、左手の階段を登ると、”三峰神 社”だ。ただ今、修理中で、囲ってあって神社が見えなかった。熊に出会わないようにと、登山の無事を 祈願した。この神社までは、一般の人々がお参りに来ていた。しかし、霧雨の降る中、「熊出没注意」の 看板のあるこの先へ踏み入る物好きは、みっふぃー達以外には誰も居ないらしい。ホントに熊が出て来 たらどうしよう? 元の道に戻り、先に進む。茶屋が数軒ある。雨が強くなり出したので、みっふぃーは軒先をお借りしてレ インコートを上下とも着込み、スパッツを付けた。これで大雨だってへっちゃら。”山麓亭”という茶屋の先 が登山口だそうだ。(3)案の定、茶屋の先に大鳥居があり、ここが”雲取山登山口”だ。鳥居をくぐると右手 に入山届けとカウンターがあったので、「鴨沢へ下るコース」を2つ叩いて、入山届けをポストに入れた。 道を進むと、左手に”奥宮へ”の分岐に出た。奥宮は妙法が岳にあり、そこまで往復するには1時間必要 だ。この妙法が岳と白岩山と雲取山の3つで、三峰山と言うそうだ。先を急ぐので、パスして進む。 左手がクマザサの笹藪だ。ゴソゴソっと何か音がする度に、「熊?」って、びくつきながら歩く。 |
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地蔵峠 | 二股檜、もう一つの妙法が岳との分岐、炭焼平へと、緩やかに登る。赤い服を着たお地蔵様が祠の中 に立っている。地蔵峠だ。時計を見ると、12時半だ。小雨がぱらついているので、お地蔵様の横のベンチ が木陰で雨が当たらないから、ここでお弁当にする。蚊を手で追い払いながらオニギリにパク付いている と、男性の単独ハイカーが足早に下って行った。さっきも、もう1人下りのハイカーに出会った。登りの仲間 は居ないらしい。 |
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霧藻ケ峰 | 地蔵峠をチョット上がると、霧藻ケ峰。雨が止んだが、視界は悪い。両神山・浅間山・和名倉山が見える はずなんだけど・・・。秩父宮と妃のレリーフを左に見ながら先へと急ぐ。 霧藻ケ峰の命名の由来である サルオガセは、今の時期はブラ下がっていないのだろうか?辺りを見回したが、ガスってよく見えなかった。 |
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お清平(お経平) | 道を下り切って、一休み。ここがお清平(お経平)。これからいよいよ登りだ。 | |
見返り地蔵 | 急勾配を登る。その先に、木の階段が見える。これを登り切ると、”見返り地蔵”の標識。今日の一番シ ンドイ所をクリアーか? 息が切れたが、登りはまだまだ続くー。 |
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前白岩の肩 | 登り続けると、やっと”肩”に出た。ちょっと一休み。この肩が広いんだよねー。平らな道だけど、長ーい。 | |
前白岩山 | ちょこっと登って、とうとう前白岩山山頂に到着。またまた一休み。 | |
白岩小屋 | ここは、ビューポイントだ。眼前に和名倉山が迫る。小屋の横を通り抜けて10m下ると”水場”らしい。(4) 折角1776mまで登ったのに、下るのは惜しいが、下る。 |
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白岩山 | 急登を登り切ると、白岩山山頂だ。やっと1921m、本日の最高地点に辿り着いた。もう3時半だ。日暮れ までに山荘に到着出来るのだろうか? だんだんと心配になって来た。だけど、一息入れないと歩けない。 |
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悪場注意! 芋ノ木ドッケから大ダワへ |
これからは下りだから、みっふぃーは楽勝。どんどん歩いて、”芋ノ木ドッケ”の標識を過ぎ、巻き道を進 むと、「悪場注意!」の立て札。「冬場はアイゼンが必要」とも。用心しながら下る。右下の崖が、ちょこっと 崩れていたり、倒木があったり、木の階段も。怖いけど楽しい。相棒が「足が抜けないー!」と悲鳴を上げ た。岩場の木の根っ子に靴を取られていた。思いっきり足を抜いたら、バランスを崩して手を着き、手のひ らから血が・・・。泥だらけなので、貴重なウーロン茶を掛けて傷を洗い、絆創膏で応急処置。 長沢背稜との分岐を経て、やっと大ダワに出た。 |
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鹿の足跡 | 大ダワからは巻き道もあるが、男坂を選択。またまた登りだ。ぬかるんだ道に、先が2つに別れた蹄の 足跡が。後で山荘で聞くと、ニホンジカだと言う。もしかしたら会えるかな?と期待しながら歩いていると、 雲取ヒュッテに着いてしまった。今は、閉鎖しているようだ。その先へ行くと、ヘリポートがあった。ここは、 ビューポイントだ。今登って来た白岩山・前白岩山・地蔵峠が見える。ここまで来れば、後もう少し。 |
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雲取山荘 | ヘリポートを更に登ると、真新しいログキャビンが見えて来た。目指す雲取山荘だ。日暮れ前にやっと到 着。長い山歩きだった。明日、山頂を目指そう! 今夜はここに宿泊。山荘前に水が引かれていて、ホー スから常時水が流れている。顔と手を洗い、生き返った。水の有難さを、しみじみ感じる。また、外に水洗 トイレがあるのには、驚いた。トイレには”百たたき”と書いた手のひら型の団扇がぶら下がっている。トイレ 使用料を払わないと打つぞー!っていうユーモア? 玄関を入ると、石油ストーブの火が青々と燃えていた。 今夜は宿泊客は、みっふぃー達と単独行の若い男性が二人だけ。部屋は個室化していて、一部屋が貰え た。戸を引くと、部屋の真ん中にコタツが用意されていた。電気のコードは無いし、練炭で暖めているのか な? 部屋の電気は、点け始めは暗く、段々と明るさが増して来た。コタツに足を入れて、今夜は眠ろう。 枕元にヘッドランプを用意して、早々と7時半には夢の中に。9時の消灯になると部屋の電気は消え、廊下に ランプが灯された。わーい、山小屋だー! |
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雲取山荘の夕食 雲取山荘の朝食 | ||
![]() ![]() (少し記憶違いがあるかも?) m(~_~)m |
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2日目 | ||
雲取山荘 | 昨日の天気予報では、今日は雨。日の出が4時46分とか? でも、この天気では日の出は拝めそうにな い。しかし、4時半には廊下の足音に目を覚ました。夕飯時にお弁当を受け取っていた1人が、早立ちして 行ったのだろう。窓を開けると、案の定、本降りの雨。 朝食は5時。みっふぃー達ともう1人。「今日は何処行くんですか?」と相棒が問えば、「笠取まで。」との返 事。笠取山廻るの? この雨の中、遠いーのにすごいなー! みっふぃー達は、山頂を踏んだら下山するの に。 |
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雲取山 | 雲取山荘の百葉箱が登山口だ。登りで30分とか。昨夜は良く眠れたので、足が上がる。それでも段差が 少ないトコを探して登る。「雲取山」の案内標示が見える。山頂だ。生憎の雨で、周りは霞んでいる。お天気 ならば、最高の眺めなのだろうが、残念。山頂の周りには、黄色い花が咲いている。マルバダケブキだ。美 味しくないのか、鹿も食べないと、後の奥多摩小屋に説明があった。 直ぐ先の避難小屋の前を通り過ぎて下り、更に登ると小雲取山らしい。昨日の疲れが残っているのか、登 りは応える。 |
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小雲取山 | 何処が小雲取山かはっきりしない内に、巻き道を通って、日原との分岐、野陣尾根との分岐を通り過ぎ た。そして、奥多摩小屋に出てしまった。頭上の尾根、ヨモギ頭に数匹の鹿が飛び跳ねていたと、相棒が 言った。教えたのに、みっふぃーは、どんどん行っちゃうからって。損しちゃった。ヤッケのフードで聞こえ なかった。 |
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ヘリポート | ヘリーポートやキャンプ場を通り抜けて、下る。周りはマルバダケブキの黄色い花以外、花が無い。蕾の が多く、これからが最盛期だろう。キャンプ場はテントもなく、みっふぃー達以外、人っ子1人居ない。 |
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ダワ ブナ沢 |
急な下りの先に、ちょっとした広場が現れた。ブナ沢と案内標示がある。先の道は二手に分かれている。 巻き道で鴨沢に行くことも出来るが、折角来たのだから、七ツ石山に登ろう! |
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七ツ石山 | 急な登りだ。ホンの15分程の登りなのに、みっふぃーにはこれがしんどかった。足を上げるのが辛い。一歩 一歩。やっと山頂だー! おおー! 富士山だー! 雨が上がり、富士山が見える。小雲取山の肩からわずか に雲取山が覗く。下りながら振り返ったが、ここまで雲取山は見えなかった。逆コースで鴨沢から登ると、雲取 山がどんどん大きく迫るらしい。七ツ石山に登って良かった。ビューポイントだ。 |
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七ツ石神社・七ツ石小屋 | チョット下ると、神社の前に出た。更に進むと、水場を通って七ツ石小屋に出た。富士の見える山小屋(5)として 有名らしいが、またまた霧雨が降り出して見えない。「下鴨沢まで8km」の表示に出会った。11:32のバスに 間に合うだろうか? |
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ドウドコロ・ドウドコ まむし岩・堂所から 小袖乗越へ |
どれがマムシ岩だか分からない内に、ピッチを上げてどんどん下る。右側が山、左側の崖の下に小袖川の 音を聞きながら、更に下る。案内標示が落ちている。ここが堂所かな?と思いつつ、下る。眼下に車道が見え る。ところが、なかなか車道に出られない。とうとう、山道は車道とぶち当たった。小袖乗越だ。本に書いてあ ったように、車道を右手に下ってしばらく行くと、車道が左に大きくカーブする地点に「鴨沢への近道」の道標(6) を発見。車道なら35分掛かるところが、近道なら20分とある。近道の山道へと進入する。 |
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鴨沢バス停 | 元小学校の建物の下が鴨沢バス停(6)と、本に載っていた。案の定、庭にカラフルな滑り台がある。これが小 学校だろう? その下に、字の薄れたバス時刻表の看板がある。バス停はここで良いのかな? ちょっと、心配。 道を歩いている婦人に相棒が尋ねると、更にその下の車道に、バス停は在ると言う。良かったー。聞いてみて。 こんなトコで待っていたら、バスに乗れなかったよ。バス停の横には、綺麗な公衆トイレ(水洗)が建っていた。 バスを待っていると、自家用車が止まって、「奥多摩駅まで行くから乗らないか?」と言ってくれた。後数分でバ スが来るので、お礼を言って鄭重にお断りした。11:03のバスに間に合ってしまった。 |
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奥多摩駅へ | またもや、メロディーバスに乗った。大きなリュックと疲れ切った表情のみっふぃー達を見て、高校生と思しき 男の子が、席を譲ってくれた。ありがとうー! 今時の若者達も捨てたモンじゃない。こんな鄙びたトコに、どうし てこんなに若者が多いのだろう? キャンプや合宿に、高校生や大学生が集まっていたのだ。奥多摩駅でスパ ッツを外し、泥だらけのトレッキングも手で水を掛けて、トイレ入り口の水道で洗う。身綺麗にならないと、温泉に 行けないから。 改札前の駅のベンチで、クラッカーや飲み物で簡単に昼食にする。若者達が改札からどっと出て来た。奥多摩 湖の周囲は、夏合宿の真っ最中らしい。若者達で混み合っていた。 |
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もえぎの湯 | 奥多摩駅から青梅街道に沿って歩くこと10分。奥多摩温泉・もえぎの湯(7)に到着。昨日は大汗をかいたのに、 山小屋泊まりだったから、お風呂は無い。汗を流して、露天風呂に浸かり、生き返った。お風呂に入らずに、もう これ以上山の中に居るのは限界だー。 |
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再び、奥多摩駅へ | 改札入って右側で、お土産を売っていた。「奥多摩には駄菓子があるから、買ってくれるって言ってたでしょ。」 と、女の子達が母親にせがんでいる。見付けましたー!懐かしの味、きな粉棒。”黒ごまきな粉・げんこつ飴”を 270円でゲット。青梅線に乗り込んで、これを摘みながら車窓の景色を楽しむ。♪止められない止まらない、* ***。(カッパえびせん、ご免なさい。コピーを拝借しました。) S’mores(=some + more). |
《引用文献・参考文献》 | |
(1) | 「雲取山の歩き方」新井信太郎著・けやき出版 P38-7行目 現在は、「宮平」行きではなく、「大滝村福祉センター行き」 |
(2) | 〃 本全体 |
(3) | 〃 P38-10行目〜P39-3行目 |
(4) | 〃 P42-1行目〜4行目 |
(5) | 〃 P18-1行目〜2行目 |
(6) | 「奥多摩山歩き一周トレール」東京都勤労者山岳連盟編 P175-13行目〜15行目 |
(7) | 「るるぶ情報版・全国22・深田久弥の日本百名山[下] 」 雲取山 P48 |
☆ | 「女性のための百名山」板倉登喜子編 P32〜P33 |
☆ | 山と高原地図23・2003 奥多摩 昭文社 1:50,000 |
☆ | 山と高原地図25・2003 雲取山・両神山 奥秩父 昭文社 1:50,000 |
《みっふぃーのひとり言》 |
とうとう、東京都最高地点に立ちました! 一等三角点が東京都側に立っているので、そ うなったとか。「この山は東京都と埼玉県と山梨県の三県に跨っている。だから、昔は忍者 が逃げるのに使った忍者道。」と、学生の頃、登行会顧問の宗教学のK先生に講義で聞い て以来、一度は言ってみたい山だった。そう言えば、宗教の授業の内容よりも、山のお話の 方が記憶に残っているよね。先生、ゴメンナサイ。通勤途中のK先生のすげ笠スタイル、懐 かしいー! 同窓の仲間には、宗教学とこのかぶり物で誰だか分かるよね? 相棒が雲取山に連れて行って上げると言ってから、かなり久しい。相棒は中学生の頃に、 日帰りで鴨沢から入り鴨沢に戻ったと、いつも自慢してた。でも、こんなに奥深い山だとは想 像してなかった。歩けども歩けども、雲取山荘にはなかなか到達しなかった。夏だからいい ものの、秋だったら日が暮れてしまうよね。暗くなってからヘッドランプを頼りに、芋ノ木ドッ ケから大ダワなんて、右下の崖に滑り落ちそうで怖くて歩けない。 行きは小雨の中、下って来るハイカーにしか遭わないし、宿泊客は全部で4人しか居ないし 、帰りはハイカーには人っ子1人出会わなかった。ちょっと淋しかった。それに、熊と出会いま せんようにと、祈るような気持ちだった。 一等三角点の期待したパノラマは雨や霧で見られなかった。けど、七ツ石山で富士山が見 られてラッキー!だったよね。あの時だけ、雨が止んだし。ま、マイナスイオンのシャワーに は、存分に包まれたから、満足したけど・・・。 |
付録:《みっふぃーの裁縫教室》 | |
ザック・カバー(レイン用)を縫おう! | |
1.材料 | サイズ:大ザック(出来上がり寸法:縦94cmx幅80cm) 撥水加工のポリエステル・タフタ(ポリエステル100%) 1m (購入場所:新宿オカダヤ@600円/m) レジロン糸(ナイロン100%・カタン糸) 1個 ( 〃 @150円) 布スナップ 3組 (2組/10cm、 〃 @560円/m 10cm単位でcut購入可) 江戸組紐(ナイロン100%・コード) 60cm分 (2m入り、購入場所:百均のダイソー @100円) コード・ストッパー 1個分 (4個入り、 〃 @100円) 材料費:1062円=600+150+112+100+100(市販品の半額以下位、市販品2300円位) |
2.裁断 | ![]() |
3.縫製 | ![]() (留めヒモの位置は、ザックの肩ひものサイズに合わせる。) Cザック・カバー入れとして巾着袋を縫い、ナイロンコードを通して、コード止めを付ける。 |
4.仕上げ | ゴムひもを通す。 |
4.出来上がり | ![]() ![]() ![]() ![]() |
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