Miffy Site  > Root-1 > 雲取山


          くも とり やま
RooT-1   32. 雲取山  

東京都最高地点に立つ!

           日本百名山 (標高2017m・一等三角点)

『中級・健脚向き:往路;標高差831m・up downの10.7km
            復路;標高差1487m・殆どdownの十数km』

   埼玉県三峰口から入って、ロープエイ(標高差680m)で三峰神社へ。
   雲取山荘に1泊して翌日山頂へ。
   七ツ石山を経由して鴨沢へ下り、奥多摩駅へ出る。


地蔵峠・霧藻ケ峰  前白岩山  白岩山
 1500m1523m    1776m    1921m
     ↓ ↓   ↓       ↓ 
     小雲取山?  雲取山?
     1937m      2017m
          ↓   ↓
@雲取ヒュッテ傍のヘリポート 2003.7.29 @七ツ石  2003.7.30

  じぞうとうげ
1. 地蔵峠 (霧藻ケ峰 標高1523mよりチョット下
   まえしらいわやま
2. 前白岩山 (標高1776m)
   くもとりやま
3. 雲取山山頂 (標高 2017m)
  ななついしやま
4. 七ツ石山山頂 (標高 1757.3m)
5. 富士山@七ツ石山   やま あじさい
6. 山紫陽花@七ツ石山
     ☆写真をclickすると拡大写真に!

アクセス: 往路:西武池袋線・池袋駅→(特急ちちぶ6号)→西武秩父駅
  →(徒歩10分)→秩父鉄道・御花畑駅→(急行秩父路3号)
  →三峰口駅→(西武バス・メロディー号)→大輪バス停
  →(徒歩10分)→大輪駅→(秩父鉄道・三峰ロープェイ)→山頂駅

復路:鴨沢バス停→(西東京バス)→・奥多摩駅→(JR青梅線)
  →青梅駅→(JR中央線)→東京駅
アプローチ: 1日目:三峰ロープェイ山頂駅→(徒歩15分)→三峰神社(鳥居・雲取山登山口)

2日目:雲取山登山口→(車道)→「鴨沢への近道」→(徒歩20分)
  →(元小学校)→鴨沢バス停
ルート: 1日目:三峰神社(鳥居・雲取山登山口)→奥宮分岐→二股檜
   →妙法ケ岳分岐→炭焼平地蔵峠→霧藻ケ峰→お清平(お経平)
   →見返り地蔵→前白岩の肩→前白岩山→白岩小屋→白岩山
   →芋ノ木ドッケ→(悪場)→長沢背稜との分岐→大ダワ
   →雲取ヒュッテ→ヘリポート→雲取山荘

2日目:雲取山荘→雲取山→避難小屋→(お花畑)→小雲取山
   →(巻き道)→奥多摩小屋→ヘリポート→ブナ坂→七ツ石山
   →七ツ石神社→鷹巣山との分岐→水場→七ツ石小屋
   →堂所→小袖乗越(雲取山登山口・車道)

着時間 ポイント 標高 登山
程度
備考 発時間 区間
時間

時間
区間
距離

距離
1日目
西武池袋線・池袋駅 特急ちちぶ6号(1370円) 7:30発 1時間半 2時間15分
8:59着 西武秩父線・西武秩父駅 徒歩10分
JR秩父線・御花畑駅 急行(430+急200円)・wc(水洗) 9:10発 15分
9:25着 JR秩父線・三峰口駅 西武バス・メロディーバス(300円) 9:42発 14分
9:56着 大輪バス停 徒歩10分
三峰ロープウェイ・大輪駅 410m (臨時便) 10:08発 7分
10:15着 三峰ロープウェイ・山頂駅 1090m wc(水洗) (登山準備10分) 
       《登山開始》
10:25発 15分 2時間15分 0.6km
10:40着 三峰神社 ハイ
キング
(休憩10分) 10:50発 35分
雲取山登山口(鳥居) 1100m 35分 1.8km 10.1km
11:25 奥宮(妙法が岳)分岐 20分
11:45 二股檜 ベンチ 9分
11:54 妙法が岳分岐 緩や
かな登り
6分 1.1km
12:00 炭焼平 30分
12:30着 地蔵峠 1500m ベンチ(弁当・休憩20分) 12:50発 18分 2時間10分 7.2km
13:08 霧藻ケ峰 1521m 下り 秩父宮・妃のレリーフ
13:22着 お清平(お経平) 1450m 急登 (休憩8分) 13:30発
13:45着 見返り地蔵
14:18着 前白岩の肩 ベンチ(休憩7分) 14:25発
14:42着 前白岩山 1776m 下り ベンチ(休憩13分) 14:55発 55分
15:15着 白岩小屋 1764m 急登 (休憩5分)和名倉山見える。 15:20発
15:35着 白岩山 1921m 下り (休憩15分) 15:50発 1時間45分
15:57着 芋ノ木ドッケ 28分
<悪場>
16:25 長沢背稜との分岐 倒木多し・木のハシゴ 27分
16:52 大ダワ 登り 11分
<男坂> 鹿の足跡(みっふぃー発見)
17:03 雲取ヒュッテ 6分
17:09着 ヘリポート ビューポイント(休憩4分)
白岩山・前白岩山・地蔵峠が見える。
17:13発 7分
17:20着 雲取山荘 1825m 宿泊(夕食朝食付き1泊7500円)
夕食18:00
2日目
雲取山荘 1825m 登り 日の出4:46   朝食5:00 6:05発 30分 30分
6:35着 雲取山 2017m 下り (休憩10分) 6:45発 2分
6:47 避難小屋 8分
お花畑
7:05 日原との分岐 <巻き道> 15分
7:20 野陣尾根との分岐 <巻き道> 10分
(小雲取山) 1937m 下り
(ヨモギノ頭) ”頭”に野生の鹿(みっふぃーの相棒が発見)
7:30着 奥多摩小屋 1748m 30分
ヘリポート 急な下り
8:00着 ブナ坂 1655m 登り 15分
8:15着 七ツ石山 1757m 下り ビューポイント(休憩15分)
富士山が見える。
8:30発 5分
8:35 七ツ石神社 10分
8:45 鷹巣山との分岐 5分
8:50 <水場> 2分
8:52 七ツ石小屋 1時間38分 8km
(マムシ岩)
堂所 1240m
10:30着 小袖乗越 734m 雲取山登山口(車道) 5分
<車道>
<鴨沢への近道> 20分
元小学校
《登山終了》
10:55着 鴨沢バス停 530m 西東京バス(610円) 11:03発 37分
11:40着 奥多摩駅 (弁当・靴洗い) 12:50発 徒歩10分
13:00着 ”もえぎの湯” 14:45発 1時間15分
奥多摩駅 JR青梅線(東京まで 2160円) 15:11発 2時間6分
15:48着 青梅駅 乗り換え・ホーム反対側で乗車 15:57発
(立川駅) JR中央線・青梅線相互乗り入れ
17:17着 東京駅

1日目
アクセス  西武秩父駅の改札を出て左手へ、仲店の中を突き進み、突き当りを左折して細い路地に入る。路地を
出ると、車道だ。その少し左手に線路が見え、車道を渡ると”御花畑駅”だ。(みっふぃーの相棒が以前に
来たことがあるので、簡単に出られた。)駅の手前に公衆トイレがあるから、改札を入る前に用を足してお
こう。改札を入ったら、右手に色々とパンフレットが並んでいた。眺めていたら、駅員さんがロープウエイの
割引券を教えてくれた。これで片道90円安くなる。御花畑駅から急行に乗ったが、次の普通でも三峰口
駅からのバスには間に合ったのにー!急行料金200円損したー!
 三峰口駅から西武バスのメロディーバスなる物に乗車。バス停でなくても、手を挙げると乗車と下車が
出来るらしい。下車の大輪バス停へは、「秩父湖行き」・「中津川行き」・「大滝村福祉センター行き」のど
のバスも通る。(1)
三峰ロープウエイ  雲取山へは、様々なルートがある。東京の奥多摩駅からバスで鴨沢に行き、鴨沢から入るルート。日
原の鍾乳洞から入るルート。お祭りから三条の湯を経るルート。埼玉側の三峰口から入り、大輪・三峰神
社を経るルート。(2)
これはロープウエイでわずか7〜8分で標高差680mを稼げるので楽チン。他にもまだ
まだルートがあるらしい。(2)

 奥多摩駅発の早朝バスには間に合わないので、今回は三峰口から入り、鴨沢へ下る事にした。宿泊の
雲取山荘までかなり掛かるので、登山口にもっと早い時間に着きたいが、みっふぃーは、1番列車で最寄
り駅を出発しても、これがやっと。
 乗客が少ないので、ロープウエイはお客が集まったところで、臨時便を出してくれた。ラッキー!霧の中
、あっと言う間に、山頂駅へ。途中で車掌さんだけしか乗っていない下りの”くもとり号”とすれ違った。み
っふぃーの乗った”きりも号”と重さを釣り合わせて、ロープを張っているとのアナウンス。
登山準備  靴ひもを締めたり、この先、雲取山荘までトイレは無いので、ここで用を足しておこう。いざ、出発!
三峰神社  山頂駅前を左手に緩やかな坂を登ると、鬱蒼とした杉木立。道を進み、左手の階段を登ると、”三峰神
社”だ。ただ今、修理中で、囲ってあって神社が見えなかった。熊に出会わないようにと、登山の無事を
祈願した。この神社までは、一般の人々がお参りに来ていた。しかし、霧雨の降る中、「熊出没注意」の
看板のあるこの先へ踏み入る物好きは、みっふぃー達以外には誰も居ないらしい。ホントに熊が出て来
たらどうしよう?
 元の道に戻り、先に進む。茶屋が数軒ある。雨が強くなり出したので、みっふぃーは軒先をお借りしてレ
インコートを上下とも着込み、スパッツを付けた。これで大雨だってへっちゃら。”山麓亭”という茶屋の先
が登山口だそうだ。(3)
案の定、茶屋の先に大鳥居があり、ここが”雲取山登山口”だ。鳥居をくぐると右手
に入山届けとカウンターがあったので、「鴨沢へ下るコース」を2つ叩いて、入山届けをポストに入れた。
 道を進むと、左手に”奥宮へ”の分岐に出た。奥宮は妙法が岳にあり、そこまで往復するには1時間必要
だ。この妙法が岳と白岩山と雲取山の3つで、三峰山と言うそうだ。先を急ぐので、パスして進む。
 左手がクマザサの笹藪だ。ゴソゴソっと何か音がする度に、「熊?」って、びくつきながら歩く。
地蔵峠  二股檜、もう一つの妙法が岳との分岐、炭焼平へと、緩やかに登る。赤い服を着たお地蔵様が祠の中
に立っている。地蔵峠だ。時計を見ると、12時半だ。小雨がぱらついているので、お地蔵様の横のベンチ
が木陰で雨が当たらないから、ここでお弁当にする。蚊を手で追い払いながらオニギリにパク付いている
と、男性の単独ハイカーが足早に下って行った。さっきも、もう1人下りのハイカーに出会った。登りの仲間
は居ないらしい。
霧藻ケ峰  地蔵峠をチョット上がると、霧藻ケ峰。雨が止んだが、視界は悪い。両神山・浅間山・和名倉山が見える
はずなんだけど・・・。秩父宮と妃のレリーフを左に見ながら先へと急ぐ。 霧藻ケ峰の命名の由来である
サルオガセは、今の時期はブラ下がっていないのだろうか?辺りを見回したが、ガスってよく見えなかった。
お清平(お経平)  道を下り切って、一休み。ここがお清平(お経平)。これからいよいよ登りだ。
見返り地蔵  急勾配を登る。その先に、木の階段が見える。これを登り切ると、”見返り地蔵”の標識。今日の一番シ
ンドイ所をクリアーか? 息が切れたが、登りはまだまだ続くー。
前白岩の肩  登り続けると、やっと”肩”に出た。ちょっと一休み。この肩が広いんだよねー。平らな道だけど、長ーい。
前白岩山  ちょこっと登って、とうとう前白岩山山頂に到着。またまた一休み。
白岩小屋  ここは、ビューポイントだ。眼前に和名倉山が迫る。小屋の横を通り抜けて10m下ると”水場”らしい。(4) 
折角1776mまで登ったのに、下るのは惜しいが、下る。
白岩山  急登を登り切ると、白岩山山頂だ。やっと1921m、本日の最高地点に辿り着いた。もう3時半だ。日暮れ
までに山荘に到着出来るのだろうか? だんだんと心配になって来た。だけど、一息入れないと歩けない。
悪場注意!

芋ノ木ドッケから大ダワへ
 これからは下りだから、みっふぃーは楽勝。どんどん歩いて、”芋ノ木ドッケ”の標識を過ぎ、巻き道を進
むと、「悪場注意!」の立て札。「冬場はアイゼンが必要」とも。用心しながら下る。右下の崖が、ちょこっと
崩れていたり、倒木があったり、木の階段も。怖いけど楽しい。相棒が「足が抜けないー!」と悲鳴を上げ
た。岩場の木の根っ子に靴を取られていた。思いっきり足を抜いたら、バランスを崩して手を着き、手のひ
らから血が・・・。泥だらけなので、貴重なウーロン茶を掛けて傷を洗い、絆創膏で応急処置。
 長沢背稜との分岐を経て、やっと大ダワに出た。
鹿の足跡  大ダワからは巻き道もあるが、男坂を選択。またまた登りだ。ぬかるんだ道に、先が2つに別れた蹄の
足跡が。後で山荘で聞くと、ニホンジカだと言う。もしかしたら会えるかな?と期待しながら歩いていると、
雲取ヒュッテに着いてしまった。今は、閉鎖しているようだ。その先へ行くと、ヘリポートがあった。ここは、
ビューポイントだ。今登って来た白岩山・前白岩山・地蔵峠が見える。ここまで来れば、後もう少し。
雲取山荘  ヘリポートを更に登ると、真新しいログキャビンが見えて来た。目指す雲取山荘だ。日暮れ前にやっと到
着。長い山歩きだった。明日、山頂を目指そう! 今夜はここに宿泊。山荘前に水が引かれていて、ホー
スから常時水が流れている。顔と手を洗い、生き返った。水の有難さを、しみじみ感じる。また、外に水洗
トイレがあるのには、驚いた。トイレには”百たたき”と書いた手のひら型の団扇がぶら下がっている。トイレ
使用料を払わないと打つぞー!っていうユーモア? 玄関を入ると、石油ストーブの火が青々と燃えていた。
 今夜は宿泊客は、みっふぃー達と単独行の若い男性が二人だけ。部屋は個室化していて、一部屋が貰え
た。戸を引くと、部屋の真ん中にコタツが用意されていた。電気のコードは無いし、練炭で暖めているのか
な? 部屋の電気は、点け始めは暗く、段々と明るさが増して来た。コタツに足を入れて、今夜は眠ろう。
枕元にヘッドランプを用意して、早々と7時半には夢の中に。9時の消灯になると部屋の電気は消え、廊下に
ランプが灯された。わーい、山小屋だー!
           雲取山荘の夕食                        雲取山荘の朝食
        
(少し記憶違いがあるかも?) m(~_~)m
2日目
雲取山荘  昨日の天気予報では、今日は雨。日の出が4時46分とか? でも、この天気では日の出は拝めそうにな
い。しかし、4時半には廊下の足音に目を覚ました。夕飯時にお弁当を受け取っていた1人が、早立ちして
行ったのだろう。窓を開けると、案の定、本降りの雨。
 朝食は5時。みっふぃー達ともう1人。「今日は何処行くんですか?」と相棒が問えば、「笠取まで。」との返
事。笠取山廻るの? この雨の中、遠いーのにすごいなー! みっふぃー達は、山頂を踏んだら下山するの
に。
雲取山  雲取山荘の百葉箱が登山口だ。登りで30分とか。昨夜は良く眠れたので、足が上がる。それでも段差が
少ないトコを探して登る。「雲取山」の案内標示が見える。山頂だ。生憎の雨で、周りは霞んでいる。お天気
ならば、最高の眺めなのだろうが、残念。山頂の周りには、黄色い花が咲いている。マルバダケブキだ。美
味しくないのか、鹿も食べないと、後の奥多摩小屋に説明があった。
 直ぐ先の避難小屋の前を通り過ぎて下り、更に登ると小雲取山らしい。昨日の疲れが残っているのか、登
りは応える。
小雲取山  何処が小雲取山かはっきりしない内に、巻き道を通って、日原との分岐、野陣尾根との分岐を通り過ぎ
た。そして、奥多摩小屋に出てしまった。頭上の尾根、ヨモギ頭に数匹の鹿が飛び跳ねていたと、相棒が
言った。教えたのに、みっふぃーは、どんどん行っちゃうからって。損しちゃった。ヤッケのフードで聞こえ
なかった。
ヘリポート  ヘリーポートやキャンプ場を通り抜けて、下る。周りはマルバダケブキの黄色い花以外、花が無い。蕾の
が多く、これからが最盛期だろう。キャンプ場はテントもなく、みっふぃー達以外、人っ子1人居ない。
   ダワ
ブナ沢
 急な下りの先に、ちょっとした広場が現れた。ブナ沢と案内標示がある。先の道は二手に分かれている。
巻き道で鴨沢に行くことも出来るが、折角来たのだから、七ツ石山に登ろう!
七ツ石山  急な登りだ。ホンの15分程の登りなのに、みっふぃーにはこれがしんどかった。足を上げるのが辛い。一歩
一歩。やっと山頂だー! おおー! 富士山だー! 雨が上がり、富士山が見える。小雲取山の肩からわずか
に雲取山が覗く。下りながら振り返ったが、ここまで雲取山は見えなかった。逆コースで鴨沢から登ると、雲取
山がどんどん大きく迫るらしい。七ツ石山に登って良かった。ビューポイントだ。
七ツ石神社・七ツ石小屋  チョット下ると、神社の前に出た。更に進むと、水場を通って七ツ石小屋に出た。富士の見える山小屋(5)として
有名らしいが、またまた霧雨が降り出して見えない。「下鴨沢まで8km」の表示に出会った。11:32のバスに
間に合うだろうか?
      ドウドコロ・ドウドコ
まむし岩・堂所から
小袖乗越へ
 どれがマムシ岩だか分からない内に、ピッチを上げてどんどん下る。右側が山、左側の崖の下に小袖川の
音を聞きながら、更に下る。案内標示が落ちている。ここが堂所かな?と思いつつ、下る。眼下に車道が見え
る。ところが、なかなか車道に出られない。とうとう、山道は車道とぶち当たった。小袖乗越だ。本に書いてあ
ったように、車道を右手に下ってしばらく行くと、車道が左に大きくカーブする地点に「鴨沢への近道」の道標(6)
を発見。車道なら35分掛かるところが、近道なら20分とある。近道の山道へと進入する。
鴨沢バス停  元小学校の建物の下が鴨沢バス停(6)と、本に載っていた。案の定、庭にカラフルな滑り台がある。これが小
学校だろう? その下に、字の薄れたバス時刻表の看板がある。バス停はここで良いのかな? ちょっと、心配。
道を歩いている婦人に相棒が尋ねると、更にその下の車道に、バス停は在ると言う。良かったー。聞いてみて。
こんなトコで待っていたら、バスに乗れなかったよ。バス停の横には、綺麗な公衆トイレ(水洗)が建っていた。
バスを待っていると、自家用車が止まって、「奥多摩駅まで行くから乗らないか?」と言ってくれた。後数分でバ
スが来るので、お礼を言って鄭重にお断りした。11:03のバスに間に合ってしまった。
奥多摩駅へ  またもや、メロディーバスに乗った。大きなリュックと疲れ切った表情のみっふぃー達を見て、高校生と思しき
男の子が、席を譲ってくれた。ありがとうー! 今時の若者達も捨てたモンじゃない。こんな鄙びたトコに、どうし
てこんなに若者が多いのだろう? キャンプや合宿に、高校生や大学生が集まっていたのだ。奥多摩駅でスパ
ッツを外し、泥だらけのトレッキングも手で水を掛けて、トイレ入り口の水道で洗う。身綺麗にならないと、温泉に
行けないから。
 改札前の駅のベンチで、クラッカーや飲み物で簡単に昼食にする。若者達が改札からどっと出て来た。奥多摩
湖の周囲は、夏合宿の真っ最中らしい。若者達で混み合っていた。
もえぎの湯  奥多摩駅から青梅街道に沿って歩くこと10分。奥多摩温泉・もえぎの湯(7)に到着。昨日は大汗をかいたのに、
山小屋泊まりだったから、お風呂は無い。汗を流して、露天風呂に浸かり、生き返った。お風呂に入らずに、もう
これ以上山の中に居るのは限界だー。
再び、奥多摩駅へ  改札入って右側で、お土産を売っていた。「奥多摩には駄菓子があるから、買ってくれるって言ってたでしょ。」
と、女の子達が母親にせがんでいる。見付けましたー!懐かしの味、きな粉棒。”黒ごまきな粉・げんこつ飴”を
270円でゲット。青梅線に乗り込んで、これを摘みながら車窓の景色を楽しむ。♪止められない止まらない、*
***。(カッパえびせん、ご免なさい。コピーを拝借しました。) S’mores(=some + more).

《引用文献・参考文献》
(1) 「雲取山の歩き方」新井信太郎著・けやき出版      P38-7行目
現在は、「宮平」行きではなく、「大滝村福祉センター行き」
(2)                〃                本全体
(3)                〃                P38-10行目〜P39-3行目     
(4)                〃                P42-1行目〜4行目
(5)                〃                P18-1行目〜2行目 
(6) 「奥多摩山歩き一周トレール」東京都勤労者山岳連盟編   P175-13行目〜15行目
(7) 「るるぶ情報版・全国22・深田久弥の日本百名山[下] 」  雲取山  P48 
「女性のための百名山」板倉登喜子編         P32〜P33
山と高原地図23・2003 奥多摩             昭文社  1:50,000
山と高原地図25・2003 雲取山・両神山 奥秩父  昭文社  1:50,000

《みっふぃーのひとり言》
 とうとう、東京都最高地点に立ちました! 一等三角点が東京都側に立っているので、そ
うなったとか。「この山は東京都と埼玉県と山梨県の三県に跨っている。だから、昔は忍者
が逃げるのに使った忍者道。」と、学生の頃、登行会顧問の宗教学のK先生に講義で聞い
て以来、一度は言ってみたい山だった。そう言えば、宗教の授業の内容よりも、山のお話の
方が記憶に残っているよね。先生、ゴメンナサイ。通勤途中のK先生のすげ笠スタイル、懐
かしいー! 同窓の仲間には、宗教学とこのかぶり物で誰だか分かるよね?
 相棒が雲取山に連れて行って上げると言ってから、かなり久しい。相棒は中学生の頃に、
日帰りで鴨沢から入り鴨沢に戻ったと、いつも自慢してた。でも、こんなに奥深い山だとは想
像してなかった。歩けども歩けども、雲取山荘にはなかなか到達しなかった。夏だからいい
ものの、秋だったら日が暮れてしまうよね。暗くなってからヘッドランプを頼りに、芋ノ木ドッ
ケから大ダワなんて、右下の崖に滑り落ちそうで怖くて歩けない。
 行きは小雨の中、下って来るハイカーにしか遭わないし、宿泊客は全部で4人しか居ないし
、帰りはハイカーには人っ子1人出会わなかった。ちょっと淋しかった。それに、熊と出会いま
せんようにと、祈るような気持ちだった。
 一等三角点の期待したパノラマは雨や霧で見られなかった。けど、七ツ石山で富士山が見
られてラッキー!だったよね。あの時だけ、雨が止んだし。ま、マイナスイオンのシャワーに
は、存分に包まれたから、満足したけど・・・。

付録:《みっふぃーの裁縫教室》
ザック・カバー(レイン用)を縫おう!
1.材料 サイズ:大ザック(出来上がり寸法:縦94cmx幅80cm)

撥水加工のポリエステル・タフタ(ポリエステル100%)  1m (購入場所:新宿オカダヤ@600円/m)
レジロン糸(ナイロン100%・カタン糸)          1個 (       〃       @150円)
布スナップ                          3組 (2組/10cm、  〃 @560円/m
                                     10cm単位でcut購入可)
                    
江戸組紐(ナイロン100%・コード)   60cm分 (2m入り、購入場所:百均のダイソー @100円)
コード・ストッパー              1個分 (4個入り、       〃        @100円)

材料費:1062円=600+150+112+100+100(市販品の半額以下位、市販品2300円位)
2.裁断
3.縫製
(留めヒモの位置は、ザックの肩ひものサイズに合わせる。)

Cザック・カバー入れとして巾着袋を縫い、ナイロンコードを通して、コード止めを付ける。
4.仕上げ ゴムひもを通す。
4.出来上がり                 

    


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