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   きょうと
70. 京都

”そうだ、京都へ行こう!”
?十年前のJRのCMコピーを思い出して
N700系の新型新幹線に乗り込んだ・・・

竹林@嵯峨野
2007.7.22撮影

《1日目 清水・新京極 2007.7.21(土)》
1. 京都タワー@清坂亭 2. 清坂亭(せいはんてい)@茶わん坂
3. 茶わん坂 4. 茶わん坂から清坂亭への階段
5. 清水寺山門 6. 京都市内from清水寺山門
7. 大黒様@清水寺本殿 8. 舞台@清水寺
9. 音羽の滝@清水寺舞台 10. 地主神社(じしゅじんじゃ)@清水寺
11. 茶店@清水寺 12. 産寧坂(さんねんざか)
13. 川床(かわゆか)@鶴清(つるせ) 14. 鶴清&鴨川@五条の橋
15. ステンドグラス@鶴清 16. 渡り廊下@鶴清
17. 川床料理・京会席@鶴清 18. 先斗町(ぽんとちょう)
19. 先斗町(ぽんとちょう) 20. 川@先斗町
21. 新京極(しんきょうごく) 22. 錦天満宮(にしきてんまんぐう)@錦小路

《2日目 嵐山・嵯峨野 2007.7.22(日)》
1. 竹林@嵯峨野 2.野宮神社(ののみやじんじゃ)
3. 黒木鳥居(くろきとりい)@野宮神社 4. トロッコ嵐山駅
5. 常寂光時(じょうじゃっこうじ) 6. 落柿舎(らくししゃ:向井去来の庵) 
7. 落柿舎の家の中 8. 花@落柿舎の庭
9. 花@落柿舎の庭 10. 花@落柿舎の庭
11. 芭蕉の歌碑@落柿舎の庭 12. 俳人塔@落柿舎の庭
13. 向井去来の墓 14. ニ尊院(にそんいん)
15. 祗王寺の入り口 16. 祗王寺(ぎおうじ)
17. 双葉葵(フタバアオイ)@祗王寺 18. 吉野窓@祗王寺
19. 祗王・祗女の墓@祗王寺 20. 渡月橋(とげつきょう)

アクセス: 東京駅→(新幹線)→京都駅→(タクシー)→五条北棟粱町
ルート: 1日目 五条北棟粱町・・・→茶わん坂・・・→清坂亭・・・→清水寺・・・→清水坂・・・→産寧坂
・・・→鶴清(五条大橋)・・・→京阪五条駅→京阪四条駅・・・→先斗町・・・→新京極
・・・→錦小路・・・→鴨川川端・・・→五条大橋・・・→五条北棟粱町
2日目 五条北棟粱町→(セリカタン)→嵐山市営P・・・→野宮神社・・・→トロッコ嵐山駅
・・・→常寂光寺・・・→落柿舎・・・→向井去来の墓・・・→ニ尊院・・・→祗王寺
・・・→百足屋・・・→渡月橋・・・→嵐山市営P→(セリカタン)→京都駅

何故に貴方は
京都へ行くの?
(そんな歌あったような)
 どういう訳か、突然に京都へ行くことになっちゃって。知人が京都に住んでいる内に、京都観光をしたいってな訳でー。アッシー君兼ツアコン付き京都観光と相成った次第。その上、新幹線のぞみ号は新型のN700系だったので、東京から2時間半くらいで着いちゃった。京都駅で「今アトムの下にいるの。目の前は京都タワーが見える。」ってテルしたら、手塚治のイベント中でアトムは何箇所かにあったらしく、直ぐには落ち会えなかった。直ぐ傍にいたのにー。w
五条に行くのに七条?
 「3人ならタクシー料金はバスと同じくらい。」ってことで、タクシーに乗り込む。「七条廻って五条へ」というので、「なんで七条?」って聞いたら、通りは右左折が出来ない作り。で七条廻らないと、車は五条に行けないとの事で納得。 
5階建てマンション
 新築5階建てマンションに到着。京都にこんなに高い建物は珍しいので、3階でも京都市内が見渡せる。北棟粱町は歩いて清水寺に行けるとこ。いい所にお住いでー、ラッキー。一宿の恩義は忘れません。あんがとねー! ほんまに、おおきにー、どっせー。直ぐに馴染み易いタイプ。アハ
どこ行こう?
 「で、どこ行きたいの? まず、夕食を予約しないとね?」ネットで検索してテルしてくれたけど、急な事で夕食時は無理らしい。だけど、4時半から6時半で良ければとの事なので、折角だから鴨川の川床料理を楽しむ事になった。うれしいなー!予約が取れてホッと一息。清水寺へ行ってから、鴨川へ行くことになった。
清水寺(きよみずでら)
 ツアコン君が”茶わん坂”へ案内してくれた。軽く昼食を食べたいねってお店を探していたら、写真付きのメニューがあって、石のラセン階段が誘っている。誘惑に負けて、「ここ、上がってみよう。」って。上り切ると和風の小道の横に、”清坂亭”なる蕎麦屋さん。門をくぐる。「私、冷たい湯葉蕎麦!」このお店の窓から、京都市内が一望できる。昼食の時間帯をとっくに過ぎていたので、最高の席へ案内してくれたらしい。他の人の鯖寿司や暖かい湯葉蕎麦もツマミ食いしてみた。どれも美味しい。お薦め。けど、またも有名な鰊蕎麦を食べそこなった。
 茶わん坂に戻り、清水寺へと歩く。入り口の朱赤の山門に到着。山門をくぐってからみんなは左手に行くけれど、ツアコン君に依ると、「右手に行くと、穴場がある。」すごい、山門の中から京都市内が覗けるんだー。舞台に入るには拝観料が300円いる。なんでか、大黒様が鎮座していて、触るとご利益があるらしい。大黒様は携帯ストラップとなって、商売になっている。清水の舞台から飛び降りるつもりでとか言うけど、こんなトコから飛び降りるなんざ、まっぴらじゃ。舞台を出たら、女性客がごった返している。地主神社(じしゅじんじゃ)ってのがあって、恋愛成就の願掛けとか。商売には、この手が一番か? でも、昔はこんなの無かったから、落ち着いたお寺と思っていたけど、この一角だけはなんか俗っぽくて興醒め。寄進された桜の林を左に緩い坂道を下ると、音羽の滝に出た。ここも、行列。ま、昔、飲んだからパス。鬱蒼とした木々の中を歩いて、山門に戻って来た。
 帰りは清水坂を下り、途中から産寧坂の石段へ。桃の生八橋見っけー! 期間限定に弱いんだよね。お土産に買っちゃった。ツアコン君が京都のTシャツを購入。お店のオバちゃんが、口の達者な京女。ここでも、京都を楽しめた。人との遣り取りは面白い。 
川床(かわゆか)
 川床は突然の予約なので夜は満杯で、仕方なく4時半から6時半でやっと予約出来た。頃合を見て、鴨川沿い旅館の”鶴清”に向かう。玄関に男の客が1人、うろついている。中から出て来た仲居さんが、「4人さんどしたか?」と戸惑った。「3人です。」って言うと、安心して「お越しやす。」言うて、床へと先導してくれた。早過ぎて、まだ準備中。迂回して、ステンドグラス前から渡り廊下を通って床へと出た。
 卓上には、お盆の上にコップが用意されている。ひとまず、ビールで「カンパイー!」 八寸が出て、会席料理が順に出されて来た。お客が少ないので、サービスが行き届いている。料理もゆっくりと出されるので、ゆったりと料理を楽しめる。混んで来たら、サービスどころではなくなるだろうに。川面を渡る風が涼しくて心地良い。京都の夏ならではの風物詩。湯引きや鍋で、鱧(はも)料理を堪能した。
錦市場(にしきいちば)
 心地よく酔いも廻って来たので、地下鉄で五条から四条へと一駅。駅から出ると、そこは先斗町。その細い路地をそぞろ歩いて通り抜けると、目の前は新京極で、学生時代の修学旅行を思い出す。お土産を買うために、ここで自由行動があったんだよね。錦市場を見たいと思っていたのに、既に店は閉まった後だった。蛸薬師通りを歩いて、鴨川の川沿いの道を五条へと戻る。川床は提灯に灯がともって夜の風情。
嵐山(あらしやま)
 翌日は、アッシーくんのセリカタンで嵐山へ向かう。ところが、なんでかなー?車はオートバックスの駐車場へと滑り込んで行く。あれー???? アッシー君が用事があったらしい。ようやく嵐山へと走り、市営駐車場に到着。人混みじゃー! 日曜の嵐山は人の海。ま、桜の時期よりは少ないが・・・。トロッコ電車に乗ろうと、トロッコ嵐山駅へと竹林の中を歩いていると、トロッコ電車が通り過ぎて行くのが見えた。次は1時間後だから、これは諦めるしかないよね。途中、野宮で人だかりがする。やはり、恋愛成就の願掛けで、女性客が多い。嵯峨野を歩くことにした。高校時代に自由行動で歩いたコース。
落柿舎(らくししゃ)
 例の蓑(みの)、笠が掛かっている。人力車の観光客が通り過ぎる。落柿舎は立ち寄らずに、蓑笠だけを見て通り過ぎる人が大半。「たまには、寄ろうよ!」とのアッシー君の声で、入館することにした。家の中を覗き、庭を散策する。古風な庵にマッチする花々が、ちらほらと咲いている。「お墓は?」と受付の方に伺うと、公衆トイレのお隣にあると。ありましたー。去来のお墓は、質素だった。私の記憶は、俳人塔をお墓と勘違いしていた。
祗王寺(ぎおうじ)
 ニ尊院の前を通り過ぎ、祗王寺へと急ぐ。鬱蒼とした竹林の中に緩やかな坂が誘って、庭の向うに庵がひっそりと佇んでいる。苔むした庭を廻って庵に到着すると、女性が1人、吉野窓の前に座っている。早くどいてくれないかなーって、待っていたけれど、動く気配が無い。やっと、立ち上がったのでデジカメを押す。みんな、吉野窓や部屋越しの庭を見に来てるんだよね、独り占めは困るなー。”祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり〜” 頭の中を平家物語が浮かぶ。清盛に愛された女性たちは、どんな思いで晩年をここで過ごしたのだろうかと思いやる。自分が取り成したのに、仏御前の出現で捨てられてしまった祗王、男の身勝手さに愛想を吐かした女性たちの怨念を感じる寺でもある。剃髪し仏門に帰依して、心穏やかに過ごせたのだろうか?
四葉(よつば)タクシー
 祗王寺の門を出ると、アッシー君が、「あ、よつば!」と叫んだ。駆け出して、車を見る。滅多にお目にかかれないというヨツバ・タクシーにとうとう出会えたと、感激している。車は滝口寺方面へ走り抜けて行った。なんか、いいこと有りそな予感。
百足屋(むかでや)
 そろそろお腹が空いた。でも、嵯峨野では我慢して、食べ物屋さんが多い嵐山まで戻ることにした。そう、有りました。アッシー君が京料理を楽しめるお店を発見しました。お昼時をとっくに過ぎているので、ランチをやっているのか心配だったけど、2階へ行くと、「おこしやす。」と。がら透きだから、窓側のいい席へ案内された。熱いけど、湯豆腐を頂くことにした。冷房の中だから、湯豆腐も美味しい。やっぱ、京都に来たら、湯豆腐を食べなくっちゃね。観光客の人の群れを見下ろしながら、食事するのも面白いもんだ。
渡月橋(とげっきょう)
 渡月橋の前に有るお店で、桜餅を買いたい。ここに来る度に買う慣わしで、今回もゲットしました。桜の葉っぱが付いたのには餡が無くって、餡コのにはお餅がちょこっとで、両方を交互に食べると美味しい。帰宅後、熱い緑茶で食べるのが待ち遠しい〜。
 2度目の修学旅行を決行した時に、銀閣寺の疎水辺りで見つけた”ちりめん山椒”のフリカケを探す。うろうろしていたら、またまたアッシー君が「あれでしょ。あるよ!」と。なんて気の利く子なんでしょう。これで帰ったら、ご飯の上に振り掛けて・・・。食欲涌くなー!
 川の周りには観光客が溢れているが、渡月橋のシーズンはやはり桜ですね。
京都駅
 セリカタンに乗って、京都駅へと送って貰う。ありがとう! 楽しい観光旅行だったよ。駅で、夕食用に柿の葉寿司と缶ビールを購入。新幹線に乗り込み、ビール缶を片手に寿司を摘みながら、楽しかったこの2日間を回想。
東京駅
 帰りもN700系で夢の中を彷徨っていたら、あっという間に、関西から関東へと来てしまった。

《みっふぃ〜のひとり言》
 突然に、相棒がチャットでアッシー君とおしゃべりしたいと。珍しい、何かな?って思っていたら、アッシー君のいる「京都へ遊びに行っていいか?」と聞けと。「私も行くー!」ということで、本当に突然に、京都観光を楽しむことになっちゃった。今回は、スポンサー付きの大名旅行じゃわい。湯葉、川床料理、湯豆腐、おばんざい(お惣菜)と京料理や、季節限定の桃の生八橋、渡月橋の桜餅も堪能。お口もいい旅しました。世は満足じゃ。
 京都はいつ来てもいい。誰と来ても。思い出が積み重なって行く地。初めては中3の修学旅行、次が高2の修学旅行、大学2年の時の大阪万博の序でと、実験装置の受け取りに1人で来たことも。姉妹で来て、夜の八重桜の中、芋棒で夕食を頂いたこともあったっけ。それから、ウン十年も経ってから、高校2度目の修学旅行で友人たちと。そして、今回は家族と。我が人生の節目に訪れる地、それが京都だったのかと・・・。
 嵯峨野の竹林は残っていた。土の道は綺麗に石が敷き詰められて、まるで東京新名所のように、現代風に整えられてしまったけれど。その道の周りにコジャレタ喫茶店が出来てたりして・・・。高校生や大学生の時は、竹細工のお店が1軒あっただけだったよねと、回想する。茶飯を食したのは、二尊院だったのかな? 今回はパスしたから分からないけれど、まだ、茶飯はあるのだろうか? それにしても、人力車の多さに目を見張る。嵯峨野はゆっくりと散策したい。商売なんだろうけれど、ピュッピュと狭い道の脇を通り抜けられると、情緒もなにもあったもんじゃない。ちょっと興醒め。京都も鎌倉と同じになっちゃったのかと・・・。次に訪れる時には、時刻表を見て、是非ともトロッコ電車に乗りたい。時間的余裕があれば、直指庵にも。
 京都は雨に限るのか? 雨の日なら、人力車は走らないだろうから。
 また、いつか来よう! 今度は1人か、姉妹と。それとも、吉野の桜を見に、第3の修学旅行かも? 2007.8.14記



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