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にゅうかさやま
50. 入笠山・6月

ーーー1)ゴンドラで花の百名山 スズラン咲く入笠山へ
          絶滅種のアツモリソウ(栽培)と出会えるーーー

《イベント情報・2005》
花フェスタ・スタンプラリー開催中
    鈴蘭フェスタ   6/25(土)・26(日) 開催中
野花菖蒲フェスタ 7/16(土)・17(日)
草連玉フェスタ   7/30(土)・31〔日)
スタンプが全部(3個)揃うと、
素敵な花の卓上カレンダーが貰えます!

《ハイライト》
アツモリソウ@山彦荘 キバナアツモリソウ@山彦荘 スズランの群生@入笠湿原
2005.6.25撮影

入笠山頂 標高1995m
眺望@入笠山頂
     甲斐駒ケ岳    鋸岳  間ノ岳
        ↓      ↓  ↓
    鋸岳  間ノ岳       仙丈ケ岳
      ↓  ↓            ↓     
山彦荘@入笠湿原
  このお庭にアツモリソウが栽培されている
                  ↓

《入笠湿原の花達》  2005.6.25撮影
名前不明 アマドコロ
アヤメ ベニバナ・イチヤクソウ
エンレイソウ
(まだ蕾、開花はこれから)
            ふ いり
            斑入りスミレ
ギンラン マイヅルソウ
キバナ・オダマキ コナシ(ズミ)
クリンソウ
サラサ・ドウダン レンゲツツジ&入笠湿原
スズラン ツマトリソウ
ウマノアシガタ レンゲツツジ@入笠山

アクセス: 往路:  JR津田沼駅→京成津田沼駅→湾岸習志野IC→(首都高)→(中央道)
→境川PA→諏訪南IC→富士見パノラマリゾートP
復路:  富士見パノラマリゾートP→ホテル八峯苑・鹿の湯→諏訪南IC→(中央道)
→八王子TG→石川PA→(首都高)→湾岸習志野IC→京成津田沼駅
→JR津田沼駅
アプローチ: 富士見パノラマリゾートP→ゴンドラ山麓駅→(ゴンドラ)→ゴンドラ山頂駅
ルート:  ゴンドラ山頂駅→鐘打平→入笠湿原→山彦荘→マナスル山荘→入笠登山口
→入笠山頂→(岩場迂回コース)→入笠登山口→マナスル山荘→山彦荘
→入笠湿原→アカノラ山→ゴンドラ山頂駅

到着
時間
出発
時間
区間時間
(撮影時間
 含まず)
合計時間
(含撮影時間)
JR津田沼駅 (マイクロバス乗車) 6:58発 3時間10分
京成津田沼駅
7:15 湾岸習志野IC
9:10着 境川PA wc 9:25発
10:00 諏訪南IC
10:10着 富士見パノラマリゾートP (マイクロバス下車)
ゴンドラ山麓駅 (ゴンドラ)片道800円 
 wc・売店
10分
10:30着 ゴンドラ山頂駅 wc 1時間半
『ハイク開始』 10分
11:10着 入笠湿原看板 wc 10分
山彦荘 自販機・アツモリソウ
入笠山登山口 wc・P 11:30発 30分
[岩場迂回コース]
12:00着 入笠山頂 弁当休憩40分 12:45発
[岩場コース] 20分 55分
入笠山登山口 10分
13:20着 山彦荘
13:40着 ゴンドラ山頂駅 『ハイク終了』
片道800円 13:50発 10分
14:02着 ゴンドラ山麓駅
14:50着 鹿の湯 ビール自販機
生ビール・ソフトクリーム他
15:50発 1時間
17:20 八王子TG 4時間20分
17:25着 石川PA 17:42発
20:10着 JR津田沼駅

旅は道連れ  今回は、初のツアー単独参加。果たして、仲の良い道連れと出会えるかが鍵。
ハラハラドキドキしながら、バスに乗車。座席の左手を見ると、女性が一人で座っ
ている。「お一人で参加ですか?」って声を掛けた。後ろも、斜め前も単独参加の
様子。斜め後ろは男性の単独参加。前の方に、7名の女性陣のグループ。アト
は、カップル達と女性二人組と男性の単独参加の模様。
運命共同隊  ゴンドラに乗る時に、先ほどのハイカーとご一緒することになった。眼下の八ヶ
岳が霞んでいる。空気が澄んでいる冬とは違うんだ。ゴンドラの真下をMTBが駆
け下りて行く。冬はスノーボーダーやスキーヤーが滑り降りて行くのが見えたっ
け。季節の変化は、こんなトコにもあった。
ゴンドラ山頂駅  スノーシューハイクの時には、スノーボーダー達でごった返していた駅周辺も、
今は閑散としている。雪の上で、スノーボーダー達がスノボーを履いていた光景
が、目に浮かぶ。
 簡単なストレッチをしてから、右手の階段を登って、入笠湿原へと向かった。前
回は、建物の左手に進んだけれど、ルートが違う。今回は3グループに分かれ
て、行動することになった。単独参加が多い3班になった。1班から先行し、我らは
殿。
入笠湿原  山を下ると、目の前に木道が現れ、湿原へと出た。木道を進みながら、講師のI
氏から、花の説明があった。まずは、赤いクリンソウが緑の草の中に、ちらほら
と。講師随行の良い点は、説明が受けられるので、花などを見逃さずに済むこ
と。素人だけの山歩きでは、花を見逃してしまう。クリンソウの赤の色が薄い。
最盛期を過ぎてしまったのか? ”花の色は 移りにけりな 悪戯に わが身世に
降る 眺めせしまに” (小野小町)ってかー? でも、また出会えるかは分からな
いので、一先ずデジカメのシャッターを押す。花が遠いーなー。
 続いて、アマドコロやギンランが現れた。事前にネットで入笠山のHPを覗き、
「花の歳時記」を見たのが功を奏した。バス乗車の際に、添乗員のKさんから、
地図と「入笠に咲く花」(富士見町産業課発行)を頂いたのを、車中で見ておい
て良かった。流石、花の百名山だけのことはある。上の写真のように、珍しい花
が次から次へと現れるんだから。この季節に来れて良かったー。
 ”スズラン咲く”と銘打っているツーアーの割にはスズランが少ないし、あっても
枯れかかってる。生きのいいスズランはどこに群生しているのー? I氏が「今日
は山登りが主だから、花畑は通らないコースです。でも、スズランは見られま
す。」って言ってたような・・・。
 ここまでは簡単に車でも来られるので、観光客の多いこと。ちょっと街までお買
い物ってな格好でやって来ている。我々ハイカーとは、一線を画してる。下山途
中で、ビーサンのお兄さんが登って来たのには、驚いちゃった。それも、岩場コース
で。もし、転んでケガでもしたら、どうする気なんだろう? 素人のやる事は、想像
が付かんワイ。
山彦荘  湿原看板を通り過ぎると、山彦荘だ。2月に看板の前で雪の上に座り、お弁当を
食べたのを思い出す。同じ場所なのに、景色が別物。あのスノ−シューハイクの
時は、トイレに行くのにスノーシューを脱いだら、雪が深くって、数歩歩くのも難か
しかったのに、今は咲き乱れた花々に囲まれている。
 山彦荘前の可愛いお庭に、例のアツモリソウが紫の色も鮮やかに咲いている。
その右手に、更に小さな黄色いアツモリソウが咲いている。か・わ・い・いー。とう
とう出会えたんだ。幻のアツモリソウとご対面。その脇に、真っ白なスズランがあ
った。湿原のスズランは最盛期を過ぎてしまっていたけれど、日陰のスズランは
今咲いたばかり。
花フェスタ  山彦荘脇に白いテントが2つ。1つは花フェスタのスタンプラリー用で、もう1つは
トマトジュースを配っていました。みっふぃーの唯一の食わず嫌いだー。でも、喉
が乾いちゃったし、冷たくってオイシソー! 「頂きま〜す!」って、グイッーと飲ん
だら、これが溜まらんワイ。「もう1杯。」って、お代わりしたくなる美味しさなのだ。
それも若いイケメンのお兄さんのお酌で、美味しさ倍増ってかー。因みに、このト
マトジュースは濃厚でお薦め。さわやか信州富士見町・(社)富士見町開発公社
製「風立ちぬ信州富士見高原トマトジュース」。
駐車場  テントの先へと進むと駐車場があり、湿原への観光客がマイカーを所狭しと停
めている。ハイカーが轢かれそ。気を付けてよねー!
山道?  駐車場を通り過ぎると、湿原の脇に山道が始まった。いよいよ登りだ。左手の
湿原のスズランを眺めながら、夏の山頂への期待で心が躍る。♪♪♪
登山口  山小屋が現れ、登山口の看板があった。トイレもある。左手に山頂への山道が
覗いている。進むと道は二手に分かれている。左手の「岩場迂回コース」を登る。
道がヌルッとしていて、滑る。右手の山側にロープが張ってあるので、それを掴み
ながら登ろうっと思っていたら、上から下山者が降りて来た。滑る狭い泥道での
すれ違いは危険だ。彼らが通り過ぎるのを待って、1歩ずつ確かめながら、しっか
りと上へ。やれやれ、粘土質の道も終わり、いよいよ、山頂まであと1歩だ。
 勾配が急になり、仲間は「苦しいから、先に行って。」と。「じゃ、お先にー。」と、
一気に山頂へ。今日は満員御礼。ハイカーでごった返している。
入笠山頂  晴天に恵まれて、360度の大パノラマが広がるが、夏山は冬山と違い、霞んで
いる。何とか確認できるのは、八、甲斐駒、鋸、間ノ、仙丈くらいか。日差しが強
いので木陰に入り込んで、お弁当。バスで知り合いになったハイカーと並んで座る
と、「私も一人なの。入れて。」と、単独参加のハイカーで固まってランチ。今日のお
弁当は2段重ねで、上段が洋風のオカズで、下段に佃煮を混ぜたオニギリと梅干
オニギリ。オニギリのオカズにスパッゲッティーとは、なんでやねん?って、突っ込
みながら話が弾む。一押しは、豚シャブのゴマダレ和え。
 直ぐ傍の木に、小鳥が降りて来た。白いお顔で黒いベレー帽を被っているから、
シジュウカラ? 手で捕まえられそうな近くまでやって来たので、デジカメを取り出
す。用意できた途端、飛んで行ってしまった。動くものはなかな撮れない。
 スノーシューハイクで2月に来たと話すと、「登山家ですか。」ですって。「そんな
大げさなモンじゃありません。ちょこっと、お山を歩いているだけです。」
 オニギリは1個にして、食べる間も惜しんで山頂へ。山頂を堪能し、デジカメのシャ
ッタ−を押す。
下山  帰りは、山頂から左手の「岩場コース」を通って行く。下界にレンゲツツジのオレン
ジが広がる。見上げた時よりも、見下ろした方が素晴らしい。下山は呼吸が楽だか
ら、のんびりお山を楽しめる。
 足元を見ながら岩の上を歩いていたら、目に青いビーサンが飛び込んで来た。?
?? 何考えてんの? このおっさん! 岩場で滑って頭でも打ったらどうすんの?
おバカ! ま、他人事だからいいけど、湿原から簡単に登れるとは言え、ど素人は
山を侮っているから怖い。雨でも降ったら、山は豹変するんだから。
 山道の途中に、黄色いオダマキが1輪咲いている。幽玄で可憐。思わず、デジカメ
を押す。
 登山口まで来たら、1班の7人組が来ない。待ちくたびれていたら、今度は緑色の
お揃いのタオルを首に下げた仲良し二人組みがいない。「あの二人は、湿原に下り
て行きました。」って情報が・・・。おいおい、勝手な行動は慎めよ! 団体行動なん
だからさー。登山口近くに、クリンソウの群生が赤い集団を成している。目を楽しま
せてくれたクリンソウに免じて、許すとするか。
入笠湿原  再度、湿原を通りながら帰る。帰路は、アカノラ山を登ってゴンドラ山頂駅へ。スノ
ーシューの時は、ここが一番キツカッタよねと思い出しながら登る。雪が無いと、簡単
ジャン。どーして、あの時は、こんなトコが辛かったんだろう?
 山頂駅からゴンドラに乗って、下界を楽しむ。下をMTBが滑り降りて行く。気持ち良
さそー! でも、腕力が要るから、圧倒的に男。たまに、カップルだと女性のドライバ
ーもいるにはいるけど・・・。冬はスノボ−で夏はMTBで一儲けって感じ。
鹿の湯   富士見パノラマリゾート駐車場からマイクロに乗り込んで、目指すは温泉。ホテル
八峯苑にある”鹿の湯”で1時間過ごせる。「ビールはどこじゃ。」とか、「ソフトクリー
ムがあるね。」とか、お風呂までの廊下を確認しながら通る。
 入浴後、大広間で例の缶ビール350mlをクィーっとね。生き返るー! 今回はお仲
間がいない単独参加だから、何事も控えめにして、500mlを我慢して小さいのにしち
ゃった。廊下でソフトクリームを舐めている二人連れ。みっふぃーも食べたくなっ
て、「ソフトクリーム1つ。」って注文したら、目に「生ビール」の文字が飛び込んで来
た。惜しいー! 遅かったー! 生あったんだー! 行きにあれだけ目配りしたのに、
気付かなかったよー!ショックー!
渋滞も無く
スムーズに
 ほろ酔い気分で夕食の駅弁を車内で食すと、睡魔が襲って来た。うとうとしている
間に、八王子TGに来ていた。いつもはここで待たされるのに、流石は観光バス。さっ
と通過。新宿辺で渋滞になったものの、石川PAで休憩後、スッーと津田沼まで来ら
れた。グリーンタオルのマフラースタイルの二人組みが京成津田沼で下車。仲良くな
ったハイカーと「どこかの山で、また、お会いしましょう!」と再会を願って、JR津田沼
で、手を降った。

参考資料:
1) C旅行社の旅行案内
2) 富士見パノラマリゾートのHP
花の歳時記
http://www.fujimipanorama.com/trek/trek-top.html

《みっふぃーのひとり言》
 C旅行社の山ツアーに参加。ハイク中級なので参加者は圧倒的に女性が多く、約20名。
みっふぃ〜は、今回は初のツアー単独参加。お仲間が数名いらっしゃたので、みっふぃーの性格
だから、直ぐにお友達が出来ちゃった。参加者のレベルはハイクという事で、いつもの登山より山
歩きに慣れていない方々が多い感じ。トレッキングシューズの紐結びも知らない方までいらした。
「ハイクだからストック置いて来たのに、山登るの?」って声も聞かれた。でも、いつものように班
分けしてくれたので、シングル参加の多い3班にグルーピングされ、ドクターストップも忘れておしゃ
べりしながら山歩きを楽しんじゃった。単独参加は孤独で淋しいと思いきや、いやいや、文句言う
相棒が居ないので御気楽御気楽。味を占めちゃったかも?
 お天気にも恵まれ、渋滞にも合わず、付いてるー! ただし、2月の冬山と違い、6月は山頂での
眺めは360度パノラマではあっても、霞んでた。見えたのは甲斐駒・間ノ・仙丈に、八ヶ岳。仙丈に
は、残雪が白くくっきりと見えた。目標がまた出来ちゃった。甲斐駒、仙丈の山頂に立ちたい。特に
「仙丈はお花がきれい。」と上高地スノーハイクの時に聞いたので、いつか行きたいよー!
 思いがけず、絶滅種の幻のアツモリソウにも出会えちゃった。山彦荘で栽培していたのが、タイム
リーに咲いていた。ホント、ラッキーこの上なし。三つ峠の木無山でも会えなかったし、交通費奮発
して礼文島まで行かないと見れないと思ってたんだから。うれしくって相棒に、「アツモリソウ見ちゃ
ったー。」って言ったら、「仕事がはかどる方がいい。」って言われちゃった。今日の葡萄は酸っぱい
様で。自分だけ楽しんじゃったお詫びに、信州富士見高原産の”風立ちぬトマトジュース”半ダース
をお土産に買って来た。背負ってくるの重かったんだから、勘弁してね! 山彦荘の脇にイベントの
”花フェスタスタンプラリー”のテントがあって、冷たいトマトジュースを振舞って下さった。行きも帰り
も立ち寄って、グイーっとね。みっふぃ〜の苦手なトマトジュースなのに、冷たくって濃厚でうんまい。
トマトジュースが好きになっちゃったみたい。乾いた喉に・・・・・・じゃなくって、トマトジュースじゃー。
 入笠湿原には様々な花が咲いていた。スズランの群生だけじゃなく、上の写真のように、いっぱ
い。やっぱ花の百名山だけの事はある。湿原まではマイカーでも来られるから、誰だってお花には
会えるよ。でも、ちょっと足を伸ばせば入笠山頂だから、スニーカーで来れば、晴天・曇天なら登山
もOK。楽楽、標高差わずか200mだから、みっふぃーのお薦め!
 帰りはホテル八峯苑の"鹿の湯”に立ち寄った。アサヒスーパードライの自販機に目が止まり、思
わず飲んじゃった。やっぱ最高ー! ソフトクリーム食べてる人が居たので見渡すと、あったー。で、
「ソフト1個。」って頼んでカウンターの中を見ると、生ビールの文字が・・・。あー、遅かったー。缶ビ
ール飲んじゃった後に、生見つけるなんてー・・・。orz。ま、これも運命じゃ。
 行きの車内で添乗員さんが注文を取った駅弁、”鮑の炊き込み飯”1000円を夕食に。帰りのバスの
中は、疲れてぐっすり夢の中。またも、楽しい山歩きが出来たことを神様に感謝しつつ、ZZZzzz・・。
                                                2005.6.26記


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