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にゅうかさやま
47. 入笠山・2月

1)Mr.K Yと行く・スノーシューハイク中級
白銀の湿原を越えパノラマ展望台へ
眺望抜群!入笠山スノーシューハイキング

1. ゴンドラ山頂駅 2. 入笠湿原
3. 入笠湿原 4. 入笠山頂    標高1955m
5. 甲斐駒ケ岳@入笠山頂
                 ↓
6. 萱ケ岳:深田久弥終焉の地@入笠山頂
          ↓
7.八ケ岳 8.  せっぴ
   雪庇
  ふうもん
7. 風紋
8. 水神の湯

アクセス: 往路  新宿駅西口都庁地下駐車場→(マイクロバス)[首都高速道]
→双葉SA→[中央道]→諏訪南IC→富士見リゾートパノラマスキー場
復路  富士見リゾートパノラマスキー場→水神の湯→八王子TG→石川SA
→新宿駅西口スバルビル前
アプローチ: 往路
復路
 富士見リゾートパノラマスキー場
→富士見パノラマゴンドラリフト・山麓駅→[ゴンドラ]→山頂駅
ルート: 富士見パノラマゴンドラリフト・山頂駅→鑓打平→入笠湿原→入笠山頂→
→(往路と別ルート)→入笠湿原→アカノラ山→富士見パノラマゴンドラリフト
・山頂駅

着時間 地点 備考 発時間 区間時間
新宿駅西口都庁地下駐車場 7:30 2時間35分
9:05 双葉SA 展望台 wc 9:25
9:45 諏訪南IC
10:05 富士見リゾートパノラマスキー場
富士見パノラマゴンドラリフト・山麓駅 wc 10:55 10分
11:05 富士見パノラマゴンドラリフト・山頂駅 wc 3時間
45分
(含休憩)
鑓打平
11:45 入笠湿原 弁当休憩 wc 12:15
12:45 入笠山頂 13:15
13:30 入笠湿原
アカノラ山
14:50 富士見パノラマゴンドラリフト・山頂駅 wc 10分
15:00 富士見パノラマゴンドラリフト・山麓駅 wc 15:10  5分
15:15 水神の湯 食堂 16:45 1時間30分
18:20 八王子TG 2時間20分
18:25 石川SA wc 18:40
19:05 新宿駅西口スバルビル前

新宿駅西口都庁
地下駐車場
 新宿駅の西口は相変わらずの人の波。スキーは縦に持つものの、ス
ノボーは小脇に抱えるから、歩く度に左右に揺れる。スノボーにぶっつ
けられるのではないかと、歩いていても気が気でない。山行く前に、こ
んなスタート地点で事故っちゃいらんない。
双葉SA  首都高、中央道と渋滞もなく、マイクロバスはスムーズに進んだ。途中
で添乗員のT君から山の名の説明があるので、聞き逃したくないから、
おちおち寝ちゃいられない。「双葉SAには展望台があり、眺めが良い。」
と、添乗員のT君の説明があった。で、展望台の階段を登ろうとしたら、
「寒い。寒い。」と言いながら、みんながどんどん降りて来る。しかし、みっ
ふぃーはチタニウムが裏塗りされているアウターを着ているから、ぜんぜ
ん。登ってみると、八ヶ岳、萱ケ岳、甲斐駒、鳳凰三山、農取がぐるっと
眼前に迫る。展望台の壁には山々の鳥瞰図が書かれているので、山の
名前が良く分かる。
 SAに戻り、暖かいお茶を紙コップに入れて、バスまで持ち込む。おー、
暖かい。ふーっ。
富士見リゾート
パノラマスキー場
 諏訪南ICで中央道を降りて、富士見へと向かう。2300台の大型無料
駐車場に到着。駐車場は、車で満杯。
 ここで、山岳ガイドのMr.KYと合流。靴のサイズを測って、スノーシューの
サイズを靴に合わせて貰う。スノーシューとストックを受け取る。
富士見パノラマ
ゴンドラリフト
 スノーシューとストックを抱え、山麓駅まで歩く。山麓駅は、長蛇の列。
スキー、スノボー客で溢れている。八人乗りのゴンドラに、5〜6人で乗り
込む。10分間の空中散歩、運命共同体。山頂駅脇で、ストレッチをして
から、スノーシューの履き方を教わる。カレーのいい臭い。お腹が空いた
よ〜。今回のスノーシューはおフランス製の最新鋭。八ヶ岳の時に借りた
物とは、全く違う。回りはプラスティックで、靴の装着も面白い装置付き。
鑓打平  いよいよ、白銀の世界へと歩き出す。多くの客は、スキーとスノボーだ
から、スキー場へと下って行く。スノーシューハイクは、上の山頂を目指
して行く。山岳ガイドが居なかったら、冬の雪山に入り込むのは危険だ。
 パウダースノーはスノーシューでも時々50cm位も沈み込む。でも、新雪
の中を歩いて行くのは楽しい〜。
入笠湿原  枯れた唐松林の中の雪山を、一列に歩いて行く。山岳ガイドさんにお弟
子様がお二人付いているので、35人のツアーでも、10数人に一人のガイド
付き。スノーシューのビンディングは平地用にセットしている。
 山道から広い所に出た。看板に「入笠湿原」とある。ここで弁当休憩になっ
た。トイレもある。シートを出しながらふと見ると、近くの男性二人組がスノー
シューのまま、雪を1m四方くらい踏み固めている。その上に、ナイロンの風
呂敷を広げて座った。みっふぃーも真似して、雪を踏み固めてからシートを
敷いて座った。沈まないで良かったよ。
 お弁当はオニギリ2個とおかず。このシチュエーションだから美味しい!
でも、インナー・グロブも外して素手で食べてたら、凍傷になりそー。
入笠山頂  湿原からいよいよ登山。ガイド様に、登り用にビンディング変えてもらう。
ハイヒールになったので、登るのが楽。一列になって上を目指す。M社の
ツアーとごちゃ混ぜ状態。ゆっくりゆっくり一歩ずつ。通り抜け・すれ違いの
ハイカーの為に、時々道を譲りながら進む。「ちょっと疲れたな。」と、ふと
上を見上げると、沢山の人がこっちを向いて立っている。頂上だー。
 山頂の表示をデジカメにゲット。振り返って周りを眺めると、ぐるっと360
度の大パノラマ。蓼科山、八ヶ岳、甲斐駒ケ岳、深田久弥終焉の地・萱ケ
岳。こんなにお天気に恵まれちゃうと、雪山にはまっちゃうね。
 往路は夏場の山道を来たが、帰りは山道から外れて、入笠湿原目指して
下る。どこを歩いたっていいのが、雪山のスノーシューの楽しさ。みっふぃー
は最後の方を歩いていたので、最後尾の添乗員T君と山岳ガイドのお弟子
様の傍に居た。真っ赤な上下服のガイドのお弟子さんが、突然、滑り台のよ
うに隣の新雪を滑り降りて行った。う〜ん、これだー! みっふぃーも、先に
ハイカーが居ないのを確かめて、ストックを思いっ切り後ろに押して、さぁー
っと尻持ち付きながら滑り降りた。楽しいなー! まだ、湿原に到着しない
ので、も1回、ストックを後ろに付いたら、すーっと下まで滑り台を滑り降りる
感じで到着ー! グラブとアウターの袖口をしっかりと重ねて置いたのに、
袖口が捲れて雪が付いちゃった。左手に金属ベルトの時計をしてたから、
冷たー! 凍傷になりそー! やっぱ、冬山はマジやば〜い。雪を払って、
直ぐに袖口を重ねた。デジカメ撮るのに、インナー・グラブも外してデジカメ
持ったら、直ぐに二重にアウター・グラブも嵌めたのに、右手の指先がしび
れてるー。「指先が凍傷になりそー!」って独り言言いながら指先を動かし
ていたら、山岳ガイドのお弟子様が、「指先だけ動かしてもダメ! 体全体
動かさないと、暖ったかくなんないよ。」ってさ。どんどん、湿原の雪上を歩
き出したら、体中がホッカホッカして来て、指先も感覚が戻って来た。救わ
れたー。流石、プロ。山岳ガイド付きでないと、冬山初心者はもろ危険だ
ね〜。
 平らになっちゃったので、新雪を選んで踏み締めながら進む。 所どころ
にロープがあるのを跨ぐのが難しい。スノーシューをロープの上を越させよ
うとするんだけど、長いから後ろがロープに引っかかっちゃう。これが一番
の難関だったかなー?
入笠湿原へ  湿原の上を、夏だったら歩けないトコを、右往左往に歩き回れる。それが
雪山スノーシューの楽しいとこ。でも、山道は雪で消えてるから、山岳ガイド
さんが一緒じゃないと、無事生還出来ないかもー?
 最後尾に近いトコを歩いてたから、アカノラ山の登山口で、山岳ガイドの
Mr.KT&みんなが私達の到着を待っていた。「このスノーシュー、どこの?」
って聞いたら、「フランスのMSR.。」後でネットで検索したら、借りたスノーシ
ューはTSLだった。「いくら?」って聞いたら、「3万円くらいかな?」って。
う〜ん、上高地雪上ハイクの時の山岳ガイドのMiss F が持っていたのが、
8000円位だったから、随分と値段が張るね〜。でも、雪上でのグリップが
MRSよりも協力で、平地用・登り用・下り用に可変出来るのはこれだけと聞くと、値段が高くても欲しいよ〜ん!
アカノラ山  往路とは変えて、ゴンドラ山頂駅までアカノラ山を越えて行く。登りが始ま
った。ちと息切れー。このところ、ちょっと歩くのをサボっていたツケが来た。
 musickが聞こえて来た。とうとう、スキーやスノボー客でごった返すゴンドラ
山頂駅に出ちまったワイ。白銀の森閑とした別世界から、突然に俗界に戻
って来ると、なんかズレルー!
富士見パノラマ
ゴンドラリフト
 スキーやスノボー客は、ゴンドラリフトで下る人は居ないから、帰りはスイ
スイっとゴンドラに乗車。「乗る人いないから、ツアー客は復路はタダらしい
。」って。「ツアーって、安く出来るんだよね〜。」
 下りは下界のスキーヤー&スノボーダーを見下ろしながら、白い蓼科山や
白い八ヶ岳を眼下に十分に堪能。この10分は上がりより、中身の濃い空
中散歩だ。お互いに運命共同体となって、ゴンドラが柱を通過する度に、木
曽駒のゴンドラ事故なんかを思い浮かべながらも、メッサ楽しめる。不思議
な連中。ま、みっふぃ〜も、その一員だけどね。♪娘さん、良く聞けよ、山男
にゃ惚れるなよ〜♪って歌があったけど、♪お兄さん、良く聞けよ、山女に
ゃ惚れるなよ〜♪かな? 山女も要注意!ってかー。だよねー。
水神の湯  ゴンドラ山麓駅に到着。ハイク後のストレッチがあると思って待っていた
ら、無い。スノーシューとストック2本を返してマイクロバスに乗り込み、日
帰り温泉・水神の湯へと。
 時間が十分あるので、温泉で珍しくも1時間半取れるという。サウナが
なければ、時間が余っちゃうなー。男湯と女湯は日替わり制で、後で分か
った事だけど、今日は女湯に”釜風呂”っていうサウナが露天風呂の脇に
あった。ラッキー! ゴンドラが4時まで動くので、スキーヤー&スノボーダ
ーはもっと後でやって来るから、お風呂は空いてた。お風呂に入って分か
ったのは、今回のツアーは女性ハイカーが少なかったって事。通常は、添
乗員さんが参加者の男女別人数を発表するのだけれど、今回は参加者35
人としか発表しなかった。
詳しい温泉情報を知りたい方は、どうぞ、”日帰り温泉”へ。
 水神の湯で入浴後、食堂の券売機を見ると、生ビールがあったのです
ー。女性ハイカーが一人でお蕎麦を食べてたから、「何の蕎麦?」って聞
いたら、「旦那は天婦羅蕎麦が美味しかったって。私はあっさりとした山菜
蕎麦。」 で、みっふぃ〜も山菜蕎麦にしよっと。「生ビール、大、中、小?」
「ねえ、中って、どのくらい?」って聞いたら、近くで飲んでた同じツアーの
ハイカーがビアーグラスを揚げながら、「このくらい。」って教えてくれた。
「ありがと、じゃ、生中と山菜蕎麦ね。」件の女性ハイカーの前に座り、生中
をぐーっとね。「それがたまらないのでしょうね?」って。みっふぃ〜はこの
美味しいビールを味わうために、お山歩いてるのにー。これを体験しないな
んて、なんじゃー? う〜ん、古いタイプのナオンが多いのー。飛んでるみっ
ふぃ〜なのです。ちょっと早い時代に生まれちゃったかな?
 帰ろうと食堂から出て券売機の前を通り過ぎると、若いスノーボーダーが
「シューアイス!」って言ってる。「シューアイス、有るの?」「あるよー。」
で、食券を買って、シューアイスをバスにtake out。ビールの後に、ソフトクリ
ームが食べたかったけど、無いから、シューアイスで我慢。サウナとビール
で熱った身には、冷たいシューアイスがお・い・し。
帰りのバスは
夢の中
 ちょっと1杯のビールで心地よく酔いが回り、帰りのバスは夢の中。目覚
めれば、八王子TG。気分良い目覚めに満足し、石川SAでトランジット。渋
滞にも出会わず、この分だと、新宿には19:00頃に到着だー!

引用文献:
1) 旅行社CTのパンフレットより

《みっふぃーのひとり言》
 またまた、雪山にはまり込んだみっふぃ〜でした。この冬は白銀の世界を堪能しっぱなし。
snow-shoesもフランス製の最新鋭(TSL)とあって、平地用・登り用・下り用と可変式なので
楽しい! 山の下り斜面では、滑り台のように滑り降りるのが楽しかったし、頂上への登り
では、ハイヒールにして楽チンに登れた。平地では、新雪の中も沈み込まずに歩けたし。
 山岳ガイドさんによると、今回は標高差200m位だそうだけど、雪山なので童心に帰って
ホントに楽しめた。帰りのゴンドラで相乗りした山岳ガイドのお弟子さんが、「夏なら登山だ
から手当てがいいのに、雪山で大変なのに冬はハイキング中級になるから安い。」って嘆
いてた。
 彼の帽子が珍しい。往路でゴンドラに乗る時から気に掛かっていたんだよねー。で、聞い
ちゃった。「その帽子、どうなってるの?」ってね。そしたら、「モンゴルで買ったんだ。」って。
「真ん中は抜けていて先が切ってあるだけ。ビーズを付けたけどね。」って。う〜ん、分かん
ないなーって顔してたら、帽子を取って見せてくれた。フリースを輪っかに縫って、先っぽを
十数センチ位、1センチ幅に切りっ放しにしてあるだけだった。「もっと、奥さんに作って貰う
んだ。真ん中が空いてるから涼しくって、いいんだ。」って。色が淡いモスグリーンで、幾何
学模様のフリースの生地がいい。みっふぃーも柄のフリースをユザワヤかキンカ堂かオカ
ダヤで探して、作ってみようっと。作ったら、このページに《みっふぃ〜のお裁縫教室》をUP
するね。乞うご期待あれー!って、待ってないかー。
 水神の湯に生中があったのも、うれしいー! 缶ビールのトコが多いんだよね、普通は。
で、今回は山菜蕎麦食べながら生中をクーっと空けて、帰りのバスは夢の中、ご機嫌な
みっふぃーでした。これで、最後にソフトクリームを食べられたら最高だったんだけど・・・。
                                              2005.2.14記


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