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  たかみねやま
83. 高峰山
(浅間山麓スノーシューハイク)

1)標高2,000m雲上の温泉、ランプの湯
高峰温泉・ランプの宿

高峰山&ランプの宿
@高峰林道
2009.3.23撮影

引用資料
1) ランプの宿のパンフレット


1. 高峰温泉・ランプの宿 2. 雪上車@ランプの宿
3. 巣箱@ランプの宿 4. カワラヒワ
5. シメ 6. 高峰山山頂 標高2092m
7. 祠と剣@高峰山山頂 8. つぐみ平
9. 黒斑山(くろふ・手前)・剣が峰(奥)@高峰山山頂

アクセス: 往路: 東京→<長野新幹線あさま503号>→(大宮)→軽井沢→<しなの鉄道>→小諸→<タクシー>
→アサマ2000スキー場→<雪上車>→高峰温泉・ランプの宿
復路: 高峰温泉・ランプの宿→<雪上車>→アサマ2000スキー場→<JRバス>→佐久平
→<長野新幹線あさま540号>→(大宮)→東京
アプローチ: ランプの宿の玄関前、スキー場の横が登山口
ルート: ランプの宿・・・→つぐみ平・・・→高峰山山頂・・・→つぐみ平・・・→ランプの宿

1日目 2009.3.22(日) 曇り
東京駅 <長野新幹線あさま503号> 6:52発
大宮駅 他の2人乗車
8:11着 軽井沢駅 3人で合流・帰りの新幹線切符購入2720円
<しなの鉄道>470円、 スポドリ150円
8:39発
小諸駅 <タクシー>6000円@2000円 9:01発
あさま2000スキー場 <雪上車>
10:30着 ランプの宿 [スノーシューハイク](足慣らし) 20分の登り
ウグイス展望台
11:30着 ランプの宿 温泉、缶ビール350円、バッジ400円
12:15〜 昼食(蕎麦)
18:30〜 夕食(*別途、下に記載)
2日目 2009.3.23(月) 晴れ
8:00 ランプの宿 朝食(厚焼き卵・味付け海苔・大根の煮物・野沢菜漬
きんぴらごぼう・梅干・ご飯・味噌汁)
8:50 玄関集合
[高峰山スノーシューハイク] 9:00発 きつい登り
9:45 つぐみ平 ゆるい登りと
尾根歩き
10:15着 高峰山山頂 インスタントティー・リンゴ 10:45発
つぐみ平 スノーシューで雪滑り
11:30着 ランプの宿
昼食(インスタントラーメン・カップ汁粉・おやき)
[スノーシューハイク] 12:30発
13:00頃 高峰林道を池の平湿原方面へ 平らな林道
13:30着 ランプの宿
ランプの湯 温泉、缶ビール350円・白いクッキー300円
<雪上車> 15:35発
あさま2000スキー場 <JRバス・佐久平行き>1300円(宿で購入すると安い) 15:50発
16:45着 佐久平駅 <長野新幹線あさま540号> 17:12発
18:00頃 大宮駅 2人下車(淋しいよ〜!)
18:32着 東京駅

*[ランプの宿・夕食]
地梨の食前酒・蕗の葉佃煮・鯉もつ煮込み・若布と青菜の茶碗蒸し・鯉洗い・
蕪の炊き合わせ(蕪・蕗・花型切りの人参・絹サヤ)・鮭の桜蒸し(もち米の上に薄切り鮭、その上に桜の蕾、
無色のあん掛け)・きのこ汁&蕎麦すいとんの鍋・春菊&三つ葉&蕗の薹&独活の天麩羅・
ご飯・味噌汁・野沢菜漬け・蕎麦プリン  オプション<地ビールの黒ビールが美味。>

《みっふぃ〜のひとり言》
 初め5人で行く予定が3人になってはしまったが、楽しい雪遊びが今年も出来た事に感謝。3月に雪が残っているかと心配したのだが、3月に入ってからも数回雪が降った。雪質は硬いけれど、スノーシューで高峰山に登れた。高峰山スノーシューハイクは8:50にランプの宿玄関集合。ツアーはガイドのSさんと私達3人の他は、カップル1組だけ。朝は雪がガチガチなので、スノーシューにアイゼンを装着し、ハイヒールにして登ったので楽だった。つぐみ平までのホンの30分が急登なだけで後はなだらかな登りとなり、更に尾根に出て下ると山頂が現れた。
 つぐみ平でアイゼンを脱着し、後はハイヒールで高峰山山頂を目指した。山頂には、小さな祠と剣があり、360度の大パノラマが広がる。雨の予定が曇りから晴れに変わったのはラッキーだったが、快晴なら見えるはずの浅間山、北、中央、南アルプスと富士や八ヶ岳を想像するしかない。朝は八ヶ岳が見えたとガイドさんは仰っていらしたが、それも雲で消されていた。雲が流れ、目の前に浅間山の外輪山の剣が峰、黒斑山が見えて来た。横風が強い。山頂で、持参したテルモスの湯でインスタントティーを作り、ガイドさんからリンゴの差し入れを頂いた。
 山頂から往路を戻り、小高い所でハイヒールを倒し、平らなスノーシューにチェンジしてつぐみ平まで歩いて下る。下山は歩きながら木や植物の説明をガイドさんがしてくれた。シャクナゲは葉を丸めて水分の蒸発を防いで冬の寒さを凌ぎ、暖かい春が来れば、葉を平らに広げると。シャクナゲには、いっぱい花芽が付いていた。春になったら、沢山の花が咲くんだろうね。唐松は日本では落葉松と書いてカラマツと読むと。落葉しない松の中で落葉するからと。中国の唐松に似ているからこの字が使われるようになったとか。普通の松は葉が2本だが、唐松は3本で、五葉松は5本が一箇所から出ているからと。秋になると、高峰温泉はカラマツの黄金色の紅葉が素晴らしいそうだ。オオカメノキの芽と、また出会えたんだよー。ウサギさんみたいなカッコをしていて可愛い。以前、奥日光のスノーシューハイクで出会ったよね。急登に来たので、スノーシューを立てて、お尻で滑り降りた。天然の滑り台は面白いが、雪が硬いので尾てい骨が痛い。昨日スキーヤーで賑わっていたゲレンデは、静まり返っている。風が強いので、今日はロープウエイが動いていないからだと、宿に帰ってから分かった。
 楽しい雪歩きも、あっという間にランプの宿に着いてしまった。オケイさん持参のコッフェルで湯を暖め直し、インスタントラーメン、カップ汁粉の雪上ランチ。夕べ注文して置いた野沢菜のオヤキを食した。出来立てのホカホカで、こんなに美味しいオヤキは今まで食べたことが無かった。私達のスノーシューツアー到着時間を見計らって、焼いて下さった宿の方に感謝。有名な宿だからなのか、従業員の方々のサービスが素晴らしい。トレッキングシューズやヤッケは玄関で脱ぐと直ぐに、暖炉の前に持って行って乾かして下さるし、至れり付尽くせりのサービスが行き届いている。山小屋と思っていたのに、全然違ってた。まるで、ホテルみたい。
 帰りの雪上車出発まで時間があるので、池の平湿原方面へ高峰林道をスノーシューで歩くことになった。1時頃まで歩いて引き返そうと言う事に決まり、この冬最後の雪の感触を足で感じながら歩いた。道を引き返すと、風景は行きとはまた異なる。雲が消えてランプの宿の横に、さっき歩いた高峰山がくっきり見える。
 宿に帰って、温泉に直行。歩いた後の温泉はサイコー!湯船に浸かり、辺りの山々を眺める。いつまでも出たくないって感じ。ここは、正に別天地。野鳥の鳴き声、温泉、山々、言うこと無し。ビール、ワイン、スポドリで仲間と乾杯! スノーシューハイクを一緒に楽しめる仲間に、ありがとー!
 そうだ、昨日は雪上車に乗ったんだった。タクシーで浅間2000スキー場に着くと、オケイさんが電話連絡してくれた雪上車が着ていた。赤い雪上車の横で止まると、先のPにいる黄色の方に乗るようにと。タクシーが先のPへ行くと、黄色の雪上車が走り出した。「ちょっと、待ってー。」と心の中で叫ぶ内に、黄色い雪上車が戻って来た。やれやれ、無事に黄色の雪上車に乗れた。が、ガタガタと揺れがスゴイのなんのって。キャタピラーの車に乗るのは、生まれて始めての経験。「戦車って、こんなかな?」って、オケイさん。放り出されないように近くのバーを握りながら、雪景色を眺めるうち、ランプの宿に到着。
 昨日は午前中に到着したので、うぐいす展望台まで足慣らしにスノーシューで行ってみた。風が強いので歩けるかと心配したが、宿の方がこの位なら歩けると仰るので、スノーシューのサイズ合わせをして頂いて、行ってみることにした。目印の赤やピンクのリボンを探しながら、3人で展望台まで行った。曇っていて周りの山が見えないので、直ぐに引き返した。下山での久しぶりのスノーシュー滑りは気持ちいいー!
 夕食までたっぷりと時間が有るので、温泉三昧。温泉を飲んでみたら、卵みたいな硫黄の匂いがした。温泉は源泉の26度の温い湯と、暖めた暖かい湯の2つの浴槽がある。それぞれに交互に入ると、血行が良くなるそうだ。入浴後、持参のお摘みを摘みながら、ビールで乾杯ー! 1回のラウンジ前の巣箱には、色々な野鳥がやって来ている。羽を広げると黄色になって、まるで蝶のようなカワラヒワ。ちょっと大きなシメが来ると、小さなヒワやカラ類(長いネクタイ付けたシジュウカラ)は遠慮していなくなる。茶色と白のコンビのホシカラスもやって来た。向日葵の種が空のペットボトルの小穴から摘めるようになっているのは、アイデアもん。そうそう、今日は頭の赤いアカゲラが木を突いていた。啄木鳥に会えるなんて、夢みたい。
 行きは小諸からタクシーに乗り替えた。小諸駅は新幹線が停車しない所為か、なんか寂れた感じ。それに引き換え、佐久平は新幹線停車のために出来た駅とかで、とても立派な建物だった。悲哀を感じた。帰りのJRバスも、小諸を通る佐久平行きなのに、小諸から乗る客も居なかった。って言うか、最初から最後まで、ランプの宿で乗った5人の客だけだった。赤字路線だよねー? でも、このバスが無くなったら、ランプの湯には行き難くなるから困るよねー。コマクサなどのお花畑が素敵な夏の池の平湿原と、カラマツの紅葉の秋に来てみたい。だけど、ベストシーズンは宿の予約が出来ないとも聞く。3ヶ月位前に予約しないと無理らしい。最近、浅間山は活動を再開しちゃった。今、4キロメートル規制で、前掛山どころか黒斑山にも登れない。天気が良くなって、浅間山は山頂まで見え、後方から白い煙が棚引いていた。2009.3.24記


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