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          あ  だ  た  ら  やま
RooT-1  31. 安達太良山

”憧れのツツジ咲く山”とのコピーに載せられて、とあるツアーに参加。
果たして、智恵子の言う「ほんとの空」はあるのか?
登山初級レベル:リフトに乗って1300m(8合目)まで行けるので、標高差400mの楽々登山。
簡単に登れる日本百名山! おまけに花の百名山!

《ハイライト》
           ↓乳首のような山
           安達太良山
 レンゲツツジ@馬車道付近    2003.6.15
イワカガミ
@牛の背〜峰の辻

1. 雪渓・:仙女平分岐〜安達太良山山頂 2. 安達太良山山頂付近
3. 安達太良山山頂 4. 安達太良山山頂の祠  (標高:1700m)
5. 安達太良山山頂からの眺め 6. 沼の平・噴火口
7. 安達太良山@峰の辻 8. 烏川@烏川橋

《花@安達太良山》
ウラジロヨウランツツジ(赤) ウラジロヨウランツツジ(オレンジ)
 このウラジロヨウランツツジのお陰で、安達太良山は”花の百名山”に選ばれたという。
(葉の裏が白いのでこの名が付いたとか?)・・・ガイドさんより
赤いドウダンツツジと呼ぶ人もいる。
ツマトリソウ イワカガミ
ミネズオウ ゴゼンタチバナ
オノエラン
☆写真をclickしたら
お花が咲くよ!
ムラサキヤシオツツジ
イソツツジ レンゲツツジ
☆写真をclickしたら
  花の拡大写真が!
他に、マイヅルソウも見られたのに、写真が旨く撮れてなかった。m(~~)m

アクセス: 往路:  津田沼駅→?IC→(東関東道)→川口JCT→(東北道)
    →羽生PA→安達太良SA→二本松IC→奥岳温泉
復路:  奥岳温泉→櫟平ホテル→二本松IC→(東北道)→安積PA→羽生PA
    →川口JCT→(東関東道)→湾岸習志野IC→津田沼駅
アプローチ: 奥岳温泉・富士急ホテル駐車場→奥岳登山口駅
→(安達太良エクスプレス・ゴンドラリフト)→薬師岳駅
ルート:   薬師岳駅(安達太良エクスプレス・ゴンドラリフト)→仙女平分岐
→安達太良山→沼の平噴火口上の尾根→牛の背→峰の辻→馬車道
→烏川橋→奥岳登山口→奥岳温泉・富士急ホテル駐車場

津田沼駅(JR総武線) WC(駅構内) 6:50発 4時間5分
8:03着 羽生PA WC・売店 8:20発
10:05着 安達太良SA WC・売店 10:20発
二本松IC [R459]
10:55着 奥岳温泉(標高1000m)・富士急ホテルP
奥岳登山口駅[安達太良エクスプレス:ゴンドラリフト] WC(レストハウス・リフト駅) 11:15発 5〜10分
薬師岳駅(標高1300m) [登山開始] 11:40発 1時間20分
(含休憩10分)
12:10着 (緩やかな上り) (5分休憩) 12:15発
12:40着 (急な上り) (5分休憩) 12:45発
13:00着 安達太良山山頂直下 (休憩) 2〜3分
13:10着 安達太良山山頂・祠(標高1700m) 2等三角点(休憩)
安達太良山山頂直下 13:35発 2時間40分
(含休憩)
13:45 沼ノ平噴火口・直上(尾根歩き) (5分休憩)
14:10 牛の背:分岐(岩場の下り) (5分休憩)
14:30 峰の辻(木々の中の細道・下り) (5分休憩)
15:00 馬車道:くろがね小屋との分岐(下り) (5分休憩)
馬車道脇・ビューポイント(下り) (休憩)
16:00 烏川橋(あだたら渓谷自然遊歩道)(上り) (休憩)
16:15着 奥岳登山口 [登山終了]
奥岳温泉(標高1000m)・富士急ホテルP 16:35発 15分
16:50着 岳温泉・櫟平ホテル (温泉入浴) 17:50発 3時間50分
18:20着 安積SA WC 18:35発
20:05着 羽生PA WC・食料購入(Moss Barger) 20:25発
21:30 習志野IC
21:40着 津田沼駅

津田沼発  津田沼は、雨が降っていなかった。ツイテルー! 始発から2番目の列車でやって来たので、
眠い。お弁当を受け取ったら、眠りの世界に落ちていた。目が覚めたと思ったら、もう、羽生PA
だった。雨だー!って、がっくり。二本松は遠い。まだまだだ。
奥岳温泉  奥岳温泉は、雨が降っていなかった。レインコート無しで歩けるー!と、気分が高揚して来
た。泥はねを想定してスパッツを付けて、奥岳登山口駅からゴンドラリフトに乗って、上の薬師
岳駅で下車。ゴンドラは6人乗りで、ゴンドラごとに5つの班に分けて、ローテーションをしながら
登ることになった。ゴンドラを下りた駅周辺で、ストレッチをする。いよいよ、登山開始。木を打
ち込んだ丸太階段を登る。緩やかな上りだ。直ぐに、分岐に出た。右に行くと、薬師岳に行け
る。左に進んで仙女平へと進み、安達太良山を目指す。
仙女平分岐  山道の脇に、ウラジロヨウランが咲いているのを眺めながら、のんびり登って来たが、これか
ら急な上りになると言う。安達太良山の乳首のような山頂が、見えて来た。右手には雪渓が
残っている。大きな岩ごろごろの道を登る。この道も、先週までは雪渓があったのが、雨で溶
けたと言う。
安達太良山山頂  山頂の標識が立っている。その上に、先ほど、乳首のように見えた部分が、乗っている感じ。
更に、その部分に登ると、ココが本当の山頂だ。小さな祠があった。2等三角点があり、ここが
正真正銘の標高1700m。360度のパノラマ。曇りとは言え、薄日も射すほどなので視界が良
い。半分霧に隠れた和尚山、くっきりと鉄山が見える。その間に、明元湖の湖面が輝いてい
る。デジカメには入り切らないので、旨く写真に撮ることが出来ないのが残念だ。。
沼ノ平噴火口  安達太良山山頂を後にして、先へと進む。尾根上を歩いて左を見ると、眼下には噴火口の跡
が覗いている。殺伐とした風景だ。噴火口には道が1本見えるが、道に迷って有毒ガスを吸
い、登山者が亡くなって以来、進入禁止になっている。慰霊碑が下山途中の道には立ってい
た。
牛の背  岩の尾根道で、まるで牛の背中を歩いているようだ。だから、このようなネーミングになった
のか?ここからの道は岩場で注意が必要だ。以前に登山者が浮き石に足を取られて捻挫し、
下の馬車道までガイドさんが担いで運んだそうだ。事故があってヘリコプターなどを呼べば、
高額の費用がかかる。用心のためには、もったいないと思っても、保険を掛けておくべきなの
かも? 岩場の左右はイワカガミの群生だ。こんなに沢山のイワカガミに出会えるとは?
峰の辻  分岐に出た。振り仰ぐと、安達太良山の山頂が見える。ここからは細い藪道を下る。山頂で
見た蕾のオノエランが下山道には咲いていた。山頂では小さかったウラジロヨウランが、下に
向かうほどに段々と大きな木になっている。細い道の左右には、満開の赤やオレンジのウラジ
ロヨウランが咲き乱れている。そのうちに、花はオレンジ色のレンゲツツジに変わった。
馬車道  細い山道から、太い車道の馬車道へと出た。くろがね小屋とは反対の方向(右折)へ下る。馬
車道の右手は、満開のレンゲツツジでオレンジ色に染まっている。進入禁止区域を設けたりし
て、レンゲツツジの育成をしているそうだ。この辺で、会心作、”レンゲツツジと安達太良山全
景”のワンショットが撮れた。馬車道を少し歩くと、また、山道と出会う。馬車道の方が時間が掛
かるそうだ。我々登山家は、山道を下る。先週歩いた箱根の山道と似ている。山道は所々で馬
車道と出会う。とうとう、橋にでた。
烏川橋  橋には人が集まっている。なんだろう? 橋の右手を見ると、段々の滝が流れている。橋を渡
ると、分岐だ。左に折れて下ると、川沿いを歩く”あだたら自然遊歩道”だ。右手の太い方の道
を登ると、奥岳登山口に出る。
奥岳登山口  右手が開けている。あだたら高原スキー場だ。その先に、朝乗った安達太良エクスプレスの
駅が見える。ゴールだ。富士急ホテルの水道で、トレッキングシューズの泥を洗い流す。ご親
切にも柄の付いたブラシまで用意してくれている。再びマイクロバスに乗り込み、温泉へと向
かう。
岳温泉・櫟平ホテル
月の湯
 ツアー客が多いので、ホテルの温泉を予約してあるらしい。ホテル内の長い廊下をぐるっと回
って、やっと、温泉に辿り着いた。所要時間は1時間とのこと。さっと洗って、露天風呂に浸かり
慌ただしく温泉を出た。生ビールが飲めると、聞いていたから。
一路、津田沼へ  行きのバスで、夕食用の弁当の注文を取った。写真を見ると、内容にしては千円は高い気が
したし、量も多い。途中で停車するPAで、何か買って夕食は済まそう。帰りの車内は、みんな
仮眠しているので、大変静かだ。バスは、行きも帰りも飛ばしまくった。渋滞に出会わなかった
のもラッキーだったが、運転手さんのお陰で、定刻よりちょっと早めに、振り出しに戻った。

《みっふぃーのひとり言》
 新宿ではなく、津田沼発のバスツアーだ。最近、千葉県発のバスツアーで、登山が計画されるようになった。毎月、雑誌が届くのが楽しみだ。しかし、今までにも申し込んだのに、集客できずにキャンセルになるのは、千葉県発が多い。今回は、33名の参加を得て、無事に決行。全員が安達太良山の山頂を踏んだ。ただし、2名は行きのルートを戻ることにはなってしまったが・・・。
 一番心配したのは、お天気。こればかりは思うようには行かない。週間予報では、梅雨に入り、「曇り時々雨」だった。それが前日にYahooの天気を見ると、福島県安達郡大玉村は6時に「曇り」に変わった。ラッキー! レインコートを着ずに登山が出来る。当日、津田沼では曇りだったが、途中の羽生PAでは、小雨が降っていた。ちょっぴり沈んだ気持ちでいたら、安達太良SAで雨は降っていなかった。お天気は回復し、曇り空の中を歩けた。途中、薄日まで射して来た。雨と諦めて前日に2名のキャンセルがあったと、添乗員さんが話していらしたが、残念なことをしたものだ。
 今回は、登山初級なので、ツアーなのにデジカメを沢山撮る事が出来た。みっふぃーは、初めて”イワカガミ”と出会えた。イワカガミはルートの全てで咲いていたが、牛の背から峰の辻への岩場の周囲には、群生していた。以前にスノーシューで八ヶ岳ロッジに行った時に、ガイドさんが低木を指して、「これは赤いドウダンツツジ。咲く頃に、また来て下さいね。」と、言ったのを思い出した。あの赤いドウダンツツジにとうとう出会えた。(@_@;)
 オマケに、オレンジのまで有ったのだ。多くの高山植物と出会えて、感激! ガイドさんによると、この赤いドウダンツツジ(ウラジロヨウランツツジ)によって、”花の百名山”に選ばれたそうだ。この花が咲いている季節に安達太良山に登ることが出来て、幸せだー。 《ハイライト》に掲載したように、レンゲツツジを前景にした安達太良山を写すことが出来たのも、ガイドさんが”あだたら山の会”の方だったから。ホントにラッキーな山登りだった。最後に、一言。「ここにも今日は、ほんとの空はなかった。」
2003.6.15


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