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  みつとうげやま     (かいうんざん  ・ きなしやま)
43. 三つ峠山(開運山・木無山
裏登山ルート

三つ峠山とは、開運山・御巣鷹山・木無山の三山を合わせての総称と。
裏側の三つ峠登山口より最高峰の開運山に登り、
木無山から霜山へと府戸尾根を通って、天上山へと下る。
悪天で御巣鷹山はパスした。

《ハイライト》
レンゲショウマ(蓮華升麻) マツムシソウ(松虫草)
@三つ峠登山口〜(金ガ窪沢)〜開運山 @木無山  2004.8.7撮影

1. 三つ峠山(開運山)  標高1785m 2. 三つ峠山(開運山)
3. 三つ峠・屏風岩 4. 木無山  標高1732m
5. 天上山への分岐 6.. 霜山  標高1309.7m

《出会えた花達》
ソバナ ホタルブクロ(蛍袋)
コオニユリ(小鬼百合) 《みっふぃーの疑問》
「ツリガネニンジンとソバナ」

葉が輪生なのがツリガネニンジン
葉が互生で花柱が飛び出ないのがソバナ
だから、これはソバナかな?
花嫁街道で出会ったのはツリガネニンジン

「鬼百合と車百合の違い」

花はどちらもオレンジ色で反り返っていて
濃い斑点がある。花からは判別し難い。
葉の付き方の違いかな?
そこでネットで調べてみたら、
「クルマユリは、葉が車輪のように付き」
HP”四季の山野草”より
http://www.ootk.net/cgi/shikihtml/shiki_128.htm
小鬼百合は、
”MAEDA & ARAKAWA HP”より
http://www.bekkoame.ne.jp/~maheda/gif/kooniyuri960803.htm
シモツケソウ ウスユキソウ
チダケサシ? クサレダマ?
フシグロセンノウ(節黒仙翁) カイフウロ(甲斐風露)


アクセス: 往路:  千葉駅→(特急あずさ3号)→大月駅→(富士急行)→河口湖駅
→(富士急バス・天下茶屋行き)→三つ峠登山口BS
復路:  河口湖駅→(富士急行)→大月駅→(特急かいじ122号)→新宿駅
→(中央線快速)→東京駅→(京葉線)→蘇我駅
アプローチ: 三つ峠登山口BS→(林道)→県営無料駐車場
ルート:  県営無料駐車場→金ガ窪沢→開運山→四季楽園→木無山→霜山→天上山
→護国神社→河口湖畔→日帰り温泉・温泉寺夢殿→河口湖駅

到着
時間
場所 メモ 出発
時間
状況 経過
時間
距離
千葉駅 特急あずさ3号  特急券1300円
得々切符・ホリデーパス 2300円
6:38発
8:31着 大月駅 富士急行(JR相互乗り入れ) 1110円 8:34発
9:26着 河口湖駅 富士急ハイキングバス・天下茶屋行き 710円 9:40発 30分
10:10着 三つ峠登山口BS (ストレッチ)  10:20発 林道登り 1時間
45分
[登山開始]
県営無料駐車場 P・WC(水洗) 山道登り
四季楽園 15分
12:05着 開運山・山頂 (三つ峠山) 下り 10分
12:15着 四季楽園(山荘) (弁当休憩) テーブル・ベンチ(100円@1人)
WC(水洗・屋外)
13:00発
13:15 木無山
天上山への分岐 2時間
10分
6.5km
14:37 霜山
15:25 天上山 <あじさいハイキングコース> 登り
下り
16:05 河口湖畔
[登山終了]
16:40着 温泉寺・夢殿 日帰り温泉 
1200円@1人(割引券200円引き)
18:40発
河口湖駅 富士急行・普通 19:14発
20:08着 大月駅 特急かいじ122号  特急券900円 20:37発
21:39着 新宿駅 中央線・快速 21:50発
22:05着 東京駅 京葉線・普通 22:12発
23:21着 蘇我駅

河口湖駅へ  千葉から大月まで行ける「特急あずさ3号」に乗車。早朝起きだったので、
リクライニング・シートでゆっくり仮眠出来た。大月駅で相互乗り入れしてい
たので、5番線でJRに乗車。アナウンスを注意すべきだ。駅員さんが、「階
段を登って5番線へ。」と教えてくれた。前回の天上山の時には、富士急の
改札を通って、絵の付いた賑やかな電車に乗ったので、違っていて慌てた。
バス乗り場はどこ?  河口湖駅で、「天下茶屋行き」のハイキングバス乗り場を探す。改札を出
て直ぐ目の前の「2番乗り場」だった。左手のバス切符売り場で、乗車券を
購入。その脇には、トイレがある。
三つ峠登山口BS
       標高:1240m
 バスに乗ること30分、目指すバス停に到着。下車後、ストレッチをしてから
登山開始。「三つ峠」と書いてある道標を見付け、アスファルト道を登る。道なり
に進むと、「県営駐車場」に到着。
県営無料駐車場  無料駐車場には、既に多くの車が止まっている。ここまでは、一般の乗用
車も通れるアスファルト道になっている。左手の駐車場の中に入ると、トイレ
があった。トイレの先から、登山道が始まっている。ここをランドクルーザーが
一気に上って行ったが、壊れたコンクリート道なので、その先にも駐車場が
あるものの、四駆でないと通れない道だ。
川と出会う  所々が壊れたコンクリート道を登って行くと、小さなダムから水が滝のよう
に落ちている。そこで、道は右手に折れる。蛇行した道を登ると、ショートパ
スの脇道があるが、初めての山なので正道で行くことにする。きっと、この
脇道で行けば、80分で頂上に着くのだろう。後でハイカーに聞くと、この脇
道にレンゲショウマがいっぱい咲いているらしい。
何撮ってるの?  山道の脇でカメラを構えている。何?と聞いたら、薄紫の花が咲いている。
この先で、ぽつぽつと見掛けるようになった。レンゲショウマだろう。
三脚を設置して、本格的に崖を狙っているカメラマン。ガードレール越しに崖
を覗くと、この花が群生している。やはり、レンゲショウマだと言う。とうとう、
憧れの花と出会えたのだ!
三つ峠山荘  山小屋に出た。登山バッジを探す。500円でゲット。更に登ると、広場に出
た。ベンチでお弁当を食べている。ここが山頂? 例の石を探すが無い。その
先に、山荘・四季楽園が見える。白い大型犬が吠えてお出迎え。通り越して、
階段を登ること、15分。開運山の山頂だ。
かいうんざん
開運山 標高:1785m
 「三つ峠」と書いた石があるから、頂上だ。生憎の曇天で、見えるはずの
富士山は霧の中。雷が鳴っている。富士山の一番のビューポイントなのに、
記念写真を写して、直ぐに引き返す。落雷は怖い。
白い大型犬のいる
四季楽園
 四季楽園のベンチでお弁当。大勢のハイカーが食事の真っ最中。雨が降
り出した。木の下のベンチに移動して、慌てて食事を済ます。「ベンチ使用量
一人当たり100円」と書いた料金箱が設置してある。セコイナー。
 山荘の脇には、トイレがある。水洗で綺麗なのだが、婦人用の出入り口の
ドアーが中から開き難い。ノブを右に回して必死で押したら、やっと開いた。
こんな所で閉じ込められたらヤダー! 一瞬、焦った。
 雨が止み、少し見通しが良くなって来て、屏風岩にロッククライマーの姿が
見える。隣に立っていたハイカーが、「あそこの岩の割れ目が、***だ。」
とか、パートナーに教えている。ウリナリでマッターホルン登頂部が練習して
いたのが、この屏風岩らしい。あれは廃部になったようだが、こんな垂直の壁
をよくも登る気になるもんだ。
 この四季楽園から、表登山ルートで八十八大師や達磨岩を経て、三つ峠駅
へと向かう道が始まる。今回は、木無山から霜山を経て天上山へと、府戸尾根
を下って河口湖畔へ出る。
木無山 標高:1732m  「カチカチ山ロープウェイへ」の道標を頼りに、木無山に向かう。三つ峠登山
口に引き返すハイカーばかりで、このル−トを行くのは私たちだけ。
 歩き始めると直ぐに、マツムシソウが現れた。この山は、マツムシソウの
メッカらしい。山頂付近に「木無山」と書いたプレートが建っているが、ロープ
で囲ってあって、山頂と思しき所へは入れない。「高山植物保護のため、入
るべからず。」と看板が付いている。きっと、山頂はマツムシソウだらけの草原
なのだろう。沢山の高山植物に、ここで出会える。
天上山への分岐  細い山道を通り抜けると、分岐に出た。ここで、母の白滝と天上山とに分か
れる。左の道、天上山へ6.5km2時間10分を進む。道は更に細くなり、草が
覆い被さって足元の道が見え難い。小雨が振り出し、足元が滑る。左右が
尾根だし、所々崩れているし、道は手入れされていない。雨で地盤もしっかり
していないので、用心しながら一歩一歩前進。雨が木々で遮られ、レインコー
トは必要ない。
霜山  標高:1309.7m  「霜山」の道標に到着。道標から少し上が山頂のようだが、見晴らしが良い
訳ではないし、雨だからパスして下る。
研究者?  人だー! カップルを発見。大学生と思しき男の子がメジャーで植物のサイ
ズを測り、女の子が記録している。このルートで初めて、人間と出会う。
   てんじょうざん
車道・天上山
 前回、天上山を歩いた時に通った車道に、とうとう出た。ここに出たかった。
車道を渡り、天上山へと尾根道を歩く。「ロープウェイへ」の道標に来た。前は
左の急斜面から、天上山を下って来た。今回は、ロープウェイへと進むことに
した。随分と歩いたが、ロープウェイの駅に出ない。山道は登りになり、見渡す
と、記憶にある天上山山頂の祠がある。この先の道を下り、天上山展望台へ
と向かう。
天上山展望台から
河口湖畔へ
 展望台に到着したが、雨のため、ロープウェイは動いていないし、人っ子一
人いない。あの雄大な富士山も見えない。「紫陽花ハイキングコース」を下る。
 太宰の碑があるナカバ平も、私たちだけ。更に丸太階段を下り、護国神社
に出た。前回、河口湖駅から来た道の先へと進んでみる。少し行くと、左手
に崖を降りる階段が見える。「河口湖畔へ7分」の道標があるので、この急階
段を恐る恐る降りる。崖に沿って折れ曲がった階段の行く手に、湖が見えた。
右手の建物のガラス戸越しに小母さんが見えたので、日帰り温泉・温泉寺
夢殿への歩き方を聞く。マップをくれて、「歩いて15分位。駅までは、温泉から
歩いて20分。お風呂に入って綺麗になったら、タクシーで行ったら。」と。
日帰り温泉
温泉寺・夢殿
 湖畔を周遊する道を探し、富士レークホテル、交番とポイントを通過。交番
で左折し、交差点の手前に、夢殿を見付けた。ネットで見付けて割引券を
コピーして来たので、一人200円ずつ安くなった。
 展望サウナや数種の露天風呂を徘徊し、温泉を堪能した後のビールは最高
だった。雨は本降りになっていた。レンコート上下を着込んで、河口湖駅を目
指す。フロントで道を聞いたのに、間違えて右に進み、河口湖大橋に出てしま
った。慌てて引き返し、相棒の言う道を走る。17:14発の電車に乗れるでしょ
うか? ほろ酔い気分で良かったのに・・・。
河口湖駅  間に合ったー! 駅で切符を買って、電車に乗り込む。電車はこの時間は
1時間に2本しかないから、乗り損ねたら30分も待つところだった。
大月駅  特急のホームには人が少ない。電車が雨で遅れているので、先に出る「高
尾行き」に殆どの人が乗った。迷った末、新宿までなら特急の方が早いだろう
と、甲斐路122号に乗ることにした。特急料金900円の価値があったかは疑
わしいが、リクライニング・シートで寛げた。
新宿駅  特急を降りたホームから中央線に出るのに迂回させられて、随分遠回りだっ
た。しかし、階段を下りていたら中央線が来たので、直ぐに乗れた。ラッキー!
東京駅  東京駅で駆ける様に、京葉線へと急ぐ。これがまた遠いんだ。歩く歩道も
じれったい。デズニーランド帰りの客達が溢れていて、歩き難い。リュックを背
負いながら、エスカレーターを駆け下りた。まだ、電車は入線していない。
座れたー! 終点まで居眠りして行こうっと。

《みっふぃーの豆知識》
植物の葉の付き方: ネットで調べてみました。
             HP ”このきなんのき用語解説”より引用させて戴きました。
             http://www.ne.jp/asahi/blue/woods/words.html
対生 たいせい 枝に2枚の葉が対になってつくこと。
互生 ごせい 枝の両側に1枚ずつ葉が交互につくこと。
束生 そくせい 枝の先端から複数の葉が束になって生えること。
輪生 りんせい 枝の1カ所から3枚以上の葉が輪を描くようにつくこと。

《みっふぃーのひとり言》
 天上山ハイクで見掛けたハイカーの道を辿りたいと、三つ峠登山を思いついた。会長さん
がおっしゃるには、三つ峠は裏から登るのだと。ネットで調べたら、河口湖駅からバスで
三つ峠登山口に行き、そこが登山口だそうだ。表登山ルートは三つ峠駅から4時間掛かる
らしいが、裏ルートなら1時間20分。バスで標高1240mまで行けちゃうので、楽チン。三つ
峠山の最高峰、開運山からは府戸尾根で天上山まで下ることにした。
 三つ峠山までの登り道で、レンゲショウマに会えるらしい。木無山は花の宝庫で、マツム
シソウのメッカ。沢山の高山植物との出会いが期待出来そう。
 生憎の曇天で、富士は拝めそうにない。三つ峠は富士見の最高ポイントなのに・・・。
屏風岩では、ロッククライマーが天気を気にしながら壁を上り下りしていた。こんな天気に
物好きなと思いながら眺めていたが、雨の中を歩き回っているハイカーも物好きか?
 府戸尾根を歩く人は無く、みんな三つ峠登山口のマイカーに戻って行ってしまった。
淋しい山歩きとなってしまったが、小雨降る中、静かな山歩きを楽しめた。高山植物も独り
占め? 憧れのレンゲショウマにもやっと会えたし、いつかまた、花達に会いに来たいな。
                                         2004.8.9記
 多くの花々に出会った後、その名をネットで調べても、中々ヒットしない。山野草、高山
植物にも、ますますハマッテしまう。当分、山歩きは止められないワイ。今日も朝から、花の
名調べで始まった。暢気なみっふぃーの夏休み。           2004.8.11記
 次回は、屏風岩・八十八大師・達磨岩の表尾根を歩いてみたい。帰りに立ち寄る温泉は、
三つ峠グリーンセンター(http://www.fujigoko.co.jp/nishikatsura/green/ )内に、
「ふれあい館」というのがあるらしい。今日は、地図をやっとUP出来た。   2004.8.12記


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